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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

シオラ20周年祭に逝ってみた 

ラシオラとともに

 お店の周年祭や、女王様の聖誕祭が、賑々しく流行しているようです。

 そういうイベントのどさくさに紛れて「ダイレクト参拝」するのが最近は僕のパターンになっております。

 先日ご紹介した「浪漫想夜会」は、トーチャーガーデンと同会場のプレ・イベントにしては、和やかな雰囲気の中、不思議な空間になっていました。

 特にこれといった派手な演出やパフォーマンスはなく、静かに荘厳なオペラが流れる中、見知らぬドミナの皆さんや、僕と似たような恥ずかしがり屋の会員さん達との、まったりとした交流が、見事にコーディネートされていた。

 DJがノリのいい音楽を絶えずガンガン流しているのと違って、実にいい感じ。

 ラ・シオラという、業界最先端のお店の周年パーティーにしては、意外と地味な、いや期待通り上品と言うべきか、心地よい仕上がりです。

 それは、もしかすると、朝霧さんの近況と心境の変化に由があるにしても、昔からブレのない、無理のない自然体、悪く言えば「何も考えていない(本人の弁)」成り行きの結果でもあるのでしょうか。

 僕は、思いっきり外したコスチュームで、ふわふわと浮きながらも、ラシオラ20年の歴史と思い出を、脳内メモリでフラッシュバックさせながら、なんともいえぬ幸福感に浸っているのでした。

 そうではあるものの、こういう場での立ち位置は相変わらずわかってない(>_<)

 気の利いた会話も出来ず、手持ち無沙汰でぼんやり会場をぶらついていると、気配り上手なリエさんが話しかけて来てくれました。(見るに見かねてだったのカモ鴨川)

 往年の威厳は僕の妄想だったのか、まだ少女のような笑顔で「来てくれてありがとう!」と朝霧リエさん。

 ずっと気になっていた、生前退位されたドミナの消息を、思いがけず知ることが叶って安堵した。

 どうでもいいか、そんなコト(>_<)

 いい夜会でした。

 愉しい夜をありがとうございます!

 
■ ラ・シオラとともに・・・ おめでとう♡20周年!


■ 朝霧リエさんとの思い出  別にど〜ってことない思い出だ (>_<)


■ 今そこにある危機

  憧れの朝霧リエさんと


■ ラシオラよ永遠に!

■ 朝霧リエさんの逮捕

■ ラシオラのSM 朝霧リエの思想と美学
朝霧リエ

■ 朝霧リエに調教されたドM有名人とは?






[ 2017/10/29 11:09 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(5)

ラ・シオラとともに・・・ おめでとう♡20周年! 


ララシオラ

 La Siora ほど素敵なSMクラブはない。

 長年にわたってお世話になり、楽しくて気持ちよい思い出の他にも、残念なことや悲しい記憶が残るのも事実だが、ラシオラは特別な存在として僕の心の中に君臨している。

 ドミナ・スクールとも名づけられたそのSMクラブは、1997年の秋、代々木の高層マンション内でオープンした。

ラシオラ広告_1997
(開店後間もない頃の雑誌広告)


 マンションの施設内に豪華調教ルーム併設というその営業形態が法に触れ、2008年(平成20年)6月、たまたま地域住民からの苦情もあり摘発、朝霧リエさんも逮捕

 制度改正の過渡期をまたいで、風営法に抵触はしたが、悪質なものではなく、誠実な対応に定評のある人気店だっただけに、マスコミにも散々叩かれ、社会的には抹殺されそうになった。

 もはやこれまでか(>_<)と思われたものの、奇蹟的に店は再起動を果たした

 退店、分散していたドミナ達も復帰して、ほぼ元どおり。

 その後も有望な新人女王様が入店(と退店)を続け、今年めでたく20周年を迎えることに。


 ラシオラがオープンする以前、僕は都内のSMクラブを転々と放浪していた。

 どのSMクラブも誠実な「おもてなし」で迎えてくれてはいたと思うが、何かが違う。

 ナントナクしっくりこないプレイを繰り返していた。

女王様は判ってくれない


 この世界、お店のシステムや値段ではなく、女王様の質やキャラクター、そして何よりも相性という名の不可思議の方が大切なのだが、そもそもSMの何たるかを判っていなかった未熟な自分にとっては、模索と苦悩の日々が続いていた(今もだが)

 ラシオラ、つまり朝霧さんの提案したシステム(というよりコンセプト)は、女性上位のM男専門店において、女王様と奴隷(の立場にあるM客)は対等であり、50対50の立ち位置、ポテンシャルからスタートする。

そこには、顧客側にありがちな上から目線もなく、ナンチャッテ女王様による勘違いもなし。
 
 両者による敬意と誠意が歪に入り乱れた、ただならぬ雰囲気の中で、浮き世離れした大人の遊戯が始まる。

 そして、SMプレイ(ラシオラでは「セッション」と呼ばれる)の過程で、FemDom 的な関係性を、お互いにリスペクトしながら築いて、信頼関係をベースとした支配と服従のドラマが展開されるのを理想とした。

 プライベート調教なら当たり前ともいえるそれを、商業的に実現しようとするこの試みは、風俗業界においては画期的なニュースタイルとして議論を巻き起こしたが、コアなマニアには受け入れられ、ラシオラは真性・仮性を問わず、マゾヒストからの絶大な支持を得た。

 しかし、僕のように軟弱なエゴマゾにとって、最初はぶっちゃけ

「何だよ、ソレ?」 みたいな?

 お金払うんだから、きちんと(顔面騎乗)やって下さいヨ(>_<) みたいな?  (。。)☆\バキ
 少し距離を置きたい気分で眺めていたことも、正直につけ加えておこう。

 その当時、圧倒的に近寄りがたいオーラを放っていた北川プロの、そのビデオ作品に看板女優としても活躍する有名なカリスマ女王様達が、オープン当初は在籍されていたこともその理由の一つ。

 SMに関してはズブのど素人だった僕にとって(今もだが)、ラシオラや北川プロは別世界、遥か遠いところにあった。

 恐るおそる遠巻きに見つめながらも、朝霧さんの理想と価値観には惹かれるものがあり、それを理解したいとは願っていたのだが・・・

 しかし、「しばらく様子見かも鴨川」と思いながら、心の底では避けていたのかもしれない。

 その一方で、興味はあるけれどSM未経験の若いS女性も(さながら自己啓発的に)、朝霧さんの求心力のもと集まって来る。

 そうした将来性のある「女王様未満」の原石を磨こうとする人材育成も、彼女の目指すところであった。

 SMの女王様に市民権を与えたのは朝霧リエさんです!


 僕が初めてラシオラでプレイした時のドミナは、入店したばかりの新人さんで、初々しいというよりは、

 危なっかしいという感じ。

 プレイの最中、時々フリーズして動かなくなる。

 ズラリとお道具並べたのはいいけれど、「さて、私はこれからナニやるんだっけ?」と呆然としている。

 あるいは、並べたはずの道具で使いたいものが見つからず、テンパっているかのような?

 その間があまりにも長〜いので、「あの~、女王様?」と話しかけると

 「ちょっと黙ってて!」と一喝してすぐ、「あ、ごめんなさい、少し待って」と小声で言う。

 そして、その場で座りこんでしまった。

 あまりよく覚えていないが、僕は思いきって(というか、辛抱しきれず)

 「とりあえず、そこのバラ鞭で、僕を打ってみたらどうかな」
   (当時はまだ、鞭はNG項目でなかった)

 「僕の反応を見ながら、方針を立て直してみては?」

 などと、アドバイスしてみた、

   ↑ 
 というと、聞こえはいいが、早く何かして下さ~い!という傲慢な要求でもあったろう。

 僕の意表をついた「反逆」に、彼女は戸惑っているかに見えた。

 僕が やめて〜!と叫ぶのか、もっと〜!と懇願するのか、どっちだと思う?

 と言ってみると、彼女の表情は柔らかくなり、茶目っ気たっぷりの笑顔で鞭を手にした。

 そのリアクションに僕の胸はキュンと鳴った。( ← もしかして死語?)


亭主元気でマゾがいい


 もう、キュン死である(>_<)


 普通ならば、プレイの真っ最中、素に戻ってしまう状況には萎えてしまうものだが、この時はなぜだか、新卒のウブな女王様を「なんとかしてやらねば!」という妙な使命感に萌えていた。

 それまでは妄想・仮想現実であったはずのSM空間が、リアルになった瞬間。

 当時の僕は、女王様に言って欲しい台詞や、細かい設定を書いた構成台本を持参してたくせに、(もしかしたらこの緻密な台本が、その新人女王様をビビらせていたのかもしれない)

 「アドリブでもよいので、とにかく何かやってみよう!」と励ましたような気がする。

 滑稽な茶番劇が、筋書きのない現代演劇に転化した。

 僕は無意識に、いや無謀にもその原石を磨こうとしていた。

 彼女は僕の期待通りに、たどたどしくも愛らしく、まだ板についていない女王様を演じてくれた。

 プレイ的にはイマイチではあったけれども、一応は

 きちんと顔面騎乗をしてくれたし

↑ 結局はソレかい  (。。)☆\バキ


 僕たちは 同じスタートラインに立ち、

 よーいドンで始まる関係性 を楽しんだように思う。


 年齢も環境も性格も異なる赤の他人同士が、イキナリ同じスタートラインに立つだけでも、本当はかなり難しいことなのだ。そこを互いに了解した上で、同じゴールを目指して二人で共有できる何かを探す作業。

 そういうプレイは、ラシオラが初めてだった。

 朝霧さんの言う「50対50」にはブレがある。いや、あって当然だろう。

 初対面なら「10対90」ぐらいの場合もあり得るだろうし、その逆もまた然り。

 己の快楽的満足を得たいがために、マゾ側がリードする場面はこれまでにも時々あった。

 そのブレを調整していくために、相手の意図や思いを読み解く努力への道しるべが、その指標となる数値が「50対50」ということなのかもしれない。

 その時は気づかなかったが、後になって思い返すと、どうやら、そういうことらしい。

 当時、30代後半だった僕は、あらためて「SMって奥が深いなぁ」と、しみじみ実感した。

 何だか僕は、新しいマゾヒズムに、得難いSM観に「覚醒」したような気がした。

 それが本物とまでは言わない。

 ただ僕も彼女も、思いがけず協力し、お互いに恥ずかしい記憶を共有したのである。

 不完全でも、ある意味でコラボを実現したというような驚きと喜びがあったように思う。

 その後も、全国のSMクラブを転々としつつ、気に入った女王様がラシオラに入店するたび新たに入会登録し、女王様と奴隷の二人が、同じスタートラインに立つようなセッションを繰り返してきた。
 
 もし新人さんで、少し危なっかしいドミナがお相手になった時には、最初のうちは導くようにして、多くのトライ&エラーを経てからでも、最終的には女王様に導かれるようになっていければいい。

 一方通行ではない、双方向性のあるセッションへ、ラシオラは僕を導いてくれた。

 そのようにして仲良しになった女王様が、数年前に生前退位されたこともあり、ラシオラへの足は遠のき、現在に至っている。


 もうそろそろ、僕もマゾを「生前引退」しようか。

 数年前から腰を患い、今年の春には目の手術をして、視力も衰えてしまった。

 身体のあちこちに不具合が出てくると、あらゆるモチベーションが下がってくる。

 マゾ願望だけは衰えないはず!と思っていたのに、還暦を目前に控えた今、僕は凹んでいる。

 しかし、たとえマゾを卒業しても、僕の心は常にラシオラとともにある。


 老マゾは死なず ただ消え去るのみ


 20周年のご祝儀に「ダイレクト参拝」を久しぶりにしてみようかと思案していた今年、ラシオラのオープン時からの古い会員さんで、リエさん周辺ではおそらく「魂の近親者」と思しき方の訃報が聞こえた。

 その人は、直接には存じ上げない老M紳士なのだが、リエさんがブログで発する悲痛な叫び声から、無意識のうちにお悔みの言葉が浮かんでいた。

 僕たちはいつか、必ず死ぬ。

 いつかはわからないけれど、明日は我が身かもしれずと思うと「SMプレイも潮時だよ」という神様のお告げのようにも聞こえる。

このタイミング、いつものような、周年のお祭り騒ぎはありえないだろうか。

 そう思っていた矢先に、日本橋でのイベント告知が唐突にアナウンスされたのは先月。

 朝霧さんも、お辛いところと推察されるが、人生百年時代を視野に、新たな再起動を決心されたのかもしれない。

 お亡くなりになられた大先輩に不謹慎と思いながらも、僕はこの周年祭告知に安堵すると同時に、ラシオラでの、小さいけれども宝石のような思い出の輝きが、この老いぼれた身体と魂を支えてくれていたのだという、新たなる「覚醒」を再び手にした。

 朝霧さんが、意識レベルの高いドミナを育ててくれていなければ、今のような心境にはなれなかったように思う。

Darth-Homer.png
ラシオラとともに・・・


 
 どうでもいいか、そんなコト。


 貴重な経験と、楽しい思い出を与えてくれたラシオラ、リエさん

そして、素敵なドミナの皆様に感謝の気持ちを込めて...


 20周年おめでとうございます m(_ _)m

 

ラシオラ20周年祭告知




■ ラシオラのSM 朝霧リエの思想と美学
朝霧リエ

■ ラシオラよ永遠に!

■ 朝霧リエさん逮捕

■ 朝霧リエに調教されたドM有名人とは?

■ 今そこにある危機

憧れの朝霧リエさんと



■ SMの女王様に市民権を与えたのは朝霧リエです


■ 祝・ラシオラ15周年!



[ 2017/10/21 10:16 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(5)

SMと笑い 

ルイ子聖誕祭

 久しぶりに池袋のユリイカに行ってきました。

 順延されていたルイ子さんの聖誕祭が行われており、たいそう賑わっておりました。

 いつも感じることに、このお店は接客と客層がよく、恥ずかしがり屋さんの僕でも楽しめます。

 ルイ子さんとは、ほぼ一年ぶりにお目にかかりましたが、いい感じのお姉さんに成長されていた。

 ラ・シオラを代表するバリバリの有名女王様でありながら、ホッコリしたイカ嬢でもあるという二面性を持つ不思議なミストレスです(不思議ちゃんではない)

 既に、現実でも新人女王様を育成する立場にあるルイ子さんが、それをネタにしたショートコントを披露されました。

これが、なかなかイイ〜んです!

 「SMと笑い」という、ちょっと意表をついた取り合わせですが、よくよく考えてみると、SMというのは、実に滑稽な世界であることをあらためて認識した。
 
 このことを本当は、やってる人たちはよく理解している。

 SMプレイは真剣にやっているのに

いい歳こいて俺、ナニやんてんだろ(>_<)

 みたいな複雑な思いが、たまに去来します。

 女王様は、あえて、できっこないことを要求されます。

 こちらもそれを承知で必死にトライする。

 または、本当は好きで好きでたまらないことを、敢えて命令されて不本意ながらやるような演技をする。

 かつて僕はこれを「茶番劇」(■ 支配と服従の神秘)とか、「真面目な軽薄」と呼んでいました。

 それは自虐的なものでなく、真に冷静で、そして冷酷な現実でもある。

 真剣だからこそ、深く切ないし、おろそかにできない大切な思いとなる。

 そこのところが、微妙にいいところでもあり、複雑で矛盾した面白みがあると思う。

 難しく考える必要はなく、気持よくて楽しければいいんだ!という御仁や女王様もいらっしゃいますが、それだけではない。

 少なくとも、遊び気分で、ふざけてやるものじゃない。

 なんだかんだいっても、危険を伴う変態的行為だし、反社会的と誤解されがちな世界でもあるわけで、笑ってすまされないという側面もあります。 ■ 緊縛事故について

  だからこそSM愛好家には、常に真面目で、冷静な視線と誠実な態度が求められるのです。

 そのゆとりの先に、笑いが見えれば最高だと思います。

 本能のおもむくままに、むさぼるように快楽を求めてしまいがちな、極めて動物的な僕たちが、人間らしい感覚としての笑いを意識する時、ささやかながら、充実した幸福感をかみしめることができそうな気がする。

 「SMは真剣だからこそ、人間らしさの渦中に入り込めるのが好きです」とは、ルイ子さんが自身のブログで述べられている言葉です。

 全くおっしゃるとおりで、激しく共感します。


ミストレスライフ

 現実社会にも理不尽なことは多いし、納得できなくても、わかった顔して割り切る悲喜劇がある。

 イベントの余興的に結成されたかに見えるお笑いユニット「ミストレス☆ライフ」

 これは、一般社会ではダークサイドと見なされるSMという価値観で、人間の本質とは何かを問いかけてくる。

 その新しい試みに、人間の本質には暗いものはなくて、夢と勇気と希望を与えてれる可能性を感じました。



買ったばかりの iPad Proで自撮り
ルイ子さんと
撮影と掲載に関して、施設と本人の了解を得ておりませんが、何か問題ありましたでしょうか? (>_<)




 【*あまり関連のないユリイカ関連のエントリー】


■ 卒業と自転車のサドル

■ ユリイカで就活を!

■ 二十歳フェチ

■ 自転車のサドルになりたい願望


■ SMクラブの仁義
 




ユリイカ・リクルート




[ 2017/10/06 16:03 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(12)

おてんとさまにかおむけできない 

折々のことば


 まあ、SMプレイなんて、そのほとんどが「おてんとさまにかおむけできない」類いのものだと思う。

 
 誰かが見ているという意識を根拠にして、
 だからやらないんだという振舞(ふるま)い方は、
 私はちゃんと残しておいていい人間の姿だと思う。


       (村上陽一郎)



他者の視線シリーズ


 「これだけはすまい、やりたくてもやらない」ということを、

 やってみたい。

  どこか間違ってますでしょうか?










[ 2017/06/18 16:59 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(6)

「YES!MISTRESS」展 

 共有なんかしたくない! 誰にも共有されたくもない(>_<)

Eric_Kroll_Selfportrait.jpg
エリック・クロール・セルフポートレイト

 
 人によっては、そういうイメージもあるんじゃないかな、と思う。

 tumblr_meq9zvh7KK1rjxad3o1_1280.jpg

 たとえば、修学旅行で、憧れのあの子と一緒に撮った記念写真。

 どさくさに紛れて他の同級生に撮影してもらったが、出来上がったプリントは絶対に秘密。

(デジカメがまだ発明されてないので、現像屋さんに出して2〜3日待つのであった)

 学校生活の日常ではナカナカそういう行為(好きな女の子の写真を撮るなど)は、恥ずかしがり屋の僕にとってかなりハードルが高かった。

tumblr_nx9kyaAhcq1uyf972o1_500.jpg


 観光地でかろうじて撮影に成功したそのツー・ショットは、一緒に写っている彼女にも見せず、自分だけの宝物にする。

 後日教室で「清水寺で撮ったあの写真、見せてヨ」と言われても、撮影したクラスメートの気持に配慮したようなフリをして、

 「あ、アレね、上手く写ってなかったんだよ」などと見え透いた嘘をつく。

 撮影したという記憶すらなかったものとして、断片的なイメージだけを心に残す。

be photographed _01

 昔、SMクラブでも、これと似たような感覚を抱いた( ← ん? 似てるのか?)

 密室の、二人だけで浮世離れしたコトをやってるその姿を、本当は誰にも見られたくない。

 その一方で、恥ずかしい気持を抑えつつ、目に見えるかたちで思い出に残しておきたかったりもする。

be photographed _02

 客観的に見れるものなら、己自身が観客としてそれを見てみたい矛盾。

 でも、それを全世界の人々にお見せしたいと思えるのだろうか?


 新宿2丁目の Bar 星男 で開催中の「Yes! Mistress」展(6月13日まで)を見て、そんなことを感じた。

Yes_Mistress_Photo.jpg


 パーソナルな写メとも言える展示作品は、どれもこれもホッコリしていい感じではある。

 だが見ているうちに、どこかイタタマレナイ気持ちにもなってしまうのは僕だけだろうか?

 手のひらサイズのスマホで見るよりは、少なくとも数倍恥ずかしい(>_<)

 まぁ、僕独特の感じ方であって、今の若い人たちにはわかってもらえないかもしれない。
 
 この画期的な写真展の撮影者であり、キュレーターはなんと池袋ユリイカの鏡ゆみこママであった。

Yes_Mistress_Ex.jpg

 被写体の彼ら彼女らの、誇らしげとは言わないまでも、主張のないおおらかな表情には新鮮な感激がある。

 そこにいる全員の了解と合意があり、撮影者への親しみと信頼性が心地よい視線の先には、未来の観客、つまりそれをシェアするであろう見知らぬギャラリーの目線を、被写体は意識しているかにも見える。

 プライベートな密室でなく、ユリイカのようなSMサロンであれば、ある程度の公共性はあるのだろう。

 一方で、やはりそれは公然の秘密でもであり、見ず知らずの門外漢がその個人情報に触れることには、妖しい胸騒ぎを感じてしまう。

 共有されたとしても、共感されるとは限らないのだから。

 「共感されたい!」というやみくもな願望には、スマホ世代の新たなるフェティシズムが見えるような気がする。



 本日もマゾ花に来てくれて、ありがとうございます。

 自分と片思いの女の子との、(空間的な)距離が離れている修学旅行の団体記念写真なら、インスタにアップ出来そう。

 決死の思いで撮影したもらった秘密ツーショット写真は、自室でこっそり見るのがいい。

 なんでもシェア全盛の時代、自分のアブノーマル性すらもアピールできるようになってしまったこのご時世に、

 チャンチャラおかしいことを言ってる自分が、

  これまた、恥ずかしい(>_<)


Twitter_ゆ@
撮影 小宮山祐介氏 移動写真館 at Bar 星男



もし人が人を支配できるとしたら、それは権力でも恐怖でもなくて、快楽しかないんじゃないかなって思ってます。

 性癖と劣情。受け入れてくれる人や場所がある楽しさ、会いたい人がいる幸せ。

 フェティッシュとも耽美ともまた違う、カッコつけてらんない切実で滑稽で愛おしい私たちの秘密と日常。

 BDSM/FEMDOMを知らない人にもエスエマーな人にも、自由で嬉々とした彼らの姿をみてもらえたらと思います。

       吉田カオリ展「YES! MISTRESS」 フライヤーより







■ 12年目のカミングアウト・一期一会
亭主元気でマゾがいい#14

■ マゾの社交場・ユリイカ
M男の聖地

 
■ そうだったのか!「ユリイカ12周年記念冊子」
ほしいものが欲しいわ


■ 知らないと損をする鏡ゆみこのツイート
ユリイカ記念冊子+花椿2

■Go ゴー!池袋 丼本ゲット
丼レシピ本 ゆみこフォト ユリイカ9周年祭関係記事

■ ユリイカ十周年に寄せて

■ ユリイカ10周年・後夜祭の速報


■ イカす女王様天国・イカ嬢

■ SMサロンに初めて行ってみる
  
 僕が初めてユリイカへお邪魔した時のエピソードです(>_<)

■ 粋な会話をしたい
 この時はゆみこさん不在で、夕樹七瀬、みづき桃香と初めて会った。


■ 魂を揺さぶる女王様騎馬戦ムービー

■ 卒業と自転車のサドル



 




[ 2017/06/10 21:00 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(4)

言葉のフェティシズム 

 恥の多い生涯を送って来ました。

 ある有名女王様に、こんなことを言われてしまっただヨ。

 「あなたは痛いのが嫌だから、言葉責めを希望するんでしょう?」

 ん〜ん・・・

 そ〜んなコトなーいも〜ん(>_<)

 好きな女王様からだったら、痛いことされてもへっちゃら、とは言わないけれど、
 
 少しくらいなら大丈夫です!

 僕は純粋に、言葉責めが(顔面騎乗の次に)好きなだけです!

 SMというステージでだけでなく、普段の生活でも言葉フェチ的な傾向がある。

 でも、女王様にとっては、言葉責めは難しいのだということを知ったのは、最近です。

 昔はシナリオを考えて台本を書き、女王様にそれを言わせるという、今にして思えば乱暴なお願いをしていた。

 それが女王様のためだと思って。 ← 結局は自分のためのくせに (。。)☆\バキ

 女王様という人種は、そういう「やらされ感」を嫌う。

 こちらとしても、「言われたい台詞」を、事前にわざわざお伝えして「言わされ感」を相手に感じさせるのにも抵抗はある。

 でも、言われたい(>_<)

 話のわかる女王様の中には、わかりやすくていい、とおっしゃってくれる人もいました。

 大根役者の猿芝居でも、キーフレーズ(跪いて脚をお舐め!とか)は、言って欲しいものなんです。

 だけどネ、


「え〜と、あ、そっか、跪いて脚をお舐め!

         ↑

 てな風に、 こ〜ゆーのはなしにしてクレクレたコラ〜(>_<)

 
 それから、こちらとしては、ほとんどよくないのに、鞭で打ちながら

 「コレがいいんでしょう?」と責めてくる女王様(>_<)

 勘弁してクレヨン〜と、内心シラケつつも、

 「は、はい〜、嬉しゅうございます〜女王様!」

  と、定番のセリフを言う僕。

 やっぱSMプレイって、茶番劇だよ人生は(>_<)

 その劇が、筋書きのないドラマになることも、ある。

 そのためには、鞭や緊縛といった無言の身体セッションだけでなく、女王様とマゾによる「対話」、つまり言葉を使ったコミュニケーションが時には重要となる。

 言葉は万能ではないけれど、フィクションをルポルタージュに変換する力はあるんだ。
 

 本日もマゾ花にお越し頂きまして、ありがとうございます。

 ところで、女王様という人種のもうひとつの特性は、お道具類が好きなこと。

 (ベテラン女王様の中には「道具なんて無用」とおっしゃる方も多いですが)

 特に新人さんは、さながらツール・フェチのごとく、やたらと鞭とか縄とかローソクを使いたがる。

 ま、別にいいんですけど、言葉も道具であることを、よく認識されて頂きたい。

 それが、コトバを愛する言葉フェチの気持なのですが、何か間違ってますでしょうか?


■ マゾに効くコトバ




■ 萌えるマゾヒズム

ホイチョイ
 


[ 2017/06/02 21:31 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(6)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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