fc2ブログ

マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

視線責め 



 今さら言うまでもなく、SMには、いろいろな責めのスタイルがある。

 特に道具を使わず、誰でもすぐに出来そうだけれど、難しいのが言葉責め。

 下手するとコメディになってしまうので、やはり経験というか習熟は求められる。

 言葉(台詞)そのものより、タイミングとか口調なども重要なんだ。

 それとの合わせワザみたいなものですが、僕は視線責めが大好き(>_<)

 わざわざカテゴリーを立てなくても、皆さんも無意識にやってるでしょう。

 
↑ 「ヤラれちゃっている」っていう意味でね


ヘラクレスとオンファレ

 しかし、SMクラブのプレイメニューには、載ってない場合が多い。

 オプションにもないし、そんなもんにわざわざ追加料金払う気になれない人もいるだろう。

 だからこそ、深堀りして、濃密な時間となるまたとない機会でもある。

Torture_of_Line-of-sight.jpg

 簡単には説明できない魅力が潜んでいる。

 まさに目は口ほどにモノを言う。

 セッション中に、マゾが何かドジ踏んで、女王様から

 あらあら

 とでも言われんばかりの表情に、激萌え〜してシマウマ(>_<)

 tumblr_o343o6Bi6T1v51w7zo1_1280.jpg

 しかし、これは誰でもいいというわけにもいかず、さらに、心理的状態とか、個性にもからんでくるので何とも言い難い微妙な領域の快楽、官能世界という感じ。


M男的台詞
 懐かしい〜(>_<) M男的台詞付画像!


 昔あった「M男的台詞付画像」でも、僕は台詞よりも登場する女性の目線が刺さりまスた。

 (台詞はピンキリでしたが、中にはいい感じのもありました... )

 羞恥的要素の強い、不特定多数の視線が好まれる場合もあるのでしょうけど、やはり崇拝する特定の(お気に入りの)女王様から、見下されるのが、最もインパクトあるような気がします。

Motoko_teki_Serihu_1012_202103221208310bd.jpg
↑ 
こんなの絶対に言われなくないけどネ(>_<) でもこの画像見ちゃうと、それもいいかも?と思えてくるから不思議だ


 それにしましても、こういうの(M男台詞付画像)を作ってる人たちは、こんな娘っこから、こういうこと言われてみたいと思って作ってるんでしょうけど、凄い才能だと思う。
 
M_otokoTeki_20.jpg

 元画像には台詞ないわけで、普通の人なら、恥ずかしくて出来ないよ。

 その画像の、つまり女性の視線・目線・表情から、ありえない言葉責めを創りだす文才は素晴らしい。
 
 いや、普通の人でないからこそ可能とも言えるけど、普通のマゾにはできないでしょ?
   (そうでもないか・・・)

 んじゃ普通のマゾって何だ?というツッコミが予想されますが、一般的なマゾは画像だけで、だから視線責めだけで満足できますが、アブノーマルなマゾの場合は、自分でカスタマイズした、自分好みの台詞をその目線に乗せて聞きながら逝く。

 んじゃ、アブノーマルなマゾってどんなんなんだ?という声も訊かれる。

 朝霧さんは先日のコラムで、「マゾの嗜好も大差ないしね」などと綴られていましたが、いつの時代も、マゾは多様化していて、どれがまともで、どれが異常かなんて誰もわからんだろうし、定義出来ないと思う。

 ただ、日常的にいろいろなマゾのバリエーションを見慣れているプロ女王様にとっては、みんな似たり寄ったりで、特に明確な差異には無頓着になるのかもしれない。


「マゾの嗜好も大差ないしね」 

 などと言われると、相変わらずワンパターンな自分のことを思い出して、少し悲しくなる。

 僕は自分のことを「仮性マゾ」とよく自嘲気味に言ってますが、あまり深い意味なくて、強いて言えば「ひと皮剥けてないマゾ」とでもいいましょうか、中途半端なマゾぐらいの気分です。

 ある女王様は、

「みんなそれぞれユニークで、いいワルいのモンダイじゃないヨ」

 といみじくも宣いました。

 みんなちがって、みんないい。

 そういう気持ちの眼差しが、視線の奥にあって欲しい。


 

 

■ ジロリの女


視線責め-2


■ フツーのマゾ



[ 2021/03/25 16:52 ] 責めの種類 | トラックバック(-) | CM(3)

乳首責め 

乳首責め_DemdomPlanet

 日本三大M男の一人、ガッチャン氏は乳首が性感帯だとかで、その驚異的な形態はつとに有名です。

 しかし僕は、初めてSMプレイを体験してからもしばらく、乳首が感じるものだということを知りませんでした。

 その後、しばらくしてから、情報としてM男的にも乳首責めというジャンルが成立し、そういう嗜好の存在を知りました。

 数年前に、 ガッチャンの乳首 を直に見た時はギョッとしました。

「ふ~ん、そういうものなのか」と頭では納得しても、自分の身体ではやっぱり感じることができません。

 どの女王様もたいてい「ここが感じるんでしょう?」とドヤ顔で責めてくるので、

 やむをえず 感じたフリをすることを学びましたが、

 なんだか女王様を欺いているようでウシロメタい気持ちになります。

 今でも、時々フェティッシュ・バーなどで軽くツネられたりするけれど、性的にど~のこうのということは全くありませんので。

 ただくすぐったいだけで、ほとんどシラケているのに、

 わざとらしくアヘ顔さらして「あハぁ~ん、感じてしまいますウゥゥ~!」などと、

 アホらしくてやってられません(>_<)っちゅう~の!

良美女王様

 とは言うものの、ノーマルな女性の方々もおっしゃるように(おそらくM女性も?)

 感じてもいないのに、感じたフリするのも愛 

 という声も理解できなくもない。しかし、SMのセッションにおいて、

 真に心の闇の奥の底の魂の暗部の願望をないがしろにして、

 偽りの快楽でお茶を濁すというのは、マゾヒズム的にいかがなものか?と思うわけです。

 かといってNG項目にするのも違うような気がして....

 だからこの問題は  放置してきました。

 そのうち女王様も、見ただけでわかるのか「ここはあまり感じないみたいね」とそっけなくなります。

 たまに舐められたり、 噛まれたり した時だけ、一瞬

  「ウハ~(゚Д゚) ウハー!」とはなることは、ある。

MaleSubmissiveArt_221

 でもそれは、乳首が感じているというよりも、女王様のお口が自分の肌に触れていることへの感激からきているのだと思うのです。

 性感帯ではないとはいえ、それなりに敏感な部位ではあるので、つねられたりすると痛いです。

 こんな僕って、おかしいんでしょうか?

 普通のM男と違うんじゃないかって、時々不安になります。




どうでもいいか、そんなコト。




電動歯ブラシで乳首責めというのは新しい。これはいつかやって頂いてもいいカモ鴨川(>_<)



 ヨーロッパ不思議紀行で紹介した 海外のSMクラブで、小型の電動鞭で乳首を責めるシーン



これには何故か萌えてしまったのだが(>_<)








暗藻ナイト乳首責めイラスト

暗藻ナイトが描く乳首責め




[ 2011/05/16 01:48 ] 責めの種類 | トラックバック(-) | CM(8)

木馬 


 前回のエントリーで紹介した劇団ひとりさんは、パフォーマンス的なレベルは高かったように思います。

 この人が本当にマゾかどうかはともかくとして、僕が感心したのは、スケ番(←死語?)がビビってしまい、M男の意図に反して攻撃をためらうあたりで、「殴れよ、蹴れよ、縛れよー」に続いて、

「なんか、こんな三角の、尖ったやつにのせろよ~!」

 という台詞。

 これはなかなかマニアックでポイントが高いです。

三角木馬にのせろよ~」と言うよりはわかりやすい。

 「木馬」という言葉をあえて使わなかったのでしょう。

 この用語、もう今の若い人には通じないのかもしれない。

 木馬と聞いてギリシャ神話に登場する「トロイの木馬」が思い浮ぶなら、なかなか教養のある人です。少し以前までは悪名高いコンピュータ・ウイルスとしても知られていました。

 江戸川乱歩の小説にも「木馬は回る」という作品がありました。

 機動戦士ガンダムのホワイトベース(木馬)を連想するのは、ちょっとオタク入っているかも(笑)

 でもまあ、健全な方でしょう。

 SMプレイに登場する三角木馬をイメージするとなるとこれはちょっとアブナい。

 実際のプレイでも最近はよほどのマニアでないとあまり使われないようです。

 小道具というには大きすぎるし、それになんといっても危険ですね。

 オブジェとして自宅にあってもよいかもしれないけれど。(←いいのか?)

SM博物館」でも項目としては立っていませんでした。小説の中に登場はしても、木馬マニアというのはあまり聞かない。(いるはずだが)

 一色強兵さんのSM小説かたろぐにも「責め具による分類」というページがあって、ここでも今のところ木馬の項目には作品が登録されていません。

 江戸時代の拷問シーンではおなじみで、日本のオリジナル責め具のような気もするけれど、西洋にも昔から似たような構造の拷問器具は使われていたので、発祥の起源がどこなのかは謎です。

 責め具としての三角木馬は、やはりどちらかと言えば(その構造上)女性向けの拷問によく使用されるようです。男だとおさまりが悪いのでしょう。僕もM男の立場からこれにのせられたいとは思わない。「馬派M」とはいっても、お馬さんになりたい方なのであって、のりたくないですワ(笑)

 江戸時代にキリスト教の女性を転向させるために使用されたという公式記録が残っていますが、キリスト教とSMって、やっぱり切っても切れない縁があるものだとつくづく思います。





西欧でも使用されるがイラスト作品はやや珍しい




 ネットに多く出回っているのは、やはり江戸時代の拷問イメージ。
写真よりもイラストがヒットしやすいのは実物が少ないからか。





 CGでも好んで描かれる(本物はかさばるからNe)






 少なくとも、ネットで検索した限りでは、M男が三角木馬で責められるイメージは見つからなかった。どこかにあるような気がするのだけれど、どなたか発見されたらお知らせ下さい。持っていらっしゃる場合、添付してメール頂けると嬉しいです。



写真だとこんなのを見つけました。やっぱり本物を使用するのはリスクが大きいんでしょうか。



足に重しをつけるのではなく、負担を軽減させる工夫がされている。





[ 2008/12/04 09:28 ] 責めの種類 | トラックバック(-) | コメント(-)

さるぐつわ 



 猿ぐつわ(猿轡)って、自分がされてみたいとはあまり思わないのだけれど、されている女性を見ると何故か興奮しますね。同じ緊縛写真でも、猿ぐつわをされているかどうかで「萌え」度が違ってくる。


 こんなコト感じたり、考えたりしているのは僕だけか?と思っていたら、そうでもなかったようで、猿ぐつわをされた女性の画像コレクターがいました。テレビドラマから女性が猿ぐつわされた場面を収集し、そのキャプチャ画像を女優別に公開している素晴らしいサイトです。

(なぜかこのサイト、ここの記事本文中でホットテキストにしてリンクを張ると、エントリーできません。左サイドバーでブックマークの一番上にリンクを設定しましたので、そこからアクセスして下さい。不思議です・・・gooブログだけの制限なのかもしれません)

 ここの管理人さんがその性癖に目覚めたきっかけのひとつに、ウイリアムワイラー監督の「コレクター」という映画をあげているのも、マニア度が高いと思いました。この映画は僕も見ましたが、女性を監禁・調教するという禁断の思想に惹かれはしても、猿ぐつわ的にはピンとこなかった。タオルで女性の口がふさがれているシーンはあまり印象に残っていない。惜しいことをした。

 それにしても、何がその人のパンドラの箱をあけることになるのか、わからないものだと思います。時代劇などで女性が縛られたり、拷問を受ける場面でSM的な目覚めを感じるというケースはよくありますが、「猿ぐつわ萌え」というのは僕的には新鮮な感じがしました。

 SM博物館でも、冒頭のかなりのスペースを使って、猿轡の魅力について言及されていました。昔からこの種のマニアがいたことがわかります。
 蘭光生によって選び抜かれた昔の投稿作品には、マニアにしかわからない目線で、もの静かに猿ぐつわの魅力が描かれています。

 僕は正直なところあまり関心がなかったのですが、これを読んでハマりました。というか、アーティスティックに観たり読んだりは好きだけど、自分としては実際に女性に猿ぐつわをかましてみたいとは思わない。されてみたいかも、とは思うぐらいで。

 猿ぐつわには鞭のような派手なアクションはないものの、口がふさがれ、悲鳴すら封じ込まれるサイレンとな世界には、言葉による理性的なコミュニケーションも閉ざされた、より被虐度の深いSMの世界が見えるように思います。




 
 *実際のセッションで猿ぐつわを使用する際、万が一危険な状態になった場合に備えてセーフワードに代わる合図(アクション)を決めておきましょう。

 身体全体が拘束されている場合なら、部屋のあるポジションに視線を向けるなど、事前に確認してからプレイに入ります。







[ 2008/08/28 09:30 ] 責めの種類 | トラックバック(-) | コメント(-)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



さらに詳しく




【連絡先】

メールフォーム

励ましのお便りもどうぞ!





カテゴリー




 顔面騎乗に花束を!



homer 初監督作品!

ついに発売!(2010年7月)



【アンコール Top 画像】

お馬さんごっこ


月別アーカイブ


【最近のトップ画像】

PU_mesen.jpg

PU_GTOP_Randam_01.jpg

PU_Yudit.jpg

アクセスランキング

[SMカテゴリー]

12位

アクセスランキングを見る


m(_ _)m


ランキング