
このブログを読んで下さっている海外在住の主婦の方で、偶然夫の(パソコンのデータ?から)M性癖を知り、ショックを受けながらもSMのことを勉強しようとして自分でもブログを始めたという人がいました。
その人は特にS趣味があるというわけではなかったらしいけれど、夫が自分に隠していたマゾ性癖について理解し、夫が望むような女王様像に近づきたいと願っているような印象を受けました。
知らぬは旦那ばかりなり。
幸せなご主人だと思います。
夫を愛するが故に、不本意ながら彼の変態性欲を満足させようと努力するなんて、なかなかできることではないでしょう。愛してはいても、スルーするか、嫌われてもしかたがなかったかもしれないのです。
親バレより怖いのが、
何も知らない奥さんに自分のマゾ性癖が発覚する ことではないでしょうか。相手側に全くの理解がない場合は最悪のケースも考えられるので慎重にならざるを得ない。でも最近はこの奥さんのようにインターネットで情報を入手し、よその夫婦のオープンなSMライフの実態などをブログなどで知ることも出来る、いい時代だとは思います。
その主婦の方のある日のブログにこんな記載がありました。以下抜粋でご紹介します。
・・・(前略)夫はSMの相手とは、哲学や芸術・文芸などの深い話をしていたようです。つまり妻であり、悩みのなさそうな私には「こんな話をしても分かってもらえない」と思われていました。
(中略)いわゆるSMプレイをやる人たちは、会話における「教養」というのはとても大事みたいです。バカじゃ出来ないよってことなのかもしれません。それくらい、心の深い部分でのつながりを見つけたくなるほどSMの世界って理解を超えたつながりがあるのでしょうか。
私はきっとそこまで行かないだろうな。よくわかりません・・・ SMプレイに知性や教養が絶対に必要とは言わないけれど、保安や公衆衛生、プライバシーなどの問題から、相手に対する理解や信頼が必要なのは言うまでもありません。これが「普通の夫婦の愛」とどう違うか、あるいは違わないのかということについては、それぞれ個人差があると思いますが、数ある愛の一つの形態であり、深いかレベルが高いかという話ではないと思う。あるとすれば信頼関係の深さかもしれない。「普通の夫婦」がアブノーマルな行為をしている例もたくさんあるわけだし。

性のいとなみとしてのSMではない場合(SEXの前戯的に夜のベッドの上だけでのみSM的なセッションを行っているカップルも多い)、それはSEXと同等かそれ以上の価値を持ち、つまり相手(SMのパートナー)に対しては夫婦関係もしくはそれとは別の種類の信頼関係が成り立つことはありえると思う。つまり遊びではない。マジ。それでは一種の不倫か?
この種のセッションを持つことは、妻への裏切りになるのだろうか?
SM趣味のない奥さんだったら、割り切れるものなのかどうか。
例えば旦那の不倫相手(SMだけのパートナー)とは、セックスなしでただ「お馬さんごっこ」に興じるだけの関係であれば、奥さんにとっては「バカな人」ですんでしまうのかもしれない。これが顔面騎乗やクンニまでやるセッションだと心境はおだやかでなかったり・・・
ゴルフの趣味のない妻の夫が、月に一度別の女性(セックスはしない)とラウンドを回るのとどう違うのだろうか。もしも奥さんがゴルフ好きな場合は納得がいかないのは確かでしょうけど。
だけど結局この問題は赤の他人がとやかく言える筋合いではありません。その夫婦、人間関係の歴史や内容によりけりだと思います。
ただ、自分の知らない世界を相手が持っていることがわかった時、その世界を理解しようとする試みは、普遍的な愛、もっと深い信頼関係への1歩なのだとは言えるでしょう。
僕としては、こんな奥さんにだったらバレてもいい!とは思いますね。
自分からカミングアウトするよりもスリリングだし、偶然とはいえ知ってしまったこの状況を効果的に利用して、さらなる官能の世界へと突入して頂きたいものです。知らないフリして。

「こういうのが好きなんでしょ?」 とかなんとか、小悪魔的にアプローチされてみたりなんかしてして! (>_<)
■ 甘い結婚(Sweat Mariage)【関連エントリー】
■ 甘い結婚(Sweat Mariage)
■ 家に帰ると夫が必ず便器のフリをしています
■ 家に帰ると妻が必ず死んだフリをしています