先日、
「射精管理」を主なテーマとするブログから相互リンクの依頼がありました。
なかなかオモシロそうです。
正直なところ「射精管理」というキーワードが、僕の中ではあまりピンとこない概念だったので、この種のサイトやプレイにこれまではそれほど関心が持てませんでした。
もちろんこれの大好きなM男性は多く、カテゴリーとして巨大な市場を形成しているのを知ってはいましたが、リンクを依頼してきた管理人さんがS女性だったのでちょっと意外でした。
しかしよくよく考えてみれば、男側から射精管理を望む意味不明さに比べると、女性が男の射精管理をして楽しみたいという気持ちの方が自然なのかもしれません。
特にS女性にとっての射精管理は、SMよりは親しみやすいジャンルのようです。
確かに鞭で打つ行為よりは手軽に、それでいて精神的にも肉体的にもより深く「男性を支配している」という醍醐味が味わえそうなプレイ(ツール)ではあります。
これをご縁に、この問題について少し真面目に考えてみたいかなと思っています。
そんな大袈裟にかまえるほどのことかって...^^
男性マゾヒズムは、女性に支配され服従することで性的な快楽を得る心理的なメカニズム。
肉体的&精神的な苦痛を受け入れ、羞恥や被虐感に悶える。
だから女王様によるM男の調教では、全ての行動が管理されることになります。
したがって、自慰行為さえも規制されることは初期設定で含まれていた。
ところが近年、射精管理だけが独立したカテゴリーとして一人歩きしているような印象があります。
以前はこの「射精管理」という四字熟語は存在しなかった。
CFNM(着衣女性&全裸男性)のように、日本においては比較的新しい概念です。
これについては
頭脳性感 にも、
日本初の射精管理というエントリーがありますが、ネットの普及とともにこの言葉が登場したのは1990年代に入ってからのようです。
昔のSM雑誌にも「射精管理」そのものをテーマとする小説やイメージはみかけなかった。
ただ、奴隷が女王様にお願いしてオナニーの許可を頂くとか、女性の手や足によって強制的に逝かされてしまうというかたちで、SMプレイのプロセスの中に射精管理があらわれてきます。
言葉としての定義はされていなくとも、古くからメニューとしては存在していた。
しかしオプション的な位置づけで、射精管理がメインになることはあまりなかったと思います。
(少なくとも日本においては... 西洋では男性貞操帯が古くから考案されていた)

貞操帯(Chastity Belt)をつけられ、その鍵を持つ女性の存在自体が、射精管理の喜びです。
鍵を持つ女性はキーホルダーと呼ばれ、射精管理の象徴としてM男の心に突き刺さっている。
支配されているというその事実と相まって、貞操帯の装着感は、いつ許されるかわからない射精の時まで継続する、マゾヒズムにおける最大の官能ではないでしょうか。
女王様のお許しを得てからオナニーするのがM男

だけど射精は許可なく逝っちゃうことが多い(>_<)
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■ 罪と恥 ■ いかせて下さい女王様■ もし、アムロがマゾだったら?

憧れの貞操帯 CB-6000
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言葉による調教でなく、顔の見えない相手からの文字調教の一つとして……。まぁ、貞操帯は昔からあったんだから、やっぱり気のせいか。