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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

やっとこ決まった就職先は、SM雑誌の編集部 

 センター試験が始まりましたが、若い人たちには、自分の将来像をきちんと見据えて大学入試に臨んでもらいたいものです。

 よくコメントを頂いている、新進気鋭のイラストレーター(しかもS女性!)から、教えてもらった本。

やっとこ決まった就職先は、SM雑誌の編集部


 なんだか面白そうなので、買ってみることにしました。まだ読んでいませんが、おおかたのネタというか、内容は想像できる。

 子どもの頃(小学生ぐらいまで)、漫画家になりたいという夢を抱いていた僕は、絵が好きでもそれほど上手くなくて挫折したという悲しい過去がありあす。
 (まぁ、「挫折」というほど努力していたわけでもないけれど、投稿してみたり...)

 大学では、つぶしの利かない演劇を専攻していて、就職を意識しだした頃、子どもの時に一瞬だけお付き合いのあった出版系という選択肢が芽生えたのは、やはりまだ漫画への思い入れが残っており、漫画雑誌の編集者という仕事に憧れたからだと思う。

 当時すでにSM雑誌にも読者としては親しんでおりましたが、「SM雑誌の編集部」は、就職先というオプションにはありませんでした。読者としてさえ恐れ多いSM雑誌の世界で、まともに仕事が出来るはずもなく、やはり日常とはかけ離れた世界だと思っていましたから。

 今なら、中途採用でもよいので、就職してみたいですけどね! (>_<)

 SMというものが好きかどうかもまだわからない、自分の中では混沌としていた時代でもあった。

 (好きかどうかはともかく、マゾではあった。子どもの頃から・・・)

 その後、須磨利之氏などの仕事ぶりを知って、職種としての編集という作業やプロセスにポジティブに強い関心を持つようにはなったのですが、やはりSMという業界へ踏み出す勇気はなかった。

 仕事というのは、多くの場合、興味があろうがなかろうが、やらなければならないものです。

 自分の好きなことができればいいけれど、好きでもないことをやるのが現実。

 年をとった今ならそういう醒めた視線でケロッと言えるけれど、若い頃には気づかないことだった。

 好きでも嫌いでも、納得して仕事ができること。それが「プロ」というものだと思います。

 


置かれた場所で咲きなさい



女王様挫折記_cover



【関連エントリー】

■ 職業に貴賤なし

■ 女王様挫折記

■ SMは風俗か?

■ SMクラブの仁義



私は風俗嬢講師私は風俗嬢講師
(2009/07)
水嶋 かおりん

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[ 2015/01/17 07:34 ] マゾの本棚 | トラックバック(-) | CM(3)

女神は偉大なり 

女神は偉大なり

 表現の自由、あるいは言論の自由について、国や政府が擁護の姿勢を示していますが、これにはどうも、微妙な違和感を感じてしまうのは僕だけなんだろうか・・・

 これまでは国や政府がこの種の自由を規制や弾圧してきたくせに。

 今や政府にとっての脅威はテロであり、そのテロリズムが標的とするのが「表現の自由」。

 敵の敵は友というわけで、パリで起きた新聞社襲撃事件を機に、仏政府は表現の自由を楯にしたテロへの対決姿勢を露にしている。
 
 しかしテロ対策が主な目的であり、表現の自由に関しては真剣に考えていないのでは?

 テロを擁護するようなつぶやきをしたフランスのコメディアンが逮捕された事件には、そういう仏政府の本音が見え隠れしているような気がします。

 安倍政権にしても、海外で起こったテロ事件について「困ったものだ」ぐらいには思っているかもしれないけれど、本気で表現の自由を守ろうなんては思っていません。

 もしイスラム過激派が、やみくもにSMスナイパーの編集部やロリコン雑誌社などをテロの標的にして襲撃したならば、安倍政権はテロリストを糾弾してくれるでしょうか。

 「私はSMスナイパー」とか言って市民がデモ行進をするでしょうか。

 シャルリー紙の編集長や風刺画家が殺害されたのは痛ましく、けして許されるべきことではありません。

全ては許される


 しかし、そもそもはフランスが北アフリカで行っていたイスラム過激派への掃討などが原因で、シャルリー紙の風刺画が直接の理由ではありません。

 フランス政府の国策が引き起こしたようなもので、シャルリー・エブドはいわば濡れ衣を着せられた。

 移民排斥、貧困や格差、差別、といった根本的な問題解決に消極的な政治への不満がもたらした悲劇です。

 風刺画がテロの標的になる以前に、そういう風刺が生まれる土壌の問題が置き去りにされてきた。

 この問題の滞空時間は長く、根深いものがある。

 表現の自由がテロによって侵害されたから、この問題を一大事にしているわけではない。

 表現や言論の自由というのは尊重されるべきだとは思うのですが、

「誰かが傷ついてもいいから、言いたいことぐらい言わせろ」

 という意味ではないと思っています。



 どうでもいいか、そんなコト。


 さあ、今夜も、「女王様は偉大なり〜!」とか言って、自爆オナをしよう〜 

↑ 表現の自由 ?   (。。)☆\バキ







[ 2015/01/15 21:11 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(2)

そうだったのか!羞恥心 

イトーさん風のMフォト

 この画像は、たまたま Felm Cyber - Female Domination というサイトに掲載されていたのを見つけたもので、これを見て往年の名ブログ、「変態でよかった」を思い出しました。

 イトーさんの文業は、ご自身の羞恥を回顧されるかたちで、現代の羞恥系マゾヒズムをみつめ直すという果敢な貢献をされてきました。

 羞恥という、この捉えどころのない難問を良心にかけて問い、解き続けるという精神の闘いには敬服しております。

 僕は若い頃はコンプレックスの塊のようで、羞恥への関心は高かったにも関わらず、マゾヒズムのプロパティとしての羞恥への興味は薄かった、というよりも、あまりわかっていなかったと思います。

 ところが、数年前に大阪の夢楽園というSMクラブで、突然マンションの一室(当時は住居用マンションの部屋をプレイルームとして使用できた)から引きずり出された時、ちょうどこの写真のような状況に放り込まれた時に、羞恥心の醍醐味を味わったように思います。

 参考エントリー → 大阪の夢楽園の摘発

 夢楽園というところは、マンション全体がクラブの管理下みたいなものですが、当時の僕はまだそのことを知りませんでした。

 羞恥心というのは、なかなか意図的に創り出すことは難しい。

 イトーさんのような達人はそれを巧みに実現されていらっしゃいますが、恥ずかしい状況に自ら望んで入り込むのと違い、想定外の羞恥心、「本当に誰か来たらどうしよう〜(>_<)」みたいな、スリリングな不安やプレッシャーも、羞恥心に魅了される一つの要素なのだと思います。

 しかし夢楽園のように、原則として誰も来るはずがなく、来たとしてもそれはお仲間みたいなものという前提を知ってはいても、やはり怖いものは怖い。イヤなものは嫌(>_<)

 僕は、そのギリギリのところのボーダーラインにいるだけでとりあえずよしとする。

 その一線を越え、誰かに通報されたり、当局に逮捕されたりした時に、人生は一巻の終わり。

 勘弁して下さい〜 絶対にイヤです!」

 とダダをこねてみたものの、完全に無力化した僕はついに引きずり出されてしまった(>_<)

 その時の何とも言えない恐怖と恍惚の入り交じったカオス感覚が今でもトラウマになっております。

 そして今では絶対にイヤでも、もしかしてないの?かも鴨川・・・」 

 みたいに思えてしまっているぅ〜(>_<)

 もう破滅してもかまわない! この心境の推移は相当に危険。

 危険ドラッグよりも 危険 かもしれません(>_<)

 僕自身は、本当に見ず知らずの他人様(初対面の女王様をのぞいて)に自分の痴態を見られたという経験はなく、あえてそれをやりたいとは思えないはずなのに、なぜかこういう画像を見てエキサイトしてしまうのは、潜在的にそういう願望が心の奥で芽生えてしまったのかもしれません。

何となく変態


 唯一の支配者であり、自分が崇拝するたった一人の女王様の視線に晒されるのならともかく、どうでもいい他人、自分とは全然関係ない人々に卑しまれるというのは心理的に抵抗がある。

 それが女王様のお望みだとしても、やはり勘弁して頂きたいというのが本音。

 例えばその女王様のお友達であるとか、僕の好みのタイプの女性であればまだしも、S気質をお持ちでもなく、たんに面白半分に知らない人に馬鹿にされるのでは、僕のマゾヒズムを刺激することはない。

 ただイトーさんの本格的なブログを読んでからは、純粋にそういうのが好きという人の気持ちも何となくわかってきたような気がしています。(いや、本当のところ、わかってないのかもしれませんが・・・)

 イトーさんによればこの種の性癖はマイノリティで、理解できる人もそんなに多くいないとのことですが、覚醒していないだけで、潜在的には、水面下にはけっこういるのではないかとも思われます。

 破滅(=死)へのアプローチも、伝統的純正マゾヒズムの範疇に入るわけで、そもそもマゾヒズムからして意味不明と言えば、意味不明。

 そういう意味では不可解にも見える公開羞恥プレイは、「まっとうな」マゾヒズムの一部を構成する要素だと考えられるのです。

 それにしましても、世間一般的にはクレイジーな世界観や嗜好について、ここまで真面目に考えるきっかけを得たのは、似て非なる性癖を持つ者同士の奇跡的な邂逅があってのことで、イトーさんのコメントやブログにあらためて感謝の意を表したいです。

 *イトーさんのブログは限定のクローズド・ブログとして最近復活されました。
  その一部が一般バージョンとして公開されております。 → 枯れゆく前に

 羞恥マゾプレイに関する謎や興味をお持ちの方にはあわせてお読み頂けると幸いです。

 いつの日か羞恥系マゾヒズムが大衆化し、ポピュラーになってみんながみんな原宿や日比谷公園、六本木ミッドタウンなどで公開羞恥マゾプレイをやらかしたら、羞恥マゾプレイが何ともなくなってしまうかもしれません。

↑ あり得ないから  (。。)☆\バキ


 そういう意味で、マイノリティーであることが、羞恥マゾのアイデンティティーになっているような気もします。


 【関連エントリー】

■ 羞恥心について 昔は顔面騎乗という言葉さえ言えなかったのに... 2011年8月16日


■ 罪と恥 2009年 10月14日

■ 羞恥心とは不可思議なるもの


■ 匿名の羞恥心
匿名の羞恥心_1

■ 男としては最低で、M男としては最高の瞬間

■ 変態を生きる 今だけ、この瞬間だけ変態だから(>_<) 2009年07月28日


■ M男の羞恥心 2009年07月28日
スナイパーEVE_s
 M男としてメディアに登場してしまった Homer


■ 新春対談!ネホリ氏 vs ホーマー

ホーマー顔ホーマ:男のプライドが許さないってか。

ネホリ:そんなもの糞ですよ。

ホーマー顔ホーマ:マゾにもプライドはある。

ネホリ:プライドがあるのに、それを捨てるところが潔いんですな。

ホーマー顔ホーマ:男の美学ですね。いやM男の美学か。




  
[ 2015/01/11 21:11 ] 仮性M日記 | トラックバック(-) | CM(7)

流しの女王様 

 数年前の風営法改正により、プレイルームの運営に関する規制がキビシくなって、SMクラブは無店舗型派遣スタイルが主流となりました。その影響もあるのか、昔に比べるとお店に所属しないフリーランスの女王様が増えてきた印象があります。

 古くは北川プロのシャネルさんや青木麗奈さんなどがこの種の形態で活動されていました。

 朝霧リエさんもラ・シオラをオープンする前にフリーでやっていたようなことを聞いたことがありますが、SMクラブ全盛時にはどちらかというとマイナーな存在。というよりは、マニアックで、ニッチな感じもしました。

 最近はネットによる市場規模の拡大により、多くのフリー女王様が活躍されています。

 直接は存じ上げないのですが、以前、相互リンクをしていたブログの女王様が、このたび独立開業したとのことで再度リンク依頼が来ましたのでご紹介します。

youko's SM個人調教【SPICE】

 妖湖さんは、なんと次回の北川プロの作品にも出演予定とのことで、これは注目したい。


youko's SM個人調教


 SMクラブ所属ではなく、フリーの女王様による個人調教というのは、

 初心者にはハードルが高そう に感じられます。

 よりどりみどりのアルバムやプロフィールから慎重に選んで指名するのとはちょっと違うスリルがある。

 クラブ時代の実績や人気がないとやっていけないでしょうから、すでに固定客、それも様々な意味においてハイレベルな強者ぞろいのM男をクライアントにしていると思われ、今さらビギナーレベルのヘタレエゴマゾが新規参入する余地はないような気がするのです。

 しかし、単独で開業されるからには「挫折」するほどやわな女王様ではない。

 SMに理解と好意のある経験豊富な女王様であり、誠実なセッションが期待出来るでしょう。

 ヘタレのエゴマゾにはやはり敷居が高いのかもしれないけれど、こちらが未熟であれば、その低い水準でより高いレベルに導いてくれそうな感じはする。

 だから、むしろ初心者向けとも言えるのかもしれません。

 あとは相性の問題でしょう(クラブ女王様にも言えますが...)

 最近はブログやTwitterにより、本人の嗜好性や近況なども何となくわかるようになりました。

 以前、北川プロの撮影でご一緒した山咲美花さんもフリーという立ち位置で、ショーの出演や企画プロデュース、日本SM協会を立ち上げるなどマルチな活動をされています。

まりあ&美花_s

 フリーといっても「ただの」女王様ではありません。SMクラブと同じ程度の予算は必要で、お店や組織のしがらみに拘束されることなく、女王様の個性が活かされたインタラクティブなプレイが魅力なのだと思う。

 しかしこのことは実際、フリーだろうが店に在籍されていようが、それを女王様のひとつの個性・属性と考えれば、それほど大きな違いはないのではなかろうかとも思います。


 更科青色さんは、安定した実力と人気のあるフリーランス・ミストレスです。

更科青色_ブログバナーL


 数年前に更科さんから「ブログ拝見してます」というメッセージを突然頂き、ビックリした。

 この時はフリー女王様という存在に恐れをなしてスルーしてしまったのですが
      うぅ・・・ごめんなさい (>_<)
 昨年ユリイカの周年イベントでお会いした際「ブログでリンクさせて頂いております」とご丁寧に挨拶されてまたビックリ。

 実は、彼女がデビューして間もない頃、そのアイドルのようなルックスに目がくぎづけになり注目はしていたのですが、もしかしたらこの人は挫折するかもしれないナと(勝手に)思っていたものでした。
            うぅ・・・ごめんなさい (>_<)

 地道にご活躍されているようです。

更科青色(日菜子時代)
中野のSMクラブで三枝日菜子という名前で活躍していた頃


 ファンタジーの仮想空間と、リアルな都市空間を漂流するフリーのミストレスたち。

 う〜ん、かっこいい!

 フリー女王様の「個人調教」は未経験なので、いつか 挑戦してみたいとは思っています。

 いつやるのかって?  残念ながら 今じゃない んですよね〜(>_<)

 やっぱりまだ怖い。もう少し修行を積んでからにしよっと。

 こっそりと、老後の楽しみにとっておこうかなと・・・ 

↑ もう既に老後みたいなくせして (。。)☆\バキ




 
[ 2015/01/03 20:26 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(8)

明けましておめでとうございます! 

羊とファックを命じられるM男

 今年の干支は羊だそうで。

 「お馬さんごっこ」の年から、「ヒツジさんとファックごっこ」の年となりました。

 今年もよろしくお願いします。




 
[ 2015/01/01 11:43 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(4)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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