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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

モード・エ・バロックの真実 

モード・エ・バロックに花束を

 今さら信じてもらえないでしょうが、本当に僕は恥ずかしがり屋さんなのです(←真実!)
  
 そういう意味でも、恥の多い生涯をおくってきました。

 反響の大きかった、バロック14周年告知フライヤーにおける、「パクリ疑惑」について、その真相を確かめるべく、僕はこっそりと、六本木に足を運んでいた。

 お店の入っている戸田ビルの前でタクシーから降りた瞬間、「あ、ホーマーさんだ!」と大声で叫ばれ仰天した。

 アマルコルドのグラデスカとバッタリ鉢合わせした(>_<)

 最近は、SM落語会ラシオラ展などでアマルへ逝く機会も多かったので、面が割れていた。

 でも道ばたでブログネームを大声で呼ばれるのは本当に恥ずかしいので、やめて下さい。(>_<)
 
 動揺してしまい、「バロックへご降臨ですか? 絶対に秘密で同伴しましょう!」などと、

 思わずワケのわからないことをつぶやいてしまったが、あっさりスルーされてしまった。

 まぁ、それはともかく、六本木に来ると、やはり気分が盛り上がってシマウマ。

 この場所には、数ある聖地の中でも独特の煌めきを感じる。

 人生初のSMプレイがここだったことに加えて、短期間だが住んでいたこともあるのだ。

 北川プロのDVD「顔面騎乗に花束を!」の撮影以来、バロックとは疎遠になっていた。

カチンコ打つ監督
「顔面騎乗に花束を!」の撮影現場 at バロック


 今年になってから、およそ6年ぶりに訪れていたが、これまでに「づ誕」や各種イベントに参加したことはなく、周年祭も今回が初めてである。

もしモード・エ・バロックがサイド7にあったら

 バロック14周年祭(二日目)は、とても楽しゅうございました(>_<)

 意外とこじんまりというのか、満員御礼というほどの混雑もなく、それでも、ひっきりなしに礼儀正しいM男らしきお客さんが、途切れなくやってくる。

 これら常連客の中に、旧レーヌの広告をパクった手先の起用なマゾ氏がいるのだろうか・・・

 それが誰かを探るかのような探偵目縁で凝視していると、あの有名ながっちゃん氏も来ていた。

 最近、この御仁との遭遇率が高いのだけれど、ご縁があるなあ。

 僕はなるべく地味なスタイルで、いつものように隅っこのほうでチビチビ飲んでいると、ほどなくして、みづき桃香さんご登場。

 六本木の老舗SMクラブの広告版下は、どのように「改ざん」され、二次利用されるに至ったのか?

 その経緯を、ズバリ棟梁の桃香さんに質問箱〜♡


「あ〜、アレは私が考えました。

 昔のSM雑誌から引っぱってきて、

 バロックちゃんにお願いして作ってもらったの エヘ(笑)」



 イヤハヤなんとも、アッケラカンとおっしゃる。

 そして「ホーマーさんの心に、刺さったでしょ?」とニッコリ笑う(>_<)

 やはり、「疑惑の真相」はパクリだったのだ。

 しかしお客さんの関与は一切ないとのこと。

 もちろん旧レーヌへの敬意と、昭和ノスタルジーを突く高度な換骨奪胎なのは明白だ。

初代バロックの麻倉雅さんが所属していたクイーンズクラブの広告
渋谷クイーンズクラブ・麻倉雅
昔のSMクラブの広告なんて、どれも似たり寄ったり。重要なスペックは身長。


 桃香さん特有のまなざしで、僕らの世代へのオマージュがこの祝祭に添えられている。

 そんなことはわかっていた。それを口実に、僕は再びバロックにやってきたのサ。

 先に恥ずかしがり屋と書いたが、もっと正直に言うならば、僕は人見知りなのである。

 恥ずかしがり屋というのは、お知り合いになった後でも「人見知り」状態が持続する性癖だ(たぶん)

 昔誰かに、「それは誰かとつながりたい、という願望意識が強いからではない?」と指摘されたことがある。

 そうなのかもしれない。

 だけど、もっとお話してみたいのに、上手くいかない。接点が見いだせない。

 そのギコチナさをカバーしてくれるのが、イベント性であったり、自己チューな口実と妄想なのであろう。
 
 SMバーやフェティッシュ・イベントでは、どうにも居場所が見いだせず、いつも独りぼっちで浮いている。

 桃香さんは、そんなこともお見通しで、なんの気まずさを僕に感じさせることなく、昔ながらの天真爛漫さで接してくれた。

 嬉しかった。

 どうでもいいか、そんなこと(>_<)



 まもなく、観客調教ショータイムが始まろうとしている。

 周囲のM客たちは、いそいそと、「肌色の人」に変身していく。

 別に司会者や場を仕切る人がいるわけでもないのに。ごく自然と。同時多発的に。

 僕の隣の男性に、バロックちゃんが黄色いドンキホーテの袋を手渡す。

 そこには、彼が着ていた服が入れられる。

 そうかと思えば、着替えに一瞬席を外し、戻ってくるとゼンタイ(全身タイツ姿)になってるオジさん。

 みんなが皆、思い思いの姿やコスチュームになっていく。

 不気味だが、この調和のとれた一連の所作には、長年のマゾライフで培われた伝統芸ともいえる巧みの世界が垣間見える。

 さすが六本木だべや。 僕は少し感動していた。

 坊主頭でスーツ姿の若者も登場! 一昨日、アメフトの反則タックルで記者会見した日大のディフェンス選手とそっくりだ!

 どうみても二十歳に見える。こんなに爽やかな若者が、本当にマゾなのか?!

 僕は思わず、「本当につぶしてこいと指示されたのですか?」と尋ねてしまい、これもスルーされた。

   ↑ 意味不明だからだ (。。)☆\バキ


 観客調教ショーが始まる。

 おもむろに首輪をつけれらたマゾ・オヤジ氏がウットリとしている。

 羨ましいような気もするが、僕にはアレが出来ないんだ(>_<)

 このようなセミ・プライベートな空間でも、晒されマゾにはなれそうもない。

 会場をよく見ていると、お客さんが仲良しと思しきバロックちゃんから誘導されたり(そそのかされたり?)して、次から次へとステージにあがっていく。

 そうした光景は見慣れたものではあったが、なんとも心がざわめき始める。

 僕だって、イキナリ舞台へ引きずり出されてしまうリスクが、全くなくはなくないとは、言いきれなくもないカモ鴨川なのだ。

 幸いにして(残念ながら?)僕はスルーされていた。

 ショーは結構エグいというか、残酷な場面がちょっとだけ(僕には)見えたような気がした。

 でも、全体的にホッコリしていて、初心者でも安心して遊べますから〜(>_<)

 いや〜まじに素晴らしいショータイムで、感激しました。

 昭和のSM残酷ショーとは、ひと味もふた味も違う。

 ほとんどが平成生まれの、若いバロックちゃん達の貫禄ある女王様ブリっこには、桃香さんの面影が見えるような気もした。

 隣に座ってくれた仮免ちゃんは、僕のことをなぜか「師匠」と呼ぶ。
 
 初対面の別のバロックちゃんは、僕がこのブログの筆者だと知ると、

 ア〜! あのドヘンタイは、おまえか〜? 

 と、強烈な言葉責め キタ━━(>_<)━━!!   *ワシは傷ついたヨ(>_<)(>_<)


 内心(ド変態のくせに)マジで凹んでいた僕を桃香さんは、さりげなく慰めてくれました。

 10年前の初対面の時から強烈な女王様オーラを放っていた彼女だったが、ポスト麻倉雅としてバロックを育ててきた経験から、新たなるマダム・オーラを獲得したように感じる。

 もう、雅さんを超えたね!

 平成の時代を象徴してきらめく伝説的な店として君臨した

      ↑ まだ終わってないから (。。)☆\バキ  


MomokaHomer.jpg

 モード・エ・バロックに花束を!


 懐かしい笑顔でもてなしてくれた桃香さん、ありがとうございました!

 そして、楽しいひと時を共有して下さいましたお客さん、バロックちゃんに感謝申し上げます。



■ みづき桃香に花束を!
みづき桃香_10400
 このアヒル唇がたまらん(>_<)


[ 2018/05/26 12:42 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(8)

ヴィーナス・ナイトに逝ってみた 

Nに逝ってみた-4

 別に隠していたわけではないのですが、こっそりと池袋のユリイカに逝ってきました。

 何しろ、僕は 恥ずかしがり屋さん です。

 この種のものが本当に苦手で、いいイベントだとは思いますが、一昨年のクリスマスに初参加した時 満足していたのもあり、その後は距離を置いていました。

 ただ今回、ゆみこさんの近況が気がかりで、久しぶりに勇気を出して逝ってきました。

 ヴィーナスナイトは、SMというよりか、フェチに特化した上品な催しです。

VNに逝ってみた-1

 M男が縛られたり、鞭で打たれることはないとはいえ、足で踏まれたり、人間椅子になって椅子取りゲームの餌食にされたり、ジュリアナのお立ち台で顔面騎乗されたりと、楽しさいっぱいのアミューズメント・パークと化す空間は、現代社会の闇と光を映し出す桃源郷のようで実に刺激的。

 みんなとっても楽しそう(>_<)

 顔面騎乗をおねだりするM男がいたり、ここでは「逆セクハラ?」が許されるのだ(たぶん)

 日本三大マゾの重鎮・がっちゃん氏のような「余裕の老M紳士」から、飢えた目つきのギラギラした若いM男たちの群衆を背景にして、何といっても素晴らしいのは、女王様(素人S女性も含む)たちの表情が生き生きとして目が眩む。

 この女神たちの笑顔パワーこそが、最強のコンテンツだと思う。

 しかし僕は「人間床」や「人間椅子」にはならず、目の前でゆみこさんが、iPhoneにインストールしたDJアプリでノリノリの様子を鑑賞しながら、カウンターで一人ちびちびと飲んでいました。

 彼女の笑顔も百万ボルトだった(←もしかして死語?)

 来週から長期療養のためしばらくシフトから外れるとは思えないほどあっけらかんとしたゆみこさんの様子に、何か安堵したのでした(>_<)

 それを間近で確認することが出来たので、盛り上がりがマックスとなる前に、すでに阿鼻叫喚のサバトと化しつつあるヴィーナス・ナイトの夜を僕は引き上げることにしたのでした。

 と、ブログには書いておこう! 

ユリイカ初期の思い出



■ ヴィーナス・ナイト(2016年 12月23日)


【ユリイカ関連のエントリー】


■ 12年目のカミングアウト・一期一会
亭主元気でマゾがいい#14

■ マゾの社交場・ユリイカ
M男の聖地

 
■ そうだったのか!「ユリイカ12周年記念冊子」
ほしいものが欲しいわ


■ 知らないと損をする鏡ゆみこのツイート
ユリイカ記念冊子+花椿2

■Go ゴー!池袋 丼本ゲット
丼レシピ本 ゆみこフォト ユリイカ9周年祭関係記事

■ ユリイカ十周年に寄せて

■ ユリイカ10周年・後夜祭の速報


■ イカす女王様天国・イカ嬢

■ SMサロンに初めて行ってみる
  
 僕が初めてユリイカへお邪魔した時のエピソードです(>_<)

■ 粋な会話をしたい
 この時はゆみこさん不在で、夕樹七瀬、みづき桃香と初めて会った。


■ 魂を揺さぶる女王様騎馬戦ムービー




[ 2018/04/29 14:06 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(1)

SMは爆発だ! 

SMは爆発だ!

 恥の多い生涯をおくってきました。

 SMが芸術かどうか述べる前に、僕はSMをある種の爆発だと考えています。

 核兵器のような悪意ある危険な爆発でなく、異なる意思が融合して起こる化学反応のような。

 もちろん様々な意味においてリスクも多いSM全般においては、爆発的な脅威もあると思う。サッカー日本代表のハリルホジッチ前監督と選手たちとの不幸な化学反応もありえたのかもしれない。

 しかし、かつて「芸術は爆発だ!」とも言われたように、もしSMが爆発であるならば、SMが芸術と言える根拠はあるでしょう。
 (A=Bで、 B=Cならば、A=Cなので)

 そして、エスエマーは、その爆発の導火線に火をつけるアーティストだ。

 爆発の目撃者が、それに驚き、評価をし、伝道師となる。

 芸術作品とは、各時代の賛美者たちが熱く語り続けることで、次の時代へと繋がれていくものなのです。

ピカソ「泣く女」


 好き嫌いではなく、鑑賞に値するかどうかで、美の粋を見つめたい。

 僕の心の中には、闇の美術館があって、それを昔「マゾロポリタン美術館」と名づけました。

Laurent Lebeau
Laurent Lebeau “Slave view #04”


 自分が「いいネ!」と思ったFemdomアートを収集し、その一部をネット上のミュージアムに保存していたのですが、いつのまにかサーバーごと消滅していました。
 (*このブログで過去記事の画像リンクが切れて表示されない理由がこれです)


 SMをやっていると、セッションの最中に時々頭の中が真っ白になる瞬間がある。

 支配と服従の緊張感の中、その集中に疲れてボーとしてしまう・・・
      (↑体力ないだけだったりして)

 そうした時、心が自分を離れて果てしない時空を彷徨うかのような感覚が訪れます。

 精神のビッグバンを疑似体験したようなインパクト。

 それは必ずしも「逝く」時とは限らず、女王様のある動作や言葉に己の神経が反応した時にも発生し、倒錯の中のゆがみが揺れ、さらにブレるようにプラマイゼロで矯正されてまっすぐになるかのごとく、生命の本質的な躍動に満ちている。

 それを性行為の一つのプロセスとするのか、別次元の感動とするのかで、ノーマルとアブノーマルの境目が決まるような気がします。

 その一方で、境界線など存在しないグローバルな世界ではないかという気もしないではない。

 生きがいを与えてくれる爆発的な感動があるなら、それを芸術と呼ぶのにためらいはない。

 ピカソも春川ナミオも、彩月さんの兎絵にも、逝きる喜びのヒントが溢れている。



 SMプレイは支配と服従のコラボレーションですが、支配者の表現する芸術やパフォーマンスを一番最初に理解し評価するのは、服従する主体であるマゾヒストであることが多い。

アマルコルド_彩月ウサギ絵
  ラシオラ展で公開中の「アヤムーン・バニー」シリーズ(複製画)


 La Siora の新古典主義を代表する彩月さんの兎絵は、ブログ【正述心緒】に登場する貴重なアンソロジーです。

 彼女がセッションの中で見たであろうマゾヒズムの心象風景が、挑発的に鑑賞者の胸に突き刺さってくる。

 ここにも新しい爆発、ケミストリーが誕生しているように感じます。

老い先短い爺


 彩月さんのイラストは、自由闊達な筆致とのびやかな色彩感覚が目に心地よく、心の闇を優しく照らしてくれる。


年金マゾ


 諧謔を交えてマゾヒズムを風刺する「M男的台詞付画像」とも言える作品もあり、本当は素直になりたいと願っているヒネクレた僕にも、素直な気持ちで共感することができるのです(>_<)


 どうでもいいか、そんなコト




■ ラシオラ展に逝ってきた(新宿アマルコルドで開催中)

■ 誰でも15分はマゾになれる アンディー・ウォーホル
Andy-Warhol.jpg

■ SMは芸術?

■ SMを楽しむために








[ 2018/04/14 09:02 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(5)

シオラ20周年祭に逝ってみた 

ラシオラとともに

 お店の周年祭や、女王様の聖誕祭が、賑々しく流行しているようです。

 そういうイベントのどさくさに紛れて「ダイレクト参拝」するのが最近は僕のパターンになっております。

 先日ご紹介した「浪漫想夜会」は、トーチャーガーデンと同会場のプレ・イベントにしては、和やかな雰囲気の中、不思議な空間になっていました。

 特にこれといった派手な演出やパフォーマンスはなく、静かに荘厳なオペラが流れる中、見知らぬドミナの皆さんや、僕と似たような恥ずかしがり屋の会員さん達との、まったりとした交流が、見事にコーディネートされていた。

 DJがノリのいい音楽を絶えずガンガン流しているのと違って、実にいい感じ。

 ラ・シオラという、業界最先端のお店の周年パーティーにしては、意外と地味な、いや期待通り上品と言うべきか、心地よい仕上がりです。

 それは、もしかすると、朝霧さんの近況と心境の変化に由があるにしても、昔からブレのない、無理のない自然体、悪く言えば「何も考えていない(本人の弁)」成り行きの結果でもあるのでしょうか。

 僕は、思いっきり外したコスチュームで、ふわふわと浮きながらも、ラシオラ20年の歴史と思い出を、脳内メモリでフラッシュバックさせながら、なんともいえぬ幸福感に浸っているのでした。

 そうではあるものの、こういう場での立ち位置は相変わらずわかってない(>_<)

 気の利いた会話も出来ず、手持ち無沙汰でぼんやり会場をぶらついていると、気配り上手なリエさんが話しかけて来てくれました。(見るに見かねてだったのカモ鴨川)

 往年の威厳は僕の妄想だったのか、まだ少女のような笑顔で「来てくれてありがとう!」と朝霧リエさん。

 ずっと気になっていた、生前退位されたドミナの消息を、思いがけず知ることが叶って安堵した。

 どうでもいいか、そんなコト(>_<)

 いい夜会でした。

 愉しい夜をありがとうございます!

 
■ ラ・シオラとともに・・・ おめでとう♡20周年!


■ 朝霧リエさんとの思い出  別にど〜ってことない思い出だ (>_<)


■ 今そこにある危機

  憧れの朝霧リエさんと


■ ラシオラよ永遠に!

■ 朝霧リエさんの逮捕

■ ラシオラのSM 朝霧リエの思想と美学
朝霧リエ

■ 朝霧リエに調教されたドM有名人とは?






[ 2017/10/29 11:09 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(5)

ラ・シオラとともに・・・ おめでとう♡20周年! 


ララシオラ

 La Siora ほど素敵なSMクラブはない。

 長年にわたってお世話になり、楽しくて気持ちよい思い出の他にも、残念なことや悲しい記憶が残るのも事実だが、ラシオラは特別な存在として僕の心の中に君臨している。

 ドミナ・スクールとも名づけられたそのSMクラブは、1997年の秋、代々木の高層マンション内でオープンした。

ラシオラ広告_1997
(開店後間もない頃の雑誌広告)


 マンションの施設内に豪華調教ルーム併設というその営業形態が法に触れ、2008年(平成20年)6月、たまたま地域住民からの苦情もあり摘発、朝霧リエさんも逮捕

 制度改正の過渡期をまたいで、風営法に抵触はしたが、悪質なものではなく、誠実な対応に定評のある人気店だっただけに、マスコミにも散々叩かれ、社会的には抹殺されそうになった。

 もはやこれまでか(>_<)と思われたものの、奇蹟的に店は再起動を果たした

 退店、分散していたドミナ達も復帰して、ほぼ元どおり。

 その後も有望な新人女王様が入店(と退店)を続け、今年めでたく20周年を迎えることに。


 ラシオラがオープンする以前、僕は都内のSMクラブを転々と放浪していた。

 どのSMクラブも誠実な「おもてなし」で迎えてくれてはいたと思うが、何かが違う。

 ナントナクしっくりこないプレイを繰り返していた。

女王様は判ってくれない


 この世界、お店のシステムや値段ではなく、女王様の質やキャラクター、そして何よりも相性という名の不可思議の方が大切なのだが、そもそもSMの何たるかを判っていなかった未熟な自分にとっては、模索と苦悩の日々が続いていた(今もだが)

 ラシオラ、つまり朝霧さんの提案したシステム(というよりコンセプト)は、女性上位のM男専門店において、女王様と奴隷(の立場にあるM客)は対等であり、50対50の立ち位置、ポテンシャルからスタートする。

そこには、顧客側にありがちな上から目線もなく、ナンチャッテ女王様による勘違いもなし。
 
 両者による敬意と誠意が歪に入り乱れた、ただならぬ雰囲気の中で、浮き世離れした大人の遊戯が始まる。

 そして、SMプレイ(ラシオラでは「セッション」と呼ばれる)の過程で、FemDom 的な関係性を、お互いにリスペクトしながら築いて、信頼関係をベースとした支配と服従のドラマが展開されるのを理想とした。

 プライベート調教なら当たり前ともいえるそれを、商業的に実現しようとするこの試みは、風俗業界においては画期的なニュースタイルとして議論を巻き起こしたが、コアなマニアには受け入れられ、ラシオラは真性・仮性を問わず、マゾヒストからの絶大な支持を得た。

 しかし、僕のように軟弱なエゴマゾにとって、最初はぶっちゃけ

「何だよ、ソレ?」 みたいな?

 お金払うんだから、きちんと(顔面騎乗)やって下さいヨ(>_<) みたいな?  (。。)☆\バキ
 少し距離を置きたい気分で眺めていたことも、正直につけ加えておこう。

 その当時、圧倒的に近寄りがたいオーラを放っていた北川プロの、そのビデオ作品に看板女優としても活躍する有名なカリスマ女王様達が、オープン当初は在籍されていたこともその理由の一つ。

 SMに関してはズブのど素人だった僕にとって(今もだが)、ラシオラや北川プロは別世界、遥か遠いところにあった。

 恐るおそる遠巻きに見つめながらも、朝霧さんの理想と価値観には惹かれるものがあり、それを理解したいとは願っていたのだが・・・

 しかし、「しばらく様子見かも鴨川」と思いながら、心の底では避けていたのかもしれない。

 その一方で、興味はあるけれどSM未経験の若いS女性も(さながら自己啓発的に)、朝霧さんの求心力のもと集まって来る。

 そうした将来性のある「女王様未満」の原石を磨こうとする人材育成も、彼女の目指すところであった。

 SMの女王様に市民権を与えたのは朝霧リエさんです!


 僕が初めてラシオラでプレイした時のドミナは、入店したばかりの新人さんで、初々しいというよりは、

 危なっかしいという感じ。

 プレイの最中、時々フリーズして動かなくなる。

 ズラリとお道具並べたのはいいけれど、「さて、私はこれからナニやるんだっけ?」と呆然としている。

 あるいは、並べたはずの道具で使いたいものが見つからず、テンパっているかのような?

 その間があまりにも長〜いので、「あの~、女王様?」と話しかけると

 「ちょっと黙ってて!」と一喝してすぐ、「あ、ごめんなさい、少し待って」と小声で言う。

 そして、その場で座りこんでしまった。

 あまりよく覚えていないが、僕は思いきって(というか、辛抱しきれず)

 「とりあえず、そこのバラ鞭で、僕を打ってみたらどうかな」
   (当時はまだ、鞭はNG項目でなかった)

 「僕の反応を見ながら、方針を立て直してみては?」

 などと、アドバイスしてみた、

   ↑ 
 というと、聞こえはいいが、早く何かして下さ~い!という傲慢な要求でもあったろう。

 僕の意表をついた「反逆」に、彼女は戸惑っているかに見えた。

 僕が やめて〜!と叫ぶのか、もっと〜!と懇願するのか、どっちだと思う?

 と言ってみると、彼女の表情は柔らかくなり、茶目っ気たっぷりの笑顔で鞭を手にした。

 そのリアクションに僕の胸はキュンと鳴った。( ← もしかして死語?)


亭主元気でマゾがいい


 もう、キュン死である(>_<)


 普通ならば、プレイの真っ最中、素に戻ってしまう状況には萎えてしまうものだが、この時はなぜだか、新卒のウブな女王様を「なんとかしてやらねば!」という妙な使命感に萌えていた。

 それまでは妄想・仮想現実であったはずのSM空間が、リアルになった瞬間。

 当時の僕は、女王様に言って欲しい台詞や、細かい設定を書いた構成台本を持参してたくせに、(もしかしたらこの緻密な台本が、その新人女王様をビビらせていたのかもしれない)

 「アドリブでもよいので、とにかく何かやってみよう!」と励ましたような気がする。

 滑稽な茶番劇が、筋書きのない現代演劇に転化した。

 僕は無意識に、いや無謀にもその原石を磨こうとしていた。

 彼女は僕の期待通りに、たどたどしくも愛らしく、まだ板についていない女王様を演じてくれた。

 プレイ的にはイマイチではあったけれども、一応は

 きちんと顔面騎乗をしてくれたし

↑ 結局はソレかい  (。。)☆\バキ


 僕たちは 同じスタートラインに立ち、

 よーいドンで始まる関係性 を楽しんだように思う。


 年齢も環境も性格も異なる赤の他人同士が、イキナリ同じスタートラインに立つだけでも、本当はかなり難しいことなのだ。そこを互いに了解した上で、同じゴールを目指して二人で共有できる何かを探す作業。

 そういうプレイは、ラシオラが初めてだった。

 朝霧さんの言う「50対50」にはブレがある。いや、あって当然だろう。

 初対面なら「10対90」ぐらいの場合もあり得るだろうし、その逆もまた然り。

 己の快楽的満足を得たいがために、マゾ側がリードする場面はこれまでにも時々あった。

 そのブレを調整していくために、相手の意図や思いを読み解く努力への道しるべが、その指標となる数値が「50対50」ということなのかもしれない。

 その時は気づかなかったが、後になって思い返すと、どうやら、そういうことらしい。

 当時、30代後半だった僕は、あらためて「SMって奥が深いなぁ」と、しみじみ実感した。

 何だか僕は、新しいマゾヒズムに、得難いSM観に「覚醒」したような気がした。

 それが本物とまでは言わない。

 ただ僕も彼女も、思いがけず協力し、お互いに恥ずかしい記憶を共有したのである。

 不完全でも、ある意味でコラボを実現したというような驚きと喜びがあったように思う。

 その後も、全国のSMクラブを転々としつつ、気に入った女王様がラシオラに入店するたび新たに入会登録し、女王様と奴隷の二人が、同じスタートラインに立つようなセッションを繰り返してきた。
 
 もし新人さんで、少し危なっかしいドミナがお相手になった時には、最初のうちは導くようにして、多くのトライ&エラーを経てからでも、最終的には女王様に導かれるようになっていければいい。

 一方通行ではない、双方向性のあるセッションへ、ラシオラは僕を導いてくれた。

 そのようにして仲良しになった女王様が、数年前に生前退位されたこともあり、ラシオラへの足は遠のき、現在に至っている。


 もうそろそろ、僕もマゾを「生前引退」しようか。

 数年前から腰を患い、今年の春には目の手術をして、視力も衰えてしまった。

 身体のあちこちに不具合が出てくると、あらゆるモチベーションが下がってくる。

 マゾ願望だけは衰えないはず!と思っていたのに、還暦を目前に控えた今、僕は凹んでいる。

 しかし、たとえマゾを卒業しても、僕の心は常にラシオラとともにある。


 老マゾは死なず ただ消え去るのみ


 20周年のご祝儀に「ダイレクト参拝」を久しぶりにしてみようかと思案していた今年、ラシオラのオープン時からの古い会員さんで、リエさん周辺ではおそらく「魂の近親者」と思しき方の訃報が聞こえた。

 その人は、直接には存じ上げない老M紳士なのだが、リエさんがブログで発する悲痛な叫び声から、無意識のうちにお悔みの言葉が浮かんでいた。

 僕たちはいつか、必ず死ぬ。

 いつかはわからないけれど、明日は我が身かもしれずと思うと「SMプレイも潮時だよ」という神様のお告げのようにも聞こえる。

このタイミング、いつものような、周年のお祭り騒ぎはありえないだろうか。

 そう思っていた矢先に、日本橋でのイベント告知が唐突にアナウンスされたのは先月。

 朝霧さんも、お辛いところと推察されるが、人生百年時代を視野に、新たな再起動を決心されたのかもしれない。

 お亡くなりになられた大先輩に不謹慎と思いながらも、僕はこの周年祭告知に安堵すると同時に、ラシオラでの、小さいけれども宝石のような思い出の輝きが、この老いぼれた身体と魂を支えてくれていたのだという、新たなる「覚醒」を再び手にした。

 朝霧さんが、意識レベルの高いドミナを育ててくれていなければ、今のような心境にはなれなかったように思う。

Darth-Homer.png
ラシオラとともに・・・


 
 どうでもいいか、そんなコト。


 貴重な経験と、楽しい思い出を与えてくれたラシオラ、リエさん

そして、素敵なドミナの皆様に感謝の気持ちを込めて...


 20周年おめでとうございます m(_ _)m

 

ラシオラ20周年祭告知




■ ラシオラのSM 朝霧リエの思想と美学
朝霧リエ

■ ラシオラよ永遠に!

■ 朝霧リエさん逮捕

■ 朝霧リエに調教されたドM有名人とは?

■ 今そこにある危機

憧れの朝霧リエさんと



■ SMの女王様に市民権を与えたのは朝霧リエです


■ 祝・ラシオラ15周年!



[ 2017/10/21 10:16 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(5)

SMと笑い 

ルイ子聖誕祭

 久しぶりに池袋のユリイカに行ってきました。

 順延されていたルイ子さんの聖誕祭が行われており、たいそう賑わっておりました。

 いつも感じることに、このお店は接客と客層がよく、恥ずかしがり屋さんの僕でも楽しめます。

 ルイ子さんとは、ほぼ一年ぶりにお目にかかりましたが、いい感じのお姉さんに成長されていた。

 ラ・シオラを代表するバリバリの有名女王様でありながら、ホッコリしたイカ嬢でもあるという二面性を持つ不思議なミストレスです(不思議ちゃんではない)

 既に、現実でも新人女王様を育成する立場にあるルイ子さんが、それをネタにしたショートコントを披露されました。

これが、なかなかイイ〜んです!

 「SMと笑い」という、ちょっと意表をついた取り合わせですが、よくよく考えてみると、SMというのは、実に滑稽な世界であることをあらためて認識した。
 
 このことを本当は、やってる人たちはよく理解している。

 SMプレイは真剣にやっているのに

いい歳こいて俺、ナニやんてんだろ(>_<)

 みたいな複雑な思いが、たまに去来します。

 女王様は、あえて、できっこないことを要求されます。

 こちらもそれを承知で必死にトライする。

 または、本当は好きで好きでたまらないことを、敢えて命令されて不本意ながらやるような演技をする。

 かつて僕はこれを「茶番劇」(■ 支配と服従の神秘)とか、「真面目な軽薄」と呼んでいました。

 それは自虐的なものでなく、真に冷静で、そして冷酷な現実でもある。

 真剣だからこそ、深く切ないし、おろそかにできない大切な思いとなる。

 そこのところが、微妙にいいところでもあり、複雑で矛盾した面白みがあると思う。

 難しく考える必要はなく、気持よくて楽しければいいんだ!という御仁や女王様もいらっしゃいますが、それだけではない。

 少なくとも、遊び気分で、ふざけてやるものじゃない。

 なんだかんだいっても、危険を伴う変態的行為だし、反社会的と誤解されがちな世界でもあるわけで、笑ってすまされないという側面もあります。 ■ 緊縛事故について

  だからこそSM愛好家には、常に真面目で、冷静な視線と誠実な態度が求められるのです。

 そのゆとりの先に、笑いが見えれば最高だと思います。

 本能のおもむくままに、むさぼるように快楽を求めてしまいがちな、極めて動物的な僕たちが、人間らしい感覚としての笑いを意識する時、ささやかながら、充実した幸福感をかみしめることができそうな気がする。

 「SMは真剣だからこそ、人間らしさの渦中に入り込めるのが好きです」とは、ルイ子さんが自身のブログで述べられている言葉です。

 全くおっしゃるとおりで、激しく共感します。


ミストレスライフ

 現実社会にも理不尽なことは多いし、納得できなくても、わかった顔して割り切る悲喜劇がある。

 イベントの余興的に結成されたかに見えるお笑いユニット「ミストレス☆ライフ」

 これは、一般社会ではダークサイドと見なされるSMという価値観で、人間の本質とは何かを問いかけてくる。

 その新しい試みに、人間の本質には暗いものはなくて、夢と勇気と希望を与えてれる可能性を感じました。



買ったばかりの iPad Proで自撮り
ルイ子さんと
撮影と掲載に関して、施設と本人の了解を得ておりませんが、何か問題ありましたでしょうか? (>_<)




 【*あまり関連のないユリイカ関連のエントリー】


■ 卒業と自転車のサドル

■ ユリイカで就活を!

■ 二十歳フェチ

■ 自転車のサドルになりたい願望


■ SMクラブの仁義
 




ユリイカ・リクルート




[ 2017/10/06 16:03 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(12)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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