
女装の趣味はありませんが、コスプレ趣味というか、変身願望みたいなものはあるのかもしれません。
学生時代に演劇をかじっていた頃、舞台上で違う人間になるという快感を知り、本格的なメーキャップでかなりスイッチが入ることを体感したことがある。「変る」というよりは、何か底知れぬ自分の可能性を信じることができるような、勇気みたいな?すっぴんでは気合いが入らなかったりするなど、化粧やコスチュームによる外面の変化が、人間の内面に及ぼす影響の深刻さというのが面白いと思いました。
女装すると内なる本能というか、心の奥の闇に閉ざされた可能性(トランスジェンダー)への扉が開くのでしょうか・・・
ところが、女装が好きだからといって、男が好きとは限りません。SMクラブにも女装コースなるものがありますし、昔は優雅とか麗雅という女装専門のSMクラブがありました。このようなところでは女装したM男が女王様に責められるわけで、これは性行為がなくてもヘテロセクシャルです。
(*「遊雅会」という大きなユニットで、レズビアンSMなど、幅広い嗜好にきめ細かく柔軟に対応してくれる優良クラブだったと思います)
それでも、なんとなく同性愛と混同しがちだったりします。
「
おかま」や「
ホモ」、「
ゲイ(レズを含有)」、あるいは「
バイ」とか、最近では「女装子ちゃん」などという表現もありますが、性同一障害といってもいろいろな幅やニュアンスの相違がありますね。
しかしながら、ストレートな人間からすると、それらの区別がよくわかりません。
少し前に
ホモとマゾはどちらがヘンタイか? で、どっちも同じ変態というようなことを書いてしまったのですが、これは少し修正させて下さい。
よくわからないからといって「ヘンタイ」というカテゴリーに押し込めてしまうことには、ちょっとためらいがあります。
同性愛(性同一障害?)は「ヘンタイ」というよりは、もっと本能的な部類に属し、なりたくてもなれるものではないし、ある意味で趣味的なSMとは区別されるべきでしょう。
SもMも本能という見方も可能でしょうけど、
一つだけ大きな声で言いたいことは、「異性が好き!」という部分は、僕にとって絶対に譲れない最後の砦みたいなもので、いくらマゾでもニューハーフの女王様はちょっと勘弁して下さいっていうか、ダメなんです。逝ける人もいるみたいですが・・・
例えば
椿姫彩菜(つばき あやな)さんという女性(♂)がいますが、過去を知らなければ思わず跪いてしまっていたかもしない。だけど後になって生物学的に男性であったことを知ったなら後悔すると思うのです。申し訳ないのですが。
内面がいくら女性でも、チ●ポという外面があれば、そしてそれが外科的に取り除かれ、戸籍上も女性になったとしても、やっぱり貴女は男性でしょ?
これも差別と言われてしまうとちょっと悲しいですが、女性が好きなんだからしかたがない。
もちろん、人は見かけだけが全てではない。性差よりも人間的な魅力で人を見るべきだもと思う。ただ、ジェンダーに関しては、内面よりも外面なのかも鴨川。男っぽくても、ジェンダーが女性であれば、好きになれる。女っぽくても、男性だったら好きになれない。
難しいところですね。
