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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

義務を果たしてこその服従 

えいちゃんコレクション_207

 珍しく春川ナミオ氏にしては、局部奉仕の絵です。

 ただ、この画面構成で、女王様の左足は、どうなっているのでしょうか?

 足首が男の背中の上に乗っているにしても、遠近感が少しおかしいような気がします。

 そんな不自然さも、気にさせないほど素晴らしい構図ではあり、魅了されます。

 女性が全裸なのに、男がワイシャツにネクタイというのも腑に落ちないところですが、おそらくこれは官能小説か何かの挿絵であり、そのような設定なのでしょう。

 ストーリーが曖昧な状況で絵だけを見て、物語を想像するのもまた悦びであります。

 春川の絵画には、鑑賞者のイマジネーションを巧みに刺激してくれる美意識が感じられます。

 この作品は、イタリアのフィレンツェ在住のとある高名な美術史家の紳士の手元に保管されていましたが、先日、地元の美術館に寄贈されました。

 展示に際して、ケネス・クラークという著名な英国人が作品解説を行い、カズオ・イシグロが日本語訳をしたキャプションが付されております。

207_キャプション

 春川ナミオは、日本のSMにおいて、マゾヒズムのルネサンスの勃興に多大な貢献を果たした芸術家であり、その功績はレオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵するでしょう。

 性的マイノリティのための文化遺産として、差別や偏見をなくすために必要な美術作品として、世界に、後世に受け継がれていかねばなりませぬ。





■ 顔面騎乗の美徳
Face sitting


■ 画像生成AIによるFemDom アートの可能性
LindaLegHump_4.gif


■ 芸術とぶらチンポ
ぶらチンポ4


■ 女王様が鞭を持っているだけで勃起する
Sardax美術の奇蹟 
 というレギュラー・コメンテーターつる氏の投稿で思い出した記事です・・・

 * 劣等感のマゾヒズム



[ 2023/05/01 11:17 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(2)

慎ましい春川ナミオ 




 顔面騎乗されれば、マゾでなくても勃起しそうなものだが、そうでもないらしい。

前にも書きましたが、春川ナミオ氏が描く顔面騎乗絵図には、勃起している場面はまず、ない。

 その理由については、春川さんご本人から伺ったことがあるけれど(奴隷は楽しんじゃダメ)それよりも、春川さんが描く顔面騎乗は、あまりにも強烈すぎて、苦しくて、興奮している場合じゃないっていう、ある意味でリアリズム的な手法のためかもしれない。

 この作品も、見たところ勃起しているようには、見えない。

 何もそこだけにこだわるつもりもないですが、例えば、Sardax や暗藻ナイトのように、リアルなペニス描写を得意とするアーティストが多い FemDom アートの世界において、このストイックな春川さんの筆致は、国宝か重要文化財になってもおかしくない美徳、美意識だと思うのである。


■ ぶらチンポ
ペニス散歩_3


■ 暗藻ナイトのコミック・マゾヒズムの覚醒
コミックマゾ_5




[ 2022/12/02 17:17 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(0)

幻の絵コンテ ⑤ 

復讐の檻_06

 高校時代からSMクラブ通いしていたとカミングアウトされたコメンテーターがいたが、あの時代にそれが可能であったということ、しかも港区民だったということは、かなり育ちがよろしかったのであろう。
 
 それでなくとも、十代で逝く勇気、その決断力に驚かされる。

 30歳過ぎてから遅咲きで逝った人もいるようだし、僕などは標準レベル?だったのであろうか・・・

 僕が初めて逝ったのは大学生の時だったが、悩みに悩ぬいて、やっとの思いで決断した覚えがある。

 本当に、逝ってもいいのだろうか?

 そんなことが許されるのか?

 いざ現実的に実行可能となった段階で、怖じ気づいていた。

 遡ればそれは、ショー学生の時から追い求めていた、人には言えぬ、見果てぬ夢であった。

 実際のところ、バイト代を積み立てた秘密の「M預金」だけでは足りず、親からの仕送りで補填。

 なんとか、やりくりしたが、それがまた罪悪感というか、ウシロメタくて・・・

 両親は僕が東京で勉学に勤しみ、立派な大人になることを願って、送金してくれている。

 そのかけがえのない、貴重なお金を、SMクラブで女王様に顔面騎乗されるために使うだなんて、誰がどう考えても、親不孝にもほどがある。せめて就職してから、自分で稼いだ初任給でまず親に感謝の気持ちの贈りものをしてからにすべきだった。

 これほどナサケナイ自分にも、良心の呵責ってもんがある。

 いや、もう良心そのものがない。しかし、両親はある。(イヤ、シャレでなくて)


 僕の青春時代は、特に何かに打ち込むという情熱は持てずに、その日その日を、何ものかに追われるかのように、それなりに、いや、かなり真面目に送っていた。

 ほどほど裕福で、比較的恵まれた環境にいて、何かに必死になりたかったのかもしれない。

 そして何となく、実態のわからない夢を情熱的に追い求めていたような気もする。

 そのような「表」向きの熱意とは別に、肉体的、精神的コンプレックスからくる、暗い負の情熱が、マグマのように噴出口を求めて、渦巻いていたのではないかと、今になってからは、思うのである。

 港区六本木での初めてのSM体験によって僕は、眩しい青春の喜びと、人生の苦悩に目を開かされた。



 アレ、なんのハナシでしたっけ?

 あ、「復讐の美尻」は、中古DVDがまだかろうじて流通しているようですので、見ようと思えば見れるかもです。

 この作品の監督は春川氏本人で、そういう意味からも見逃せない作品だと思います。




幻の絵コンテ ①

幻の絵コンテ ②

幻の絵コンテ ③

幻の絵コンテ ④





[ 2022/09/22 18:27 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(12)

幻の絵コンテ ④ 

復讐の檻_05


 しばらく中断していた春川さんの幻の絵コンテをご紹介します。


 これは昔、春川さん自らが企画され、北川プロからリリースされたビデオ作品「復讐の美尻」の原案のラフ・スケッチです。

 このスケッチブックは、絵としては未発表のものでして、次世代に伝えたい文化遺産として今回、初めて公開するものです。

 便宜上ラフという言い方をしてしまいましたが、とてもラフとは思えない、緻密な構成になっています。




幻の絵コンテ ①

幻の絵コンテ ②

幻の絵コンテ ③







[ 2022/09/17 18:00 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(2)

春川ナミオの日記シリーズ The Diary 

日記シリーズ_1

 時々、海外の読者から春川さんのイラストに関してお問い合わせを頂きます。
よくあるのが、絵の中に書き込まれているキャプションや、タイトルなどの日本語について。

 「なんて書いてあるの?」「どういう意味ですか?」という、質問をされました。

 絵の中では文字データとしてウエブ上では現れていませんから、コピー&ペーストで翻訳ソフトへ持っていけません。
 
 春川さんご自身による手書き文字もたまにあります。

 僕が「ダイアリーシリーズ」と勝手にカテゴライズしている作品群がそれです。

Diary_010.jpg

 この手書き筆跡の文言は、言うまでもなく、そこにいる女王様目線の日記です。

 時々、M奴隷視線とも読める場合もあって、興味深いものがあります。

Diary_03_20220825172446be3.jpg

 部分的に少ししか見えなくて、全文を読むことは出来ないのですが、だいたい予想はつく。

 この不完全性が、読み手にイマジネーションを発揮させてくれる機会となり、絵によりいっそうの深みを、美しい輝きを加えます。

 よくある「M男的台詞付画像」ではないけれど、この類いの文言には、思わず感情移入して引き込まれてしまいます。

 ほとんど文芸作品の世界に近くて、春川さんのまた別の一面を垣間見る思いが致します。

Diary_10.jpg





■ 春川ナミオの幻の流出原画
春川ナミオ_サン出版流出原画

 ■ 挿絵画家としての春川ナミオ
ダメ男M日記_01
 
■ 春川ナミオのストイックなペニス描写について
ペニスが強調されることがあまりない_1








[ 2022/08/26 16:34 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(4)

春川ナミオの幻の流出原画 

春川ナミオ_サン出版流出原画

 読者の皆様におかれましては、見たくもない僕の酷いマゾフォトに、そろそろウンザリされていらっしゃるかと思います。本当に申し訳ありません。

 ご不快な思いをさせてしまって・・・(>_<)

 こんなのをネットで公開するなんて、自分でも信じられず、後悔しています。
    (いや、シャレじゃなくてね)

 その罪ほろぼしというわけでもないですが、僕のお宝画像をご覧頂きたく思います。

 春川ナミオさんの未発表原画です。

 これは、おそらくサン出版かどこかの編集部から流出した、印刷前の版下原稿で、何らかの事情で使用されなかったのではないかと推察されます。

 春川さんのイラストがよく登場する普通の(?)SM雑誌のマゾ絵に比べると、ややインパクトが薄いというのか、別のエロスが感じられる。物語に寄り添う筆致なのでしょうが、女性の表情がいつもより優しそうに見える。

 官能小説の挿絵ですから、そこにまた独特の味わいがあって、春川さんご自身の情熱でもって、イケ逝けドンどんな調子で描く過激な顔面騎乗絵図よりは、少し上品な感じがします。

 そうでありながら、パーフェクトにエリックスタイルな顔面騎乗で、ご奉仕の舌も伸びてますよ〜コレは!

 見えてないけれど、大切なところは目に見えない。

 やはり、突き詰めて細かく見ていくと、妥協なきコダワリで責めの作品に仕上がっている。

 掲載メディアと調和するように、こういう描き分けができるという点においても、春川さんは偉大なるアーティストだったのだと、今さらながら感服させられるのでありました。



 ■ 挿絵画家としての春川ナミオ

ダメ男M日記_01
 
 





[ 2022/08/10 19:01 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(2)


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筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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