fc2ブログ

マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

月別アーカイブ  [ 2005年11月 ] 

夫婦のSM 



 このブログを読んで下さっている海外在住の主婦の方で、偶然夫の(パソコンのデータ?から)M性癖を知り、ショックを受けながらもSMのことを勉強しようとして自分でもブログを始めたという人がいました。

 その人は特にS趣味があるというわけではなかったらしいけれど、夫が自分に隠していたマゾ性癖について理解し、夫が望むような女王様像に近づきたいと願っているような印象を受けました。

 知らぬは旦那ばかりなり。

 幸せなご主人だと思います。

 夫を愛するが故に、不本意ながら彼の変態性欲を満足させようと努力するなんて、なかなかできることではないでしょう。愛してはいても、スルーするか、嫌われてもしかたがなかったかもしれないのです。

 親バレより怖いのが、

何も知らない奥さんに自分のマゾ性癖が発覚する

ことではないでしょうか。相手側に全くの理解がない場合は最悪のケースも考えられるので慎重にならざるを得ない。でも最近はこの奥さんのようにインターネットで情報を入手し、よその夫婦のオープンなSMライフの実態などをブログなどで知ることも出来る、いい時代だとは思います。

 その主婦の方のある日のブログにこんな記載がありました。以下抜粋でご紹介します。

 ・・・(前略)夫はSMの相手とは、哲学や芸術・文芸などの深い話をしていたようです。つまり妻であり、悩みのなさそうな私には「こんな話をしても分かってもらえない」と思われていました。
(中略)いわゆるSMプレイをやる人たちは、会話における「教養」というのはとても大事みたいです。バカじゃ出来ないよってことなのかもしれません。それくらい、心の深い部分でのつながりを見つけたくなるほどSMの世界って理解を超えたつながりがあるのでしょうか。

 私はきっとそこまで行かないだろうな。よくわかりません・・・


 SMプレイに知性や教養が絶対に必要とは言わないけれど、保安や公衆衛生、プライバシーなどの問題から、相手に対する理解や信頼が必要なのは言うまでもありません。これが「普通の夫婦の愛」とどう違うか、あるいは違わないのかということについては、それぞれ個人差があると思いますが、数ある愛の一つの形態であり、深いかレベルが高いかという話ではないと思う。あるとすれば信頼関係の深さかもしれない。「普通の夫婦」がアブノーマルな行為をしている例もたくさんあるわけだし。



 性のいとなみとしてのSMではない場合(SEXの前戯的に夜のベッドの上だけでのみSM的なセッションを行っているカップルも多い)、それはSEXと同等かそれ以上の価値を持ち、つまり相手(SMのパートナー)に対しては夫婦関係もしくはそれとは別の種類の信頼関係が成り立つことはありえると思う。つまり遊びではない。マジ。それでは一種の不倫か? 

 この種のセッションを持つことは、妻への裏切りになるのだろうか?
 
 SM趣味のない奥さんだったら、割り切れるものなのかどうか。
 
 例えば旦那の不倫相手(SMだけのパートナー)とは、セックスなしでただ「お馬さんごっこ」に興じるだけの関係であれば、奥さんにとっては「バカな人」ですんでしまうのかもしれない。これが顔面騎乗やクンニまでやるセッションだと心境はおだやかでなかったり・・・

 ゴルフの趣味のない妻の夫が、月に一度別の女性(セックスはしない)とラウンドを回るのとどう違うのだろうか。もしも奥さんがゴルフ好きな場合は納得がいかないのは確かでしょうけど。

 だけど結局この問題は赤の他人がとやかく言える筋合いではありません。その夫婦、人間関係の歴史や内容によりけりだと思います。

 ただ、自分の知らない世界を相手が持っていることがわかった時、その世界を理解しようとする試みは、普遍的な愛、もっと深い信頼関係への1歩なのだとは言えるでしょう。

 僕としては、こんな奥さんにだったらバレてもいい!とは思いますね。

 自分からカミングアウトするよりもスリリングだし、偶然とはいえ知ってしまったこの状況を効果的に利用して、さらなる官能の世界へと突入して頂きたいものです。知らないフリして。


「こういうのが好きなんでしょ?」 


とかなんとか、小悪魔的にアプローチされてみたりなんかしてして! (>_<)



Sweet_Mariage■ 甘い結婚(Sweat Mariage)


【関連エントリー】



■ 甘い結婚(Sweat Mariage)
Sweet_Mariage



■ 家に帰ると夫が必ず便器のフリをしています
PU_become_toilet.jpg



■ 家に帰ると妻が必ず死んだフリをしています








[ 2005/11/12 22:19 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(1)

顔に座られる時 

顔に座られるとき

 顔面騎乗という概念はいつごろ発生したのだろうか?

 日本におけるネーミングの起源については先日のエントリー「面騎乗の起源と歴史」で触れたが、行為や願望としての歴史やルーツは未だ明らかにはされていない。

 文豪ゲーテの脚フェチ性癖や正当派純文学「初恋」で知られるツルゲーネフのマゾヒズム願望は文献資料として残っているが、「Facesitting」(顔面騎乗を英語では一般的にこう呼ぶ)という名称は20世紀以前の資料に見当たらない。しかし「女房の尻に敷かれる」という表現が江戸時代からあったとするなら、同様の表現、行動、願望が、西洋文明社会になかったはずがない。事細かに調べたわけではないのだけれど、僕は個人的にこれは椅子と関係があると思っている。

 Human Furniture(人間家具)というジャンルが西洋には古くからあり、海外のフェムドムサイトでも定番のカテゴリーとしてある。通常のマゾヒズム願望である、女王様から奴隷として、人間以下、モノのように扱われたいという誘惑が、女性の椅子になりたいという気持へと導かれるのは妥当であろう。しかし、これだと男が四つん這いになって背中に女性が座るという構図がまず思い浮かぶ。これはこれで人間馬という別の領域で、日本には谷崎潤一郎という草分け的大御所がいる。

 江戸川乱歩の「人間椅子」のように、一種フェティッシュな願望とも密接なつながりがあるように思われる顔面騎乗ワールドは、今世紀(21世紀)に残された最大の謎として、緊急を要する研究課題のひとつだ。

 春川ナミオの芸術的な主要テーマになっている顔面騎乗の文化的な将来性に期待が高まっている。 

顔面騎乗





顔面騎乗






【関連エントリー】

人間椅子 ■ 人間椅子


■ 顔面騎乗の社会的評価

■ 試験に出る顔面騎乗

■ 初心者S女のための顔面騎乗教室

■ 彼女に顔面騎乗をしてもらう9つの方法

■ 顔面騎乗の形而上学

■ 試験に出る春川ナミオ

■ 顔面騎乗に市民権を与えた男


顔面騎乗に花束をDVD_cover 恥ずかしくも僕の顔面騎乗への思いを映像化しました(>_<)


■ もし、ヘタレMが北川プロの作品を監督したら


■ 本当はツライ顔面騎乗

■ 試験に出るSM

■ 顔面騎乗の美学

■ ガンキ?

■ 幸福な顔面騎乗

■ レヴィ・ストロース逝く(はるかなる顔面騎乗)




*顔面騎乗に関するサイトは国内にいくつかあります。


顔面騎乗ファン
 顔面騎乗に花束を!」に出演してくれた eichan のブログ(更新は休止中ですが過去ログは読めます)

facesitting fun

Facesitting Japan


Happy Facesitting は2005年11月現在行方不明です。



【憧れの一瞬ギャラリー】

背中に座られる時 ■ 背中に座られる時

人間便器 ■ 人間便器にされる時

首輪 ■ 首輪につながれる時

鞭で打たれる時 ■ 鞭で打たれる時

鼻責め ■ 鼻責め

乳首を責められる時 ■ 乳首を責められる時

命令される時 ■ 命令される時

自然に帰る時 ■ 自然に帰る時





[ 2005/11/12 21:42 ] 憧れの一瞬ギャラリー | トラックバック(-) | CM(0)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



さらに詳しく




【連絡先】

メールフォーム

励ましのお便りもどうぞ!





カテゴリー




 顔面騎乗に花束を!



homer 初監督作品!

ついに発売!(2010年7月)



【アンコール Top 画像】

お馬さんごっこ


月別アーカイブ


【最近のトップ画像】

PU_mesen.jpg

PU_GTOP_Randam_01.jpg

PU_Yudit.jpg

アクセスランキング

[SMカテゴリー]

13位

アクセスランキングを見る


m(_ _)m


ランキング