FC2ブログ

マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

春川ナミオさんの個展 

 寺山修司の「不思議図書館」という本に、春川ナミオさんの名前が出てきます。

 さすがに絵までは紹介されてないのが残念ですが、僕の手もとにある初版(1981年発行)の p.131には、以下のような記述があります。

 (...略)沼正三や春川ナミオは、私の快楽嗜好にも、かなりの親しみを感じさせる(略...)


「サディズム画集の中の馬男たち」と題する章で、カルロや、Bernard Montorgueil などのフランスのFemdomアーティストや男性マゾヒズムに関する言及があり、なかなか興味深い。

 「奇譚クラブ」の熱心な読者としても知られる寺山は、1970年代後半から80年代初めにかけて、ヨーロッパを中心に「天井桟敷」の海外公演を毎年のように行っていて、そのついでに各国の古本屋を巡り、この「不思議図書館」に収蔵されるべきコンテンツを入手していたようです。

春川ナミオ個展_2019

 これまでになく画期的でゴージャスな規模と構成で、春川ナミオさんの個展が4月2日から銀座のヴァニラ画廊で開催されます。(4月11日まで)

 これに先立ち(ほぼ同時か?)豪華な図録がエディシオン・トレヴィル社より出版されます。

 本展はこの刊行を記念する祝祭的な意味合いもあり、豪華執筆陣による濃密な解説も素晴らしく、ファン必見の図録・展覧会と言えるでしょう!

 以下、ヴァニラ画廊のWebサイトより、あえて無断で、引用します(>_<)

 Incredible Femdom Art of NAMIO HARUKAWA
       ドミナの玉座、あるいは顔面騎乗主義者の愉楽  

 年、精神分析の領域にとどまらず、すぐれて政治的・思想史的考察の対象としても注目が集まる19世紀西欧近代の発明品「マゾヒズム」は、女性支配によるフェムドム(フィーメル・ドミナンス)というBDSMプレイの中核的な心性・文化として花開いた。

 日本においても、<顔面騎乗>という言葉とともに近代西欧文化とも異なる文脈の中から春川ナミオの独創的マゾヒズム画が登場。かつて寺山修司や団鬼六に賞賛されたその作品群は、マドンナを魅了し世界中のフェムドム&マゾヒズム・アート愛好家たちの神聖イコンと化したのである。

 本書は、春川自身の言葉に谷川渥、空山基、藤田博史、相馬俊樹らの論考を加え、1960年代初頭の登場以来半世紀以上にわたり活躍し続ける日本の性風俗絵画史上最も異彩を放つフェムドム・アート第一人者の真髄をあますことなく紹介する決定版である。


 もし寺山修司が生きていたら、この展覧会図録に、どんな解説文を寄せていたただろうか・・・

 
  春川ナミオ個展 「VÉNUS CALLIPYGE」  

 ◇と き 2019年4月2日(火)~4月11日(木)
      平日  12:00〜19:00  土日&最終日 12:00〜17:00
  
 ◇ところ ヴァニラ画廊 展示室A 
 
   入場料 500円 会期中無休





■ 春川ナミオ氏と会った日
春川ナミオと

■ 春川ナミオの芸術
PU_春川ナミオの芸術


■ 春川ナミオを虐める会
春川ナミオを虐める会


■ 顔面騎乗に市民権を与えた男
顔面騎乗



■ 試験に出る春川ナミオ

■ 春川ナミオの絵について・団鬼六

 
 






[ 2019/03/28 15:15 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(0)

藤田嗣治のニャンコの絵は好きだな 



 没後50年の藤田嗣治展に、この前逝ってきただよ。



 
[ 2018/11/27 15:05 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(0)

はだかの女王様 

アンリ・マティス

 横浜美術館で開催中の 「ヌード NUDE -英国テート・コレクションより」に逝ってきました。(6月24日まで)

 これは近年まれに見る、なかなか面白い展覧会でした。

 別にこれまで隠していたわけではありませんが、僕は女性の裸は普通(?)に好きです。

 だけど今さら言うまでもく、女王様は服を着ているほうがいい。

 昔、某SMクラブで「女王様は服をお脱ぎになりません!」等と書かれているコンプライアンスを目撃し、愕然とした覚えがあります。 そんなの当たり前じゃん(>_<)

 まぁ、SMの楽しみ方は人それぞれですから、とやかく言うのは野暮というものですが。

 そんな僕でも(仮性マゾだからかもしれませんが)心の奥では、女性の裸への憧れの気持ちを抱いてはいるのです。

   ↑ 何をエラそうにチョーシこいてんのヨ (。。)☆\バキ

 それはエッチな気持ちからではなく、純粋に美しいと思うから。

   ↑ 何をエラそうにチョーシこいてんのヨ  (。。)☆\バキ (。。)☆\バキ

 この展覧会では女性ばかりでなく、男性ヌードも展示されています。

 伝統的に女性美は男の視線から描かれてきましたが、ジェンダー・フリーの現代、斬新な構成でとても勉強になりました。

 絵画で目を引くのが、ジョン・エヴァレット・ミレイの「ナイト・エラント」

knight_errant.jpg


 裸の女性が木に縛られているのを騎士が助けようとしているの図です。

 西洋では珍しい「女性緊縛」がモティーフになっている 。(。。)☆\バキ

 この絵は発表当時、あまりにも過激すぎるということで物議を醸しました。

 近年のX線調査で明らかになったのは、最初、女性は騎士の方を向いて、目を合わせていた。

 後になって向こう側に顔を背けるように描き直されたのです。ナゼ?

 過激さを抑制しようとしたのでしょうか?

 その理由は、当時のモラル意識や空気感が原因のようで僕にはよくわかりませんが、結果的に描き直された方が、今にして思えばよりエロティックに、つまり過激になっているのではないのかな・・・、と思いますが、どうなのでしょう。

 ここで男女が見つめ合っていると、神話っぽくて嘘くさいよ。
 (だから、その方がセーフ)

 向こう側を向いていることにより、乙女心の恥じらいが強調され、団鬼六風の情趣が醸し出されるような気がする。

 近代以前の西洋絵画では、単独での女性ヌードはタブーで、神話や聖書、歴史的な背景と根拠がなければモティーフとして許されてこなかった。

 なので、騎士が乙女を救うという「まっとう」な主題だったのに、世俗的な羞恥心がより感じられるよう修正されたことの方が、僕にとっては奇蹟の変更に思えるのですが、何か問題ありますでしょうか?

 この描写は特に日本人の心に沁みたようです。

 当時この絵を見て衝撃を受けた日本人が、明治政府の公費留学生として渡英していた日本画の下村観山で、この絵画の模写を水彩で試みています。

下村観山

 この作品も今回の常設展で見ることができます。

 19世紀の英国画家フレデリック・レイトンが次のように述べている。
 
 「もっとも高貴なる創造が生んだ威厳と美 --- それが人体」

 その人体をもっとも印象的に表現できるのがヌード。

 服や靴、帽子などの小道具は必要としない。

 それに異議を唱えるつもりはないけれど、裸に小道具はあったほうがいいな、と思わせてくれるのがこの作品。

フィリップ・ウイルソン・スティア 座る裸婦
フィリップ・ウイルソン・スティア 「座る裸婦---黒い帽子」


 この絵を見た瞬間に「黒い帽子フェチ」になりそうな気がしませんか?

 もちろんヌードとの合わせワザではありますが、「人体の威厳と美を」強調するのは、ヌード以外の要素も重要であることの証と言えるのではないでしょうか。

ロダン・「接吻」


 オーギュスト・ロダンの代表作「接吻」の日本初公開が話題の企画展で、等身大を超える男女のキスシーンは、確かに、迫力あった。一見の価値はあると思います。



 タイトル通りの彫刻だけど、間近で見ると確かに「抱擁」という感じ。圧倒される。

 この作品だけ唯一、会場内で写真撮影が許可されていましたが、僕は撮影しませんでした。
 インスタ映えなんてしたくない。

  
↑ インスタやってねーくせに (。。)☆\バキ


 僕が知らなかっただけで、地味に凄い小品もけっこう来ていまして、例えば、同性愛を描いたホックニーによる素描(カヴァフィスの詩集の挿絵)や、バルテュス、キリコやポール・デルヴォーなど、ポピュラーな画家たちの意外な作品も集められた多種多彩なキュレーションには興味がつきません。オススメです!

 
展覧会概要・美術展ナビ


1-11.jpg

 

■ バルテュス展
バルテュス展フライヤー





【美術関連エントリー】


シュルレアリスム展

■ シュルレアリスム展  マゾヒズムとはシュールな世界である

鏡に向えるヴィーナス(T)
■ ティツィアーノ  マゾッホも敬愛した「鏡に向かえるヴィーナス」



ブルーノ・シュルツ

■ ブルーノ・シュルツ  知られざる「近代マゾ絵画」の巨匠


tamara_01
■ レンピッカ展


エリザベート2
■ 怖い絵


小柴垣草子
■ 平安時代の足フェチ



■ サージェント「マダムX」



■ 三島由紀夫の愛した美術





[ 2018/05/03 16:27 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(5)

北斎とジャポニズム 

北斎とジャポニズム

 以前、「腰に手フェチ」について書いたことがありましたが、このポーズのルーツは、ジャポニズムにあったようです!

 それを発見したのはエドガー・ドガ。

 ドガは葛飾北斎の ↓ この絵を見て

手に腰

 そのインスピレーションから・・・

ドガ

こういうポーズを「再発見」したと思われるのです。 ↑ 

 なんだか知らないけれど、人類学的にも生物学的にも、女性が手を腰にあてているポーズは、男の心を動かすらしい。

omanko-ni-te.jpg

 不思議と「お○ンコに手をあてているの図」では、興奮できませぬ(>_<) 特にマゾは!

 NHKの番組「人体」的に言うなら、あるメッセージ物質がマゾヒズムの回路にスイッチを入れるのは、手が腰にあるポージングなのであって、

腰に手-1

 このポージングでないと逝けない。


腰に手-3

腰に手-5


腰に手-2



腰に手-6

 「絶対領域に手」フェチ
腰に手-4

 そういうことを分からせてくれる美術展が、現在、東京・上野の国立西洋美術館で開催中です。


 「北斎とジャポニズム」展  〜1月28日まで

 

tumblr_o70bqclVsT1qgnjaoo1_540.jpg
やっぱり、コレでないと。きちんと君臨して下さい!

 ノーマルな男性向け
 ノーマルな男性向けのサービス・カット。これは絶対領域的にいい感じなので。

 こちらはアブノーマル男性向け。 ↓
tumblr_oybutlaHAE1rm35woo6_1280.jpg
 女王様の左手の指先が、いい〜んですったら、いい〜んですぅ〜(>_<)


■ 女王様のポージング


【おまけ】

 今、自分の記事のリンク先のリンク先の動画が削除されていたので、YouTubeの元コンテンツをここでご紹介しますが、クリックすると表示制限の警告?がでて、そこで「YouTubeで見る」をクリックすることで、問題なく見られる(ハズ)です。
 
 見れなかったら、もう知らん。ごめんなさい(>_<)







[ 2018/01/20 11:46 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(4)

魂の人形師・夢覚さんの個展 at 新宿アマルコルド 

夢覚

 30代に入ってから独学で人形制作を学び、その十年後には名のある公募展に入選するまでに才能を開花させた彫刻家にして人形師、そして僧侶でもある夢覚さんの個展が、新宿のアマルコルドで本日から開催中です。

 彼女の経歴で特筆すべきは、緊縛師・有末剛が情熱を込めて縛った女性だということ。

 正真正銘の僧侶なのに、SMの話がわかるというか、話が早いというか、

 やっぱりお坊さんってエッチなのネ  (。。)☆\バキ  ていう感じ。

 札幌のギャラリーBAR・卍(まんじ)のママさんでもある夢覚さんは、今日と明日、アマルコルドにて在廊される予定です。


■ 人間国宝・有末剛


■ 伊藤晴雨  責め絵(女性緊縛絵画)のパイオニア!
伊藤晴雨フォト


■ 緊縛の芸!飛室イヴ女王様
withイヴ



■ 緊縛の文化史・日本人の知らない日本美
緊縛の文化史 表紙

■ マスター "K"の素顔に触れて
マスター



■ 女は縛ると美しくなる
 責め絵の巨匠・伊藤晴雨

■ 男性緊縛美
樹里ふぉとぐらふ




■ 椋陽児  女性緊縛イラストの巨匠!



■ 映画「縛師 Bakushi 」

■ 緊縛の女王・絹川文代


■ SMのクオリア


■ 緊縛の芸
女性緊縛_1




■ 緊縛事故について 僕自身のツラく悲しい思い出・・・について書いてみました(>_<)

現代緊縛入門



[ 2017/09/17 21:20 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(1)

魔女の秘密展 

魔女の秘密展フライヤー

 昨年、西日本を中心に巡回していた展覧会が、先週から東京の原宿ラフォーレで開催中です。

 僕は去年のゴールデンウィークに大阪展で見ましたが、とてもいい内容ですので、東京近郊にお住まいの方々には強くオススメします。

 純粋に美術展としてはもちろん、SMっぽい妄想の世界を少しでも知っている人であれば、よりいっそう興味深く鑑賞できるのではないでしょうか。

 SMの起源って何だろう?とよく考える。

 それは人間の無意識の起源にまで遡る膨大なテーマ。

 魔女という、いわば共同幻想を創り出した人間の群衆心理も、SMのルーツと繋がっているような気がします。

 弱い人の心が創り出す幻想の中に、魔女や女神が登場する。

 「女の子は悪魔だ」という詩もあったけれど、女王様というのは、恥ずかしがり屋のマゾヒストに魔法を使える魔女と言えるのかもしれません。

 魔女は女神にもなる。そんなことも感じました。



 子どもの頃はいわゆる「魔女もの」アニメをよく見ていました。

 それ以前から、マゾヒズム的な妄想や願望に親しんでいたのですが、これらのテレビ番組からも多かれ少なかれ、影響を受けていたように思います。サリーちゃんに鞭打たれたいと思わなかったけれど、サリーちゃんが股がる「ほうき」にはなってみたいと思ったりした。

奥様は魔女


 日本で魔法少女ものが流行したきっかけには、米国ドラマ「奥様は魔女」のヒットが背景にあるとされ、西洋の中世でスケープゴートの標的として弾圧された恐ろしい歴史の闇は全く知られずに、魔女のロマンチックなイメージだけが広まった。

魔女・火あぶりの刑
魔女裁判で有罪となった少女が火あぶりの刑に...のインスタレーション。リアルだ(>_<)


 今回の展覧会を見ると、魔女裁判に象徴されるダーク・ファンタジーの全貌が解き明かされ、現代にも通じる様々な社会問題、差別やイジメ、冤罪事件などの核心が見えてきます。
 
拷問椅子
10年以上昔にドイツの博物館で実物を見たことのある拷問椅子が今回展示されています。懐かしぃ...けれど怖い...


 グリム童話などでは老婆の姿だった魔女が、現代日本ではどういうわけか萌え系の美少女イメージに変貌した。魔男や男の魔法使いは登場しない。ヒロインとしての女性像に魔女の秘密があるのでしょうか。そこに男性マゾヒズムに繋がるミッシング・リンクもありそう。

魔女っ子メグちゃん
 やっぱりホウキになりたい(>_<)



 魔女の真実は、視野を大きく広げてくれる。

魔女の宅急便


魔女っ子ルイ子
原宿ラフォーレにこの写真 ↑ は展示されていない、はずです



「魔女の秘密展」

◆と き:2016年 2月19日(金)~3月13日(日)

◆ところ:ラフォーレミュージアム原宿 6F



[ 2016/02/27 08:00 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(0)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



さらに詳しく




【連絡先】

メールフォーム

励ましのお便りもどうぞ!





お世話になってます



ピンクの鞭





狂い恋う

ラシオラ

あやつきのブログ

tabooバナー

バロックバナー小















アシッド

花清バナー

ミストレス

パープルムーン

BarBAR

桃太郎バナー

美花バナー

大阪SMクラブ_Fetish_SM

マルチプル

アダルトグッヅビアンカ

テレクラ・ツーショットのイエローキャット

女王様の退屈しのぎ

ゲイMT



ちょいMドットコム

DUGA

麗雅

コルドンブルーバナー

プレジス

脳内快楽バナー

更科青色の思いつき(仮)バナー

女王鏡華の猟奇的人体実験室バナー

鏡花女王様-蜘蛛の巣

SM遊戯バナー

麗奈ブログ

ユリイカ

一年目の浮気

whipLogo

ピンククリスタル

アマルコルド

ヴァニラ画廊

SMペディア

奇譚クラブ

東京SMクラブ

女王様出会い研究所

女王様出会い研究所

名古屋ベラドンナ_涼子女王様のブログ

名古屋SMクラブBella-Donna愛瑠(エル)

アンモナイト

月別アーカイブ


【最近のトップ画像】

PU_mesen.jpg

PU_GTOP_Randam_01.jpg

PU_Yudit.jpg

アクセスランキング

[SMカテゴリー]

22位

アクセスランキングを見る


m(_ _)m


ランキング

SM名言集



みんな違って、みんないい


yaso―特集+ドール yaso―特集+ドール





ブログパーツ