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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

バルテュス 


 「ギターのレッスン」というタイトルのこの絵から、どことなく不穏な胸騒ぎを覚えるのはなぜだろう。

 バルテュスの絵には多くの場合「挑発的でエロティック」という形容詞がついてまわる。

 一瞬、ドキリとさせられる。

 あからさまな「エロ」ではなく、あいまいなエロス。

 いったい何が行われて、ナニが行われようとしているのか? 

 刺激的と言うべきか、背徳的とでもいうのか、普通の美術展ではどのようなキャプションで説明をつけたらよいのか学芸員も悩むであろう。

 澁澤龍彦によれば、この画家のインスピレーションの根底にある一貫したテーマは、

「幼年期から青春期にいたる過渡期に特有な性的オブセッション」なのだという。
 
  サディズムを思わせる、抑圧されたリビドーの苦悶の表現 

---「幻想の画廊から」(河出書房)


 誰がどうみてもこの絵は、あまりにも下手くそな生徒に「お仕置き」をしているところを描いたのかもしれない、というような推測は可能だ。

 そしてこのお仕置きされている娘には、確実に恍惚の表情をうかべているような、少女には十年早いエクスタシーを感じている様子が垣間見える。片方だけ意味ありげに露出している先生の胸も意味深。

 この空間では明らかに、何かが抑圧され、そしてギターの弦のように弾けている。



 若い頃、ニューヨークの美術館で初めて見たバルテュスの作品「目を覚ましたテレーズ」

目を覚ましたテレーズ




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[ 2007/09/30 19:26 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(0)

マゾ力 

マゾ力


マゾヒスティックな願望を満足させるためのコミュニケーション能力


 例えばSMクラブでの女王様は「支配者」という名の「奉仕者」とも言われます。

 個別で多様なM男のリクエストを理解してプレイを組み立てなければならないからです。

 この時、M男がきちんと希望を言えればよいのですが、恥ずかしがって肝心な部分をあやふやにすることもあるかもしれない。

 あるいは、見栄張って出来そうもないことまで言ってしまったりする。

 まだ信頼関係がしっかりと構築されていない相手とのプレイをスムースに行うために、

 あるいはその女王様にとっては苦手なプレイをさせるためのかけひきとか、

 あの手この手で充実したセッションにもっていくための能力。

 女王様から自分の思い通りに虐めてもらうスキル。これがつまり

「まぞリョク=マゾちから」

 というもので、耐性やマニア度の問題ではなく、どちらかというとまっとうなコミュニケーション能力の範疇に入るものだと思います。

 いやひょっとすると究極のコミュニケーションと言えるのかもしれません。

 例え首尾よく依頼内容をズバリ言えたとしても、相手にきちんと伝わっているかが問題となります。誤解される可能性も高い。
 
 わかってもらえなければ意味がない。

 幸いにも相手が経験豊富なベテラン女王様であれば、M側の気持ちを理解し、言わなくてもこちらの要望を汲み取ってくれる器量も期待できますが、よくわかってない「なんちゃって女王様」や「勘違いミストレス」だったりすると最悪です。

 下手すると命がけ。相手のレベルがどうであれ、NGプレイやセーフ・ワード(責められる側がこれ以上は無理と思われた時に言ってプレイを中断するキーワード)などは確実に伝えておく必要があります。

 また、相手のポテンシャルが低くても、こちらのアプローチ次第では上手くセッションをリードすることも可能なわけで、このあたりが真のマゾ力の真骨頂と言えるでしょう。

 マゾ力とは、ある意味では言葉の表現力とも言えますが、口で言わなくてもわかってもらえるような関係にまで発展させていく総合的でインタラクティブなコミュニケーション能力なのです。



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■ 女王様はわかってくれない?



[ 2007/09/22 17:53 ] 過去記事リバイバル | トラックバック(-) | CM(0)

アイコンタクト 


 相手の目を見て話すのが苦手です。

「お願いする時は、私の目を見て言いなさい」

 大学生の頃、生まれて初めてのSMプレイで、26歳のクラブ女王様がこのように命令されたのが、とても印象に残っている。

アイコンタクト

 そんなこと言われても出来っこない。打ち合わせの時でさえ、まともに顔を見れずに、うつむいてしどろもどろ、やっとの思いで話していたのに。

 プレイ自体は虚構の世界ではあるものの、「見られている」というその時の状況は、まぎれもない現実であり、それまで妄想の中にしか見ることの出来なかった、本物の女性からの視線にさらされているという事実が、この上ない興奮を呼び起こし、相手の目を見ることができないくらいのプレッシャーを感じていた。

 この「他者に見られている」という感覚が、言うまでもなく羞恥の本質だ。

 当時の僕は二十歳代そこそこの、社会的に自立もしていない、何もわかっちゃいない若造であった。

 それに元々アイ・コンタクトの苦手な、シャイな性格である。>_<

全裸で縛られたうえに、これからとても恥ずかしい、 あんなこと や、 こんなこと をさせて頂こうという時なのに、ただ単純に「見られている」というだけでなぜこうもエキサイトするのだろう。恐る恐る見上げると、まるで女神のように微笑んでいる女王様がそこにいる。ああ、これからこの女神様のような女性に、鞭で打たれ、家畜のように扱われるのか...

 良識的なSMプレイは、演劇的な空間で行われる言わば ヤラセ の世界。シナリオの代わりに、事前にお願いした依頼内容をもとに鞭で叩かれるというような動的なアクションの連続だ。しかしその狭間において、ふとした沈黙の中に現れる侮蔑とも哀れみとも知れぬ視線の中に、虚構を越えた静的なリアリティを感じる。

 真性S女であろうとなかろうと、職業女王様としてはつかの間のお芝居でやっているセッションの最中で、一瞬「この人バカみたい!」とか「変態でかわいそう...」といった気持ちにウソはないだろう。その嘲りは本物だ。

 「嘲笑というものは、何と眩しいものだろう」 (三島由紀夫「金閣寺」)

 演技中に出現するリアルなエモーション。これこそがSMプレイの醍醐味であり、高いお金を払う価値がここにある。


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[ 2007/09/07 20:37 ] 過去記事リバイバル | トラックバック(-) | CM(0)


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