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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

思い出のラ・シオラ女王様 

彩月画伯「手マゾ」

 彩月画伯の絵画作品は、にぎやかな色彩表現に特徴があり、一見すると子どものお絵描きのようでもある。

 しかし、その視点は大人のそれであって、無邪気さの中に、深い心の闇をも照らす光が見えるのである。

彩月さんのブログのプレイフォト

 彩月さんはかつてラ・シオラで女王様をされており、【正述心緒】という彼女自身のブログでプレイフォトなども掲載しながら体験記を綴られていた。緊縛のスキルもなかなかのもので、本格的な吊りもこなした一方、ソフトなフェチプレイもお上手で、幅広い層から熱狂的な支持を得ていた。

 責め道具も手作りで、ペニス・ギロチンという、木製のCBT用ツールを自作されていた。

 僕はこれに憧れていて、絶対に「軽く踏む」「傷はつけない」「流血なし」というお約束で、プレイしたことがあるのでした。

 へたれマゾの僕が、何故そんな恐ろしいプレイに憧れていたのか?

 それはペニスに強い劣等感があり、屈折したヘンタイ妄想を抱いていたからであろうとしか言えない (>_<)


  
   彩ムーンは元気でやってるかなぁ。





 

[ 2023/10/16 17:03 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(2)

モダンな FemDom アート 

Loviante_02

 最近、ちょっと気になっている FemDom Art をご紹介します。

 
 教会らしきところへ奴隷を「持参」していく貴婦人の姿。

 これだけならどうということのないFemDom的な描写ですが、注目したいのは二人の前方(画面としては後方)の壁に見える、祭壇画のように圧倒的な存在感で迫ってくる大理石の彫像。

 数年前、イタリアのサン・ピエトロ大聖堂を訪れた時の記憶が蘇った。

 中世のイタリアにありそうな荘厳な様式で、神秘的とも、不気味とも言える雰囲気が祀られています。

 なにやら意味深な寓意も見えそうな、妖しい美しさが光ります。

 鞭を持つ女神?のような、その下に全裸で拘束されている男たちのレリーフ。

 教会でなく礼拝堂かな?

 僕のよく知らないアーティストですが、想像力を膨らませてくれるような作品。

 西洋美術の伝統をバックボーンに持つアーティストの作品は、ひと味違うと思います。


貞操帯の中で勃起している奴隷を女王様が見つめる

 同じアーティストによる別の作品です。

Loviante_01






[ 2023/09/22 17:23 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(2)

Fem-Dom Art の見方 

フェルメール「真珠の首飾りの少女」

 Fem-Dom アートはよくワカラナイという声を耳にします。同じようなことを絵画や現代美術においても、そのようにおっしゃる人も多い。

 僕は「正しい絵の見方」というのは、あってもなくても構わないと思っています。
 
 自分の目で見て、自分の心で感じることが叶えば。

 学芸員や画家を目指すような人ならともかく、趣味で美術鑑賞をする分には気楽に眺めるだけでOKです。

 アーティストの意図やテーマ、時代背景など気にしない。

 もちろん、ディテールを知っておくのはよいのですが、必須ではありません。

 ピカソやゴッホやフェルメールなど、ここ数年の日本で開催された美術展を見ていると、偉大な巨匠レベルの作品の横には、長い解説がついている。それらを熟読して、何かをわかったような気になって、結局は絵そのものを、自分の目ではきちんと見てはいない人もいるのではないでしょうか。自分がそうだから言うわけではないけれど、もちろん、そういう見方があっていいと思うし、むしろそれで普通かも。

 言葉では言い現せないから「絵で描いているのよ」というジョージア・オキーフの作品や、ジャクソン・ボロックの抽象絵画などは、いきなり見ても何がなんだかよくワカラナイ。

 でも何かを感じることはできる。「ワカラナイ」という感じ方も、一つの見方。

 明るい、暗い、不気味、楽しそうなど、解説文や他者からの推しコメントでなく、自分の言葉で何か感想をひと言でも言えれば、それで一つの立派な見方が達成できている。

 Fem-Dom アートに話を戻すと、ある特定の性癖や嗜好にのみ刺さる、限定的で狭いカテゴリーの絵が多いでしょう。多くの場合、自分が好きな妄想に沿ったイメージを追い求める世界だと思うのですが、「こんなの絶対に無理」っていう絵でも、強烈なインパクトがあり、いつのまにか惹き込まれる時があります。

 そのような感覚は、一般のノーマル・アート(ピカソ・ゴッホ・フェルメール)などにもあります。

 「なぜ自分には、この絵が刺さるんだろう?」と思える作品に出会えるのは、幸福だと思う。

Sardax_逆さ吊りCBT

 イギリスの Sardax のこの絵は、僕に胸騒ぎを与えてくれます。

 逆さ吊りなんて自分ではやってみようなどとは絶対に思っていなかったけれど、この絵を見て思わず、「今度やってみよっかな〜」と思わせてくれた。えへペろ (>_<)
 
 女王様の顔と、男のアソコがこれほど近い位置にあるのは滅多にないことで、しかも男の顔も女王様のアソコのすぐそばにある。女王様は男のアソコをじっくりと観察しているのか、微笑んでいるようにも見える。

 信頼関係がきちんと構築されている女王様となら、この展開には悪魔的な魅力があると思います。

 男の表情は恐れているのか、何かの期待に胸を膨らませているのか、彼が今この状況で何を考えているのかを想像するのも楽しい。

 我慢汁が滴り落ちているところからみても、この後でいったいどういう素敵な物語が始まるのだろうという妄想に、僕の胸もアソコも膨らむのです。







Bill_Ward_PenisWallkikng


欧米の「ぷらチンポ」










[ 2023/05/20 17:06 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(8)

Fem-Dom の輪 

Sardaxの絵をコラージュした表紙絵

  ニューヨーク在住の、Sardaxの友人でもある Fem-Dom 小説家が、Tomomi さんのフォト・コラージュを気に入ってくれて、彼といろいろチャットしているうちに、この画像が話題にのぼりました。

 女性が読んでいる本の表紙に、「春川さんのイラストが使われているみたいだ」と、僕が(勘違いして)解説してしまったあとで、Sardax が、「それワシの絵だもんね」と横槍入れられてしまいました。

 パッと見の印象だけでテキトーに口が滑ったのですが、後の祭り。

 確かによく見るとそうでした (>_<)

背表紙

 うろ覚えで既視感だけあったのだけど、おそらく Tomomi さんのことだから春川ナミオじゃないか?という先入観がありました。

 Sardax の絵も見慣れていただけに、印象がかぶって、記憶が混乱していたようです。
 (認知症の初期症状かも・・・)

 女王様が読んでいる本の背表紙(向って左側)の絵はコレだと思う。

虹使用の是非

 失礼しました。Mr.Sardax さんごめんなさい。

 それにしましても、ここで注目したいのは、女性が手で支えているように背表紙の領域にパス切って、レイヤー越しにペーストするという、画像加工の超絶スキル!

 まぁ僕の勘違いはご愛嬌として、特に問題にはなりませんでしたが、ここで話題になっていたのは、このような二次利用や画像処理の是非についてです。

 Tomomi さんの苦心の作ですが、この加工部分はほとんど注目されることはないでしょう。

 これが春川さんでもエリック・スタントンだろうと、どうでもいい世界ですが、Tomomi さん的にはそうではなかった。

 この絵に限っては、どうしても Sardax でなければならなかったのです。

 しかし、Sardax 氏におそらく使用許諾は得ていない。

 だから、ギリギリ、バレない程度に微妙に処理している?

 いや、もうバレても構わないという開き直りもあったかもしれない。

 まぁ、女王様が Sadax の絵本読んでいるってところが、レスペクトでありトリビュートなので、厳密には問題ないのでしょう。いや厳密にはあるのか?

 普段パクリまくっている僕が言うのもおこがましいのですが、理想としては、

 "Hey, Mr.Sardax, Could I borrow your piece ?" 

(やあ、サーダックスちゃん、ちょっと拝借しちゃってもノープロブレム?)とかナントカ、カジュアルにでもよいので、事前に確認ぐらいしておいてもよかったかもしれないけれど、してなくてもノープロブレム。

 意図的な二次創作として見ても一流の出来映えで、Tomomi さんのコラージュセンスの粋、そして驚くべきスキルには Sardax 氏も唸ってました。

 Tomomi さんのブログを読んでいれば、その純粋なマゾヒズムと崇高なる女性崇拝嗜好は理解できるので、フォト・コラージュという、新しいFem-Dom 美術の革新的な手法にとやかく言うべきではない。

 なかなかおおっぴらには表現できない心の闇の動きを、ITやCGの遠近法で光を灯す素晴らしい芸術作品です。

 Tomomi さんの作品でもう一つご紹介したいのがこちらです。

    ↓

春川ナミオの絵の入れ墨

 北川プロのパッケージにも使用されていたこの有名な代表作を、北川さんに無断で使用する勇気に敬服しますが、それより何より、背中に入れ墨で入れ込むというアイデアにはもう脱帽。

 この作品は春川さんが他界された時に投稿されたもので、究極のレスペクト・トリビュートでしょう。

 やや危なっかしいというか、微妙ですが、ニューヨークの Fem-Dom 作家氏は、谷崎文学を彷彿とさせる静謐なイメージだと絶賛しておりました。

 人によっては評価の分かれる見方もあるかもしれませんが、判る人には判る世界。

 女王様の「肥料になる」という日本近代文学が成し得たメタファーを、谷崎文学の暗喩が米国人にも理解されているのだという事実にも驚きでした。

 小説やイラスト、そして個人の妄想フォト・コラージュが、グローバルに世界中の Fem-Domの輪と紐づいています。



■ 試験に出る春川ナミオ
オリビア

■ 深いブログを楽しみながら・・・
tomomi_Img.jpg





[ 2022/12/16 17:06 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(8)

CGによるFemDomアート 



 すでに10数年前から、コンピューター・グラフィックでのエロティック画像や動画は登場してましたが、どうも僕には、イマイチ入り込めない世界でした。

 当時、スペックの低いPCでも走る3D画像の作成ソフト(Poserとか?)が普及しだした時期で、あまりリアル感のないエロ画像という印象があった。

LindaLegHump_2.jpg

 しかし、そこで描かれているシチュエーションには、実画像顔負けのキワドいシーンもあります。

 実際の演技や演出では実現の難しい羞恥プレイをCGでやってのけたのかもしれない。


LindaLegHump_3.jpg

 特にここでご紹介するクリエイターは、女性の脚に自分のペニスをこすりつけるようにしてシコシコするのがお気に入りのようで、判で押したように毎回このパターンの画像をシコシコ制作してはアップしておりました。

LindaLegHump_4.gif

 実際にはやれないぐらい恥ずかしい、SMクラブでプロの女王様にお願いしても断られる可能性の大きいプレイなのでしょうか。

 だから、仕方なくCGで表現する。

 自分の夢なんだったら、素描でも水彩でもいいから、力強く自分の手でしっかり描けばよいのに!とも思うのですが、コンピュータやアプリケーションの力を借りなければ描けないくらいナサケナイ幻想なのか・・・

 しかし、であるがゆえに、よりリアルに、より妄想的?な筆致を実現しているとも言えそうです。

 女王様の見ている目の前で、オナニーをするという普通で平凡な?ヘンタイ願望が、CGの冷静な描写によって独特なヴァーチャル・リアリティーに変換されているように感じました。

Harolds.jpg


 ややぎこちない動きや、キャラの演技?には、独特のそそるものがあったような気もします。

Leg_Humping.jpg

 この人はナマ脚よりかは、ストッキングを履いた脚の方が好きみたいです。

Stocking Leg_Humping_Humiliation

 やったことないんでよく知らんけど、その方が摩擦係数が大きくて、気持ちいいのでしょうか。

 別にやってみたいとも思わんが・・・女王様からご命令されれば、やぶさかではない。 


Leg_Humping_2.jpg

Erotic_Computor_3D_Graphic.jpg

 このクリエイターのもう一つのお約束は、必ず最後に射精の描写で締めくくる。

 それが、あまりにも非リアルで余計にナサケナイ感が醸し出されている。

[ 2022/11/11 12:07 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(0)

グエンドリンの冒険 

グエンドリンの冒険

 ジョン・ウイリーの代表作にグエンドリンの冒険というのがあります。


 金髪でグラマラスなグウェンドリンは、親の遺産で細々と田舎に暮らす世間知らずな少女。

 彼女がさまざまな困難に巻き込まれながら、悪漢に拘束され虐められるという、典型的なボンデージ・コミックです。
 
 この物語の悪役でグウェンドリンの最大の敵が、髭をはやしたチビの三流貴族、ダーシー卿 (Sir d'Arcy)。

グエンドリンの冒険


 英国のSardaxは、この古典的な素材をもとに 換骨奪胎した「グウェンドリンの復讐」というシリーズを描いています。

グエンドリンの復讐_01

 本来ならば、S男的キャラのダーシー卿を、M女ではなかったけれどもかよわき乙女的なグウェンドリン嬢が支配して虐めるという、これまた典型的な逆転の構図が描かれる。

 古典的・伝統的な Fem-Dom ファンタジーの王道をいく物語が、Sardax の見事な筆致で楽しめます。


グエンドリンの復讐_02

 この絵では、ペニスに紐をつけられているようで、ぶらチンポの伝統を踏襲しているように見えます。

 原作のファンが見たらどう思うのか微妙ですが、S男性なら憤慨するのでしょうか。

 FemDom嗜好で、元ネタのダーシー卿がS系だと知っていれば、この構図はたまらない。

 これも言い方を変えるといわゆる「二次創作」あるいは、パクリの一種という見方もありえるのでしょうが、原作をリスペクトした、新しいオリジナリティという見方も可能だと、僕は思います。

 まぁ、パクリばっかりやって自己満足してる僕が言うのもおこがましいとは思いますけど、Sardaxのこのやり方は筋が通っていて、粋だと感じる。

 仮にパクリだとしても、その手法、見せ方に巧みの芸があり、感動させてくれる。

 彼は一流の芸術家・画家だと思う。



【関連エントリー】

■ Sardaxの世界







[ 2022/09/10 09:00 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(4)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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