
「北の大地 SM紀行」と同時発売の北川プロの秋の新作。
こちらは新宿のSMクラブ
スウィートデビルに所属している大道寺ゆり女王様のセッションが収録されている。
ゆり女王様のセッションは、その優しそうでおっとりした顔に似合わず、迫力あるプレイに魅入ってしまった。
それに悔しいが撮影が安定している。美しい映像は北川プロで長年カメラを回していた元スタッフの手によるもので、やっぱ流石だよな~と思った。
ところで、どこのSMクラブに行っても、たいていの場合女王様から「ご挨拶なさい」というのがきっかけとなるか、言われなくたってM客のほうから
「ご調教お願いします」とか言うのが習わしとなっていますね。
最近、初老のM紳士が「ご調教の
ほうよろしくお願い申し上げます」と言ったところ、若い女王様から「
ほうはいらない」とか言われて鞭打たれたそうで、孫同然の娘ッ子ドミナに日本語を指南されてしまうとは!と嘆いていました。
まぁそれはともかくとして、北川女史も「今どきそんなご挨拶って流行らないわよね~」と否定的な見解を示してはいた。
そりゃ何十年も女王様やったりビデオ製作していれば耳タコにもなるんだろう。
だが、滅多にSMクラブに行かない立場としては、そういうベタな台詞を言ってもみたいし、言わされたいというのが本音でもある。
この新作でもやはりクサい挨拶がなされていて、オジサン的にはなんとなく安心してしまった。タイトル通り過激な内容でもお約束はきちんと守られている。でも今の若い人たちはもっとユルいのかもしれない。
最近は本格的なSMクラブが次々と閉店しており、巷のSMクラブの密室でどのようなプレイがなされているかはよく知らないが、聞いたところではこの大道寺ゆり女王様のセッションはいつもお店でやっている内容そのままらしい。もちろんハードな部分は相手次第で、今回はそれなりにエグいことをやっている印象ではある。僕はちょっと逝けないと思うけど。
ちなみに
スウィートデビルにはコルドンブルーから移籍した
麗子女王様も在籍している。昨年ラシオラが摘発された時に数名のドミナが流れたこともあり、今新宿では安定した人気のSMクラブに成長した。僕は行ったことないけれど、新規客にはオーナー自らがしっかりと出向いて入会手続きが行われる。そこでかなりマニアックな対応もしており、M男心理を誠実に受けとめようとする姿勢は、ラシオラのそれとはまたひと味ちがったコンプライアンスを感じる。
SMに対するアプローチの違いでどちらがいい悪いという問題ではなく、オーナーのコンセプトが女王様の意識レベルにも反映するということだ。ラシオラが顧客満足度を軽視しているわけではないが、オーナーが女性か男性かで、あるいはSかMかで多少の温度差はあるように感じる。
札幌にも昨年
ギルティというS専(M女しかいない)SMクラブがオープンしたが、ここも支配人が客と直接面談して入会手続きをとるシステムだ。
お相手が女王様だろうとM女だろうと、いいプレイをするためにまず信頼関係を築くという姿勢は大切だと思う。そのための基本はやはり最初の挨拶にある。きちんとした挨拶は良好な人間関係のための欠かせないステップだ。
つかの間とはいえ、密度の濃いお遊びをしたければ、そしてそれなりに満足度を得るためにはこれぐらいの段取りや手間ひまをかけることに躊躇することはないだろう。
指名してみたい女王様の出演 DVD をチェックするのもまた、楽しい手間だと思う。
どんな相手でも、どのような状況であっても、常に相手に敬意を払い誠実なご挨拶を心掛けたいものです。

クリックしてやって下され~ ポチッとな!
↓
