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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

M(エム)・桂 正和 

エム


「フツー」になったマゾヒズム

 表向きは社会人が対象だったビジネスジャンプの麗羅(レイラ)から2年。ついに青少年が読者であるヤングジャンプにも、男性マゾヒズムをテーマとする作品が出現する。

 アニメ化もされた代表作「ウイングマン」をはじめ、「電影少女」「I"s(アイズ)」など、

少年雑誌にギリギリのきわどさで健全な倒錯世界を描く

 ことにかけてはピカいちのテクニックを誇る桂正和の、カミングアウト的な作品だ。

 もともとは1996年に「MANGAオールマン4月号」に掲載された作品に加筆修正したもの。今年になって待望の単行本が発売された。

 ごく普通の男の子の心の中に、男性マゾヒズム願望が芽生えていく(「萌える」の本来的な意味がこれ)
 登場する女の子も特にサディストという感じではない。日常的な一コマに突如として出現するアブノーマル一歩手前の危うい世界。コミックならでは象徴性を極めた美学がここにある。
 
 傑作である。


桂 正和 エム(M)ヤングジャンプ表紙

 雑誌「ヤングジャンプ」には巻頭カラーで掲載された(2002年1月31日)


桂 正和 エム(M)1


桂 正和 エム(M)2


桂 正和 エム(M)3


桂 正和 エム(M)0




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[ 2005/12/07 23:40 ] BdSmマンガ夜話 | TB(0) | CM(0)

フェムドム・メディアの台頭 

Mエグゼクティブ表紙
「M エグゼクティブ」 桜桃書房

 この雑誌も80年代初期のもの。

 SM雑誌のモデルさんは男女とも目線を隠したり仮面や全頭マスクをつけることが多かったが、このように素顔でも登場できるムードに移行しつつある時代で、開放的な見やすい写真が登場してくる。

 グラビアの他マニアの告白やSMクラブ探訪など総合的に充実した内容。特に「オモシロM雑誌はこれだ!」という特集があり、前回紹介した「Ladies」や創刊されたばかりの「スレイブ通信」「女王様の部屋」「ザ・調教」など様々なM雑誌のレビュー記事がFemdom ムーブメントの勢いを印象づけていた。

 だが桜桃書房発行の自社モノをベタ褒めしているところはちょっとミエミエで寂しい感じもした。

 ここに登場する桑原みゆきという女性はAV女優。

 本来はモデルで実際にはSMプレイの経験はない、と中の記事にあった。そう言われてみれば「それっぽくない」という感じ。

 どことなく興味本位というか、未知なる世界をおっかなびっくり体験しながら楽しんでいるといった趣がある。

 巻頭グラビア「Mへの目覚め」は、マゾでなくともこうされてみたい、と思わせるような全体的にソフトなイメージで構成され、おそらくはプレイという流れのない、撮影主体のグラビアではないかと思われる。


   






【Femdomメディア史】

奇譚クラブ  SMキング keel  

 





[ 2005/12/07 22:40 ] FemDom メディア史 | トラックバック(-) | コメント(-)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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