
女王様やS女系ブログも密かにこっそりと読んでいます。
というより、実はM男ブログよりは熱心に読んでいたりしますが、現在アクティブなものについて触れるのは控えておきます。
しかし、お気に入りのブログが人知れず消えていくのは、諸行無常の響きあり....
How to アッタク M男ちゃん コレ、おそらく「アタック」の間違いかな? ま、それはどうでもいいや...
昨年の記事ですが、せっかくブログ始めたのに、やめてしまわれた経緯が書かれています。
S女系の場合、素人さんのブログに面白いのが多いのですが、素人ゆえに挫折してしまうケースもたまにあるようです。
意味不明なコメントに首をかしげる程度ならともかく、嫌がらせや悪質なのはダメージが大きい。
はたから見れば、別にどうということのないようで、モチベーションが落ちてしまうのはよくわかるのです。
かくいう僕もブログを始めた当初は、精神的に落ち込んだ時期がありました。
僕って、けっこう打たれ弱いんです(>_<)

はげまぞのコメントやお便りは本当に嬉しいものですが、不気味なものにはドキっとさせられる。
この種のブログは、興味のない人には不快感を与えてしまいかねないので、ある程度の配慮は必要だと思うけれども、基本的にイヤなら読まなければいいのに、というスタンスです。
ある日、気がついたら自分の書いた記事が消滅していた!なんてこともありました....
何も悪いことしてないのに、なんで?(まあねえ、確かに変態願望を書いてノーマルな人に嫌悪感を与えてしまっていることは申し訳なく思うのですが、攻撃してくるアラシさんも変態な人が多いのになんで?って感じです)
わざわざ嫌いなものを無理して読んで、あえてネガティブなコメントを書くという行為は、時間の無駄じゃないですか。
ところが、世の中にはそういうヒマ人が多いらしい。
もしコメントするなら、そのブログの読者も含めてみんなに何かポジティブなメッセージとして残したいと、少なくとも僕は思っている。
このブログには幸いなことに、そういうコメントを頂くことが多く、感謝しています。

女王様系のブログはプロの場合、目的がはっきりしているだけに、
ハリ切って読む。
ん~でなくて、
割り切って読みます。
アルバムだけ見て指名するよりも、その人となりや思想、SMに対する距離感などがつかめると思われますので、実際にプレイする前に読んでおくといいかも、という程度のことは言えるかもしれません。
ただ僕の印象だと、ブログで書かれている内容と実際のセッションにそれほど有効な関連性を見いだせない。
おっかないことを書いてはいても、実際のプレイは優しかったり、その逆もあるから。
もっともこれは女王様にもよるし、M客側の態度次第という面もありますが、コンテンツとしてそれが営業用なのか、エンタテイメントなのかを見極める必要がある。
指名する前にファンタジーを膨らませている時間も、お代に含まれているようなもの。
女王様も書き手の立場として、その辺りを意識されたほうが望ましいでしょう。
つまり記事の内容をリピート確保のためか、新規顧客開拓が目的なのかを区別してみる。
例えば、ネタで使うプレイも一般向けなのか、一般マゾ向けか、あるいは固定客向けかというように。
お店からの指示でなんの気なしにやっているようなブログも見られますが、マーケティングを意識して書かれたほうが、結果的にモア・ベターなセッションにつながると思うのです。
最近はそのようなプロ意識の強い女王様ブログが増えてきました。
今の時代、これは当然の流れなのでしょう。
SMクラブに限らず、どの業種でもこのネット社会、ブログを読んで来るお客さんというのは、その文章に何かを感じ、信じて来てくれているわけです。
ただ僕の場合はヒネクレた「仮性マゾ」なので、ブログが気に入ったからといって必ずしも指名するわけではありませんけれど・・・
以前、雑誌やビデオで顔を見知ってはいたけれど、実際に面識がない段階でしばらく隠れ読者をしていた女王様ブログがありました。映像で見るぶんにはエロく、プレイはエキサイティング、そして迫力のダイナマイトボディが眩しかった。
その女王様、当時はあるM性感で現役だったのでプレイしようと思えばできましたが、それはしませんでした。
ブログの内容がとてもユニークで、これは僕的に話がしっくり合いそうだなと感じた。
読み方によっては柔軟性のある解釈が可能な、巧みな文体も新鮮で、そちらのほうに魅了されたからです。
こうなるとプレイしたいというよりも、会ってお話をしてみたいという気持ちの方が強くなるファン気質。
実際にプレイしてしまうと、ヘタレな自分の情けなさがバレて、もうまともな会話が出来ないような気が当時はしてました。

彼女とはその後フェティッシュ・バーでお会いし、こちらの期待どおり洗練された会話を楽しむことが叶いました。
ブログから僕が抱いていたイメージと、本人のキャラクター像が見事に一致した実にまれなケースでした。
このような素晴しい女王様なら調教されてみたいという空想を楽しむことは出来ても、実行する勇気はなかった。
不遜ながら「まずはお友達から」みたいな気持ちを抱いた初めての女王様だったのですが、奴隷が女王様とお友達になれるはずがない。
しかし、そういうファンタジーを抱く自由がエゴマゾの特権であり、女王様ブログの楽しみ方のひとつだと思っています。
これからのSMクラブはアルバム指名でなく、「ブログ指名」がトレンドになるでしょう。
お客さんとしても、勝手に抱いていた妄想イメージとのギャップを確かめてみるというのも一興ではないでしょうか。

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