
昔のヒーローもの特撮番組は、様々なフェチ願望を子どもたちに擦り込んだような気がする。
「ウルトラマン」シリーズなどは、ゼンタイ、つまり「全身タイツフェチ」を生み出したのだと思う。
僕がよく見ていた「仮面ライダー」もその系列だと思うが、敵キャラにショッカーという犯罪組織があり、その戦闘員たちの姿を見ると、M男の集団に見えてしまうのは僕だけだろうか?
戦闘シーンでは仮面ライダーにいとも簡単にやっつけられてしまい、なんともミジメな存在感は独特のものだった。
当時すでに僕はマゾだったからいいけど(?)、本来は健全だったはずのノーマルな子どもの潜在意識にマゾヒズムを植え付けた石森プロの責任は重たい。
「人造人間キカイダー」なんかも、高次元なフェティシズムが描かれており、「鉄腕アトム」が能天気とは言わないが、哀愁漂うロボットフェチの嚆矢があった。
僕はなぜか全身タイツにまで興味は芽生えなかったけれど、あのマスクをかぶってみたいなとは思った。

社会的に全頭マスクに市民権を与えた功績は評価したい。
スキー場などで売っている、俗に言うたこマスクは、ださいと見なされてあまり人気がないけれど、本当にスキーの上手な北国育ちは愛用しております。
しかし、欲しくてもナカナカ買えない全頭マスク。
初めてホンモノをかぶったのは、北川プロの撮影の時でした。
人前でSMプレイをする時の必需品という、別の社会的な意義を見いだしたのでした(>_<)
どうでもいいか、そんなコト。