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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

京マチ子の「痴人の愛」 



 僕が生まれる前の映画なので、リアルタイムでは見ていない。

 そんなこといってたら、原作小説だってはるか昔の作品で、自分にとってライブ感は全くないのに、銀幕のファンタジーというやつは、不思議なリアリズムを脳内に投影してくれる。


DWHlKlDVMAAatkj.jpg


  

 ご冥福をお祈りします。





■ 痴人の愛


■ 山田詠美「賢者の愛」



[ 2019/05/15 18:39 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(2)

そうだ!令和になったから、SMクラブに逝こう! 

 最近は、電話をかけて予約完了したなら、自分でホテルを手配して待つというスタイルが多いのでしょうか

   ↑ 知ってるくせに白々しい(>_<)

 一昨日の記事で触れた Lola Ruin 女王様のサイトで背景動画として使われていた元ムービーリソースを見つけました。苦労してダウンロードしたので、ぜひご覧下さい!

Mistress_Lola_Ruin.jpg
    ↑ 画像をクリックするとノーカットの動画がご覧になれます(たぶん)

*音声あり注意!


 スタイリッシュな映像に音楽との親和性など、すギョく〜いいー(>_<)

 この女王様はフリーランスで活動されているらしいので、客はまぞメールなどでコンタクトをとってから待ち合わせというスタイルなのでしょう。

 日本でも女王様とどこかで待ち合わせて、同伴でチェックインするというパターンが時々あるけれど、昔みたくフロントでの対面受付とか、貧乏くさい待ち合い室での気まずいムードや、どこが「豪華」なんだよ?的な調教ルームへ案内されるという形式が、今となっては懐かしい。

 最近の海外SM倶楽部事情は詳しく知りませんが、20年ぐらい前に逝ったニューヨークのSMクラブでは、マジ本物の豪華受付と、超マジ豪華プレイルームが甘美、もとい完備されていて驚きました。さすがアメリカだべや。

 実際のプレイに関しては、海外もほとんど日本と同じ。カウンセリングが普通にあってシートにNG項目などを記入し、最後にサインするという部分が当時は新鮮に感じた。

 それにしてもこのムービーは、女王様が到着するまでの緊張感や、これから始まる非日常的なファンタジーへの期待感を演出する構成が巧みです。

エムさん


 なかなかいいムードでセッションも始まるんだが、最後は怪しげな器具で寸止めプレイ。

 これがあるから「Ruin(=オーガズムが台無しになる)」女王様というワケなのかい(>_<)

 しかし、これがプロモーション映像として成立するからには、そういう需要?を見込んでのことなの?

 射精寸前までは逝かせてくれるプレイだから微妙な気がするが、このあいまいで言葉に出来ない部分を、「あのムービのようにオナシャス」とリクエストできる人は幸福だ。

 お膳立てがすでにそろってる。

 だけどね〜... あの「器具」が不気味なので... 僕はパス。

 まぁ、射精なんかしたくネ〜し、別にいいんだけど...  (可能であればしたいケド

      器具でなくて、足古希がいいなぁ  (。。)☆\バキ

 
 
 





[ 2019/05/02 12:18 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(3)

映画「沈黙 -サイレンス-」 

かみさまへの手紙


 映画「沈黙」を観てきました。


 高校時代に遠藤周作の原作を読んでいましたが、好みのタイプの作品ではありませんでした。

 「神様なんていないんだよ」といったようなお話で、救いがない。

 この映画を観て、昔アメリカでベストセラーになった有名な絵本「かみさまへのてがみ」を思い出しました。

 世界中の子どもたちが神様宛に書いた手紙のコレクションで、原書にはない葉祥明のイラストと谷川俊太郎の訳が実に素晴らしかった。
 
 例えばこんなのがあります。

 かみさま あなたって ほんとに いるの? 

 そうは おもってないひとたちも いるわ

 もし ほんとにいるんなら 

 すぐに どうにか したほうが いいわよ
  

                          ハリエット・アン



       谷川俊太郎・訳(サンリオ刊)


 大人になってしまうと、考えもつかない、言えないような迫真の表現の数々。

 谷川俊太郎の訳もネリリし、キルルし、ハララしている!


 もし しんだあと いきるんなら 

 どうしてにんげんは しななきゃ いけないの?




 スコセッシ監督がこの絵本を知っていたかどうかわかりませんが、テーマに深く関わってくる問いかけです。

 もう一つ、「マゾ花」的に考えさせられたことがあります。

 踏み絵を踏まされるシーンが何度も出てくるのですが、本心では「したくない」ことを「やらされる」感には、それがどんな行為であれ、なんとなくマゾヒスムに通じる部分があるような気がするのです。

聖セバスティアヌス

 マゾヒスムの古典的な、そして有名な解説に、被虐者が自己防衛のために用いる精神的なシステムとして発達したというのがあります。

 まるで宗教のように女王様を崇拝するマゾヒスムには、お許しを乞うという行いに、キリスト教との共通項があるように思われます。

 僕は神様は信じていないですが、女神様は信じてみたい。

 それが菩薩観音でもなんでもいい。

 女王様は、最終的には僕のことを裏切らない。

 そんな妄想を抱いているわけですが、何か問題ありましたでしょうか?、

 裏切られてもなおかつ萌えるマゾヒスム。
 

 本日も「マゾ花」にお越し頂きまして、ありがとうございます。


 
 いけないぼくのことを しかってくれる 

 じょうおうさまは ほんとうに いるのかな

 あしや おしりで ふんでくれるかな?





[ 2017/03/06 19:56 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(5)

映画「毛皮のヴィーナス」を見て 

毛皮のヴィーナス_フライヤー

 内容は原作小説の映画化ではありません。

 マゾッホの原作を舞台化しようとしている演出家(兼脚本家)と、そのオーディションを受ける舞台女優の物語です。

 ストーリーは主演二人のダイアローグのみで進行する対話劇で、オーディションで使われる台詞は原作の文言から忠実に再現されています。

 だから原作を知っているかいないかで、かなり印象は異なるものになりますが、それがいいのかわるいのか、どちらが面白く感じられるかは正直わからない。

 原作を読んでいなくても楽しめますし、先に原作を読んだからネタバレになるということもありません。

 しかし原作を知らないと損をするネガティブな面 が多いとは言えそうです。


毛皮を着たヴィーナス(河出書房新社)このアイテムの詳細を見る


 僕は個人的には、偉大なるマゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」をダシにして、悪意はないにせよコケにしているかのような印象を受けましたけれども、ある意味では「期待どおりに」僕の期待を裏切ってくれました。

 つまり「見た後で失望するんだろうなぁ・・・」という予測は外れたのです。

 予想に反して面白かったし、違和感なく作品世界に入っていけたのは、僕がまがりなりにもマゾヒストであったことの証であったと思えます。

 映像的にも「今風」で、21世紀の今日、見るべき作品として位置づけられる傑作でした。

 ポランスキー監督を見直しました。

 僕は原作を過去30年間で10回以上は読み込んでいましたし、英訳も読み、最近はSardaxの新訳でも再読し、そのついでにまた日本語訳も読んでいました。

Sardax電子ブック「毛皮を着たヴィーナス」表紙 Sardaxの翻訳本(電子ブック版)

 この作品への思い入れが相当強く、今回は気合いを入れて見たのでした。

 僕としてはこの映画を「シナリオ」として楽しむことが出来ましたし、それはオプションのようなものであったけれど、この作品に関して言えば重要な要素となっています。

 一般的に原作本を読んでからその映画版をみると、多くの場合失望する可能性が高い。

 しかし、冒頭で述べたように「原作の映画化」ではないのでその心配はないでしょう。

 かなり巧妙に換骨奪胎され、原作の持つ世界観の鮮やかな映像化に成功しています。

 小説「毛皮を着たヴィーナス」はまず文学作品として素晴らしく、そのよさを堪能するには、ヨーロッパの文化や芸術、歴史的な背景知識や教養が欠かせません。

ティツィアーノ「鏡に向えるヴィーナス」
鏡に向えるヴィーナス
この絵画も映画にチラっと(複製画の絵はがきとして)登場する

 そもそも原作の持つ醍醐味とSMの世界観への理解抜きには語れない部分があるので、小説を読んでおくことが必修科目ではないにしても、選択科目として履修しておくのが望ましいのは確か。

 マゾッホはペダンティックな文体、作風を持つ作家ですが、ロマン・ポランスキーにも似たようなところがあります。

 この映画の装置としてのステージ上で展開される劇中劇の構成は、演劇の手法としてはおなじみのスタイルで、そこはシェークスピアの時代から変わっていない。

 しかしここで新しいのは、マゾヒストがSMプレイの中で常に行っている自分自身の「劇中劇」が加わっている点です。

 入れ子構造が3つになっている。観客である僕たちは・・・

1. まず映画で展開する普通の(ひとつ目の)お芝居を見ます

2. それを演じる映画俳優はいわゆる劇中劇(2つ目)の中でワンダとセヴェーリンを演じる。

3. その純粋な「劇中劇」の最中に、予期せぬ支配と服従という第三の舞台が造り出される。


 ここら辺りの演出が実に見事で、SMクラブなどで普段(恐れ多くも)女王様を演出した経験を持つマゾヒストであれば、なるほど!我が意を得たりと膝を打つでしょう。

 マゾヒストは、この映画の主人公トマ(マチュー・アマルリック)のように、あるいは「毛皮を着たヴィーナス」のセヴェーリンのように、崇拝する女性に支配されているようでいて実は支配し、演出しているのです。

 それは茶番劇のようでありながら、実人生と演劇の確実な、それと同時に曖昧なボーダーラインを実感する瞬間でもある。お芝居を鑑賞している時の異化効果は、SMプレイの時にも作用している。

 女優に関しては最初の頃、いや既に映画製作発表時から「なんだこのキャスティング?」と失望して、映画を見ようとするモチベーションを一段階盛り下げてくれたエマニュエル・セニエ(監督の奥さん)でしたが、その最初に感じていた僕の、いや他の多くの観客も感じたであろう嫌悪は、映画冒頭でトマが感じたものと同じです。オーディションを受けに登場したワンダを見た時に演出家として失望した感情と同じでしょう。

 それがいつのまにやら、観客視線でもトマと同じように彼女の虜となり、精神的な奴隷として堕ちていくのを追体験できる。

 理想と現実。

 支配しているかのようで、実は支配されている。

 いや、支配されていると思うのは妄想なのか?

 リアルとファンタジーの境目を行ったり来たりしているうちに恍惚となっていく。

 力の反転の美学。

 そういう意味では、「ヌける」手応えがありました。

 自分がマゾヒストでなければわかり得ない部分かもしれません。
 
 マゾであればこそ、味わい深い感動と理解ができたような気がします。

 つながっていなかった「服従回路」がつながった。

 この映画はけして変態向けとは言えないけれど、まともというにも少し危ういものがある。

 変態趣味のない健全な人であれば、毛色の変わったラブストーリーと評価してくれるのでしょうか。

 限りなく変態に近いノーマルな人にはうってつけとは言えると思う。

 SMの微妙で深い世界を知ることで、見る人の感性がより豊かになる。

 このことは、見る人がノーマルであろうがアブノーマルであろうが関係ありません。

 なので普通の女性が見ても「女子力」を向上させてくれるであろうし、新人女王様はもちろんのこと、

 挫折しそうなアンポンタンでも、

 すでに「人気女王様」となられているベテランまで

 海千山千のS女性様にもぜひ見て頂きたい。

 もちろんM男には特選イチオシ映画です。

 ちなみに僕が観にいった時は、年末の平日の朝イチにも関わらず、いい感じのご高齢な夫婦や若い男女のカップルがいっぱい行列を作っていました。

 男一人は目立ちます(>_<)

 映画を見る前から「M男ひとりぼっちの公開羞恥プレイ」が楽しめますよ〜!
 
 ↑ イトーさんへ(^^)




今年の夏から一応は楽しみにしていた、という関連記事 

 ロマン・ポランスキー監督「毛皮のヴィーナス




毛皮を着たヴィーナス_ 表紙 Sardaxから贈られてきた書籍バージョン



■ 毛皮を着たヴィーナス マゾッホの原作小説について


■ マゾとサドはどちらがより変態か?
マゾvsサド

■ サドとマゾッホの会話

マゾマゾ:マルキ=ド・サドさんは、多少のMっ気があるでしょう?

サドサド:多少どころか、実はドMなんだ。



[ 2014/12/30 16:20 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(2)

ロマン・ポランスキー監督「毛皮のヴィーナス」 

毛皮を着たヴィーナス2014年映画

 これはもう見る前から必ず失望できると期待(?)できる。

 以前にも1969年に映画化されたバージョンのエントリーで述べたように、原作の小説に深い思い入れがあればあるほど、映画化された作品への失望は大きくなるという方程式は普遍です。

 もともとロマン・ポランスキーの映画はあまり好みのタイプとは言えず、その彼の三度目の奥さんである主演女優にも魅力が感じられない。

 というのは僕の偏見の入り交じった所見で、一般的には優れた映像作品であろうと予想されます。

 マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」をベースにした脚本で、どのような演出がなされるのか。

 マゾヒズムの新解釈が期待できるのか? そういった興味は尽きません。

 ところで、日本公開版のビジュアル・イメージには少しドキッとさせられて、ある思い出が蘇りましたので、今回はその哀しいエピソードについて触れてみたいと思います。

 一昨年、眼鏡(遠近両用)を新調したのですが、その翌日、シオラの周年パーティの2次会か何かで六本木のクラブに朝霧リエさんたちと行った時のこと。

 そこで、ある女王様にお立ち台のステージへと引っぱり出され、一緒に踊らされたのです。

 そういうのは苦手だったんだけど、女王様にバツの悪い思いをさせるワケにもいかず、

 僕は仕方なくデスコ」風 ダンスを踊りました。 

サタデーナイトフィーバー

↑ その時点ですでに女王様はバツの悪いをしてるっちゅう〜の!


 僕はノリは悪いけれど、マンボと、ブギウギダンスは踊れるんです!

 そのうち、ノリノリになった女王様が僕に馬乗りになったり、ちょっとSMっぽい振り付けで絡んできたりしたので、こちらもエキサイトして、というか空気を読んで自分の踊りを

 70年代デスコ から、90年代の Hip Hop・スタイル へと

 ヒート・アップしてみたら、ちょっと首を激しく回しすぎたはずみで眼鏡がフロアーに落っこちた。

 すかさず不幸なタイミングで女王様の足で踏まれてしまい!まさに映画のポスターのように眼鏡のレンズが砕かれたのです。

 もう20年以上愛用しているスイスフレクスというメーカーの、軽くて壊れにくい素材だったのに、木っ端みじんでした(>_<)

 僕も女王様も一瞬で素に戻り、彼女がステージ上で恐縮しきりに謝ってくれるので、僕は平然を装い(心の中では泣きながら)「まあ、これはなかったことにしましょう」と、また踊り続けたのでした(>_<)

 相手が女王様でなかったなら、つい恨み言のひとつでも口に出そうな局面ではあったのですが、意識的にスルーしました。

 この時の心情は実に複雑で、新調したばかりのお気に入りの眼鏡が壊れたことのショックと、それと同時にお気に入りの女王様の足で踏まれて壊されたことへの官能的な思いが入り乱れ、なんとも忘れがたい夜となりました。

 マゾヒズムって、こういう時にお買い得ですよネ!って、なんのこっちゃ(>_<)

 別にまぁ、どうってことのない思い出です・・・

 もう忘れてたんだけど、このポスター見てふと思い出しちゃった。


 どうでもいいか、そんなコト。



[ 2014/08/06 15:05 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(2)

ショウほど素敵な商売はない 

ショーほど素敵な商売はない

 SMプレイとは、M男のマゾヒズムを見せるショータイムみたいなものだと思う。


 ♫ 「マゾほど素敵な性癖はない ♪ 」


  メイクアップにコスチューム、鞭やハイヒール、ライト、女王様が準備をしている

  頭痛に動悸に、胃の痛み、全てに気を遣う 

  セッションが近づくと、高鳴る胸の鼓動

  マゾほど素敵な性癖はない! 全てのことが現れ、全てのことが消える

  どこにもない幸せ、光があふれている

  マゾヒズムに生きる人々よ、女王様の笑顔、苦痛に耐える喜び、恥を超えて輝く

  涙をふくと見えてくる、さあ、マゾを続けよう

  マゾほど素敵な性癖はない! 全ての変態の喜び、全ての変態の哀しみ

  何でも叶えるセッション、光があふれている

  マゾヒズムに生きる人々よ、女王の笑顔、苦痛に耐える喜び、恥を超えて輝く

  涙をふくと見えてくる、さあ、マゾを続けよう マゾを続けよう!

 
マゾほど素敵な性癖はない!

 観客である女王様を楽しませることが出来れば、これほど素敵な性癖はあるまい。

 
 それでは皆さん、またお会いしましょう。

日曜洋画劇場 淀川長治

 サヨナラ、サヨナラ、 サヨナラ!




 ■ マゾで行こう!
イージーライダー

■ 小津安二郎 「麦秋」



紀子 : ねえおばさん、本当に私みたいな売れ残りでいいの?

たみ : へ?

紀子 : 私で良かったら...謙吉さんの女王様に...

(中略)

たみ : 紀子さん、パン食べない? アンパン。

  あ、ついでに
鞭でも打ってみる?




■ SMクラブの仁義 マゾヒストの道化芝居が始まる・・・お楽しみはこれからだ?




[ 2014/06/08 12:09 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(4)


プロフィール

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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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