言葉責めが好きと、これまでに何度もあちこちで言ったり書いたりしてきましたが、少し補足させて下さい。
矢継ぎ早に詰問されて答えに窮するのもよろしいのですが、実はもっと「まったり」とした流れの方がいい。
例えば、よくある台詞で
「恥ずかしいのが好きなんでしょ?」などと訊かれて、モゴモゴと黙っていると、
「どうなの?」とまた訊かれる。
それでも、僕はしばらく黙っています。
本当はこの「間」が、なんとも言えず好きです。
tomomi さんのように、「うう… うぁぁ」とかでもつながないで、
ただ、ただ沈黙の時間。
この静かな時間が永遠に続けばいいのに・・・ と願う。
緊縛がお好きなご仁なら、共感して頂ける世界に近いかもしれない。
この静寂に「語られざる真実」とでも称したくなる何かが存在する。
ただ黙ってしばらく見つめ続ける女王様。
このように「間」を巧みに言葉責めへ織り込める女王様はなかなかいない。
もうこれ以上は間がもたないギリギリまで引っ張っておいてから
「お返事は?」と、ビンタが飛んできたりする。
この瞬間は最高。
これはスキルではなく、人格というのか、神格と呼ぶべきか。
お願いしたり、真似して創り出せるような雰囲気ではない。
お互いに、信頼という出合いの果実を得ていないと、沈黙の存在感は見えてこないのだろう。
シリーズ「俺の女王様」で紹介しているエピソードでは、このような沈黙の姿を可視化できていないのが、残念です。