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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

見てきました「春川ナミオ展」 

男の視線が見える顔面騎乗

 銀座のヴァニラ画廊での春川ナミオ展に、最終日の前日、つまり昨日行ってきました。

 実は今回、ある若いS女性と同伴で鑑賞したのですが、お客さんにも若い女性が多く、僕が数年前に企画した原画展では中高年の男性しか来なかったのを思うと万感の思いです。

 展示作は見おぼえのあるのがほとんどでした(初めて見る作品でも、どこかで見たような気になってしまう)。

 非売品の中には未発表作もありました。販売されていたものにはかつて雑誌に掲載されたり、ネットでも広く拡散しているのが多かったようです。

 今回、印象に残るのは、「モバイル顔面騎乗」と僕が呼んでいる一連の作品群。

モバイル顔面騎乗_01

 歩きスマホならぬ歩き顔面騎乗! どちらも危険ですね。

モバイル顔面騎乗_04

 お隣さんが見ている家の近所から、ファッションショーのように華やかな場所、オフィスの廊下など、ありとあらゆる状況でいつでもどこでも顔面騎乗されてしまいます。

モバイル顔面騎乗_08

 これらはある時期、春川さんが特に好んで描いていたモチーフで、今回の出品作はほぼ、同時期に製作されたものではないかと推察されます。

モバイル顔面騎乗_02
これ ↑ の和服ヴァージョンが出品されており、それは初めて見ました。


 今回の出品数は約100点余で、展示作の中から見つけた、僕のパソコンのHDにもコレクションされている同作品を引っぱり出して今ご紹介しているのですけれども、「モバイル顔騎の和服姿」のは残念ながら手元になく、僕の知る限りネットにも出回っていなかったと思います。
どなたかお持ちでしたら、あるいは所在(URL)をご存知でしたら、くらひゃい(>_<)



モバイル顔面騎乗_03

 バーやスナックという状況設定の作品は数多く描かれ、ネットでもよく紹介されています。
 

ランドセルしょっているから、↓ 子どもかしら?と思いましたけれども.....
モバイル顔面騎乗_06
よく見るとこれは女性の持ち物のようで、顔騎ベルトとセットの装着具みたいです。


 一緒に歩かされているのは、一応は成人男子なのでしょう...(ホっとひと安心)

 ここに登場する男たちは極端に矮小化され、しかも童顔に描かれるので、一歩間違うと児童虐待と誤解されかねません。

MB_FS_Tennis_01

 この他に、僕の目を引いたのが、「テニス・シリーズ」です。僕も若い頃はテニスをやっていましたから、このカテゴリーは好きなタイプ。

 春川さんはテニスをする女性に思い入れが深いのでしょうか、かなり初期の頃からこの種のイラストを好んで描いておられました。

 確かにテニスは、パンチラ(←もしかして死語?)が許される競技で、眩しい太ももに目がくぎづけになるスポーツです。これをやっていると、顔面騎乗されたくなる願望が膨らみます。

初期のテニスシリーズ

 コレ ↑ は今回の展示にはない作品。画風からも時代が異なるのがわかります。

 初期の作品では男の表情が豊かに描かれていました。


MB_FS_Tennis_02

 mugiさんも指摘されてますように、春川作品の特徴の一つにあまり動的なイメージのない「静寂感」というのがあります。テーマにスポーツの情景が選ばれることも多い春川作品ですが、「静と動」のアンバランスな、不思議な空間がそこに描かれます。

 勝手に動きつけてみたりなんかして(^^)
ヒップバイブレーション

男の膝にはニーパットが! こういう細かい配慮がニクいよね(^^)
MB_FS_Tennis_04
まるで一眼レフのカメラで、シャッターを切った一瞬のような静止画


 テニスの試合中にも顔面騎乗したい(されたい)のかい?っていうぐらい徹底してます。

MB_FS_Tennis_03


 いったいどのような器具や、装置と仕組みでこれが実現されているのか謎ですが、そんなツマラナイ疑問を抱くのは野暮というもの。

 ただ素直に「どこでも顔面騎乗」の苦痛と快楽の魅力を想像するのが粋なのでしょう。

 そもそも、こうやってクドクド説明すること自体がヤボったいやね。

 マゾヒストが言葉で言い表せない、心の闇を照らしてくれるのが春川ナミオの世界なのです。


 とか言いつつも、ご一緒してくれたS女性には、思いっきり春川ナミオ論をぶちかましてしまいましたが(>_<)



■ 春川ナミオのマニアックなサイト
痴人の愛_s



■ 使い回される春川作品
M男的台詞付画像ナミオ
  M男的台詞付き画像にも登場した春川作品



■ 春川ナミオ概論序説
他者の視線




■ 顔面騎乗の社会的評価







 


[ 2015/08/29 14:02 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(13)

春川ナミオ概論序説 


他者の視線

 先週から銀座のヴァニラ画廊で春川ナミオ展が始まっています。

 これからご行こうかなと思っている人は、その前にこちらをご覧になってみて下さい。

 マゾほど素敵な性癖はない! SMアートの巨人たち


 僕もこれまでに何度か春川ナミオさんの絵については書いてきましたが、他のブログでここまで熱く語られるのはとてもレアーな事例で、嬉しくなってしまいました。

 かつて「顔面騎乗ファン」というブログでeichanがやはり春川ナミオ論を書かれてましたが、僕の知る限りではそれ以来の、素晴らしい記事になっております。

 このような解説を読んでおくと、ギャラリーでの鑑賞に深みが増すというか、楽しめるかと思います。


この絵はヴァニラ画廊で展示されている作品ではありません
春川ナミオ「夏・うちわ」
mugiさんの真似して、夏らしい感じの絵をチョイスしてみました(^^)
女性が持っているうちわに注目!


 とりあえず。

春川ナミオ展




■ 春川ナミオの絵について・団鬼六
団鬼六氏プロフィール写真
 S男の代名詞的存在だった団鬼六氏から、春川ナミオ原画展に寄せられたメッセージ。



■ 春川ナミオの芸術
人間便器フェアー_1s


■ 顔面騎乗に市民権を与えた男
Sardax


■ 春川ナミオ氏と会う!
春川ナミオと
  憧れの巨匠とついにご体面!









[ 2015/08/25 13:48 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(4)

こマメに水分補給 


 熱中症対策で最近よくこのフレーズを耳にします。

 M男性ならば「こまめに聖水補給」といったところでしょうか。

 美しい女性から、上から目線で

「水が欲しいの。今すぐに!」
こまめに水分補給

などと言われようものなら、

「はっ、かしこまりました。ただ今お持ち致します!」

 と、誰でも応えざるを得ないですよね?



こまめにアルコール補給
こまめにアルコール補給


こまめに聖水補給
こまめに聖水補給


こまめにお掃除
こマメにお掃除



こまめにビンタ
こまめにビンタ


こまめに膝まずいて足を舐める
こまめに膝まずいて足を舐める


こまめに足を舐める
こまめに足を舐める


コマメニマメヲナメル
こマメに豆を舐める


こまめに射精管理
こまめに射精管理(>_<)


こまめに乳首責め
こまめに乳首責め



こまめに鞭で打たれる
こまめに鞭で打たれる(>_<)



komame_worship.jpg
こまめに崇拝



こまめに顔面騎乗
やっぱり、こマメに顔面騎乗


こまめに顔面騎乗
大マメに顔面騎乗



どこでも顔面騎乗
どこでも顔面騎乗


なにがなんでも顔面騎乗
なにがなんでも顔面騎乗




【こマメに関連記事の紹介】


■ 初心者S女のための顔面騎乗教室
2010年末Top_010


■ メタ・メッセージ
顔面騎乗が好き!

■ つまりは、この重さだったんだ
つまりはこの重さなんだな_30

■ 顔面騎乗の起源と歴史  意外と新しい顔面騎乗の歴史
StartAtNipplesFinishAtBalls.jpg


■ 顔面騎乗の社会的評価



■ 現代思想としての顔面騎乗 レヴィ・ストロースも好きだったかもしれない顔面騎乗

■ 顔面騎乗の形而上学  普遍的な文化芸術としての顔面騎乗

■ 顔面騎乗の宇宙 人類に残された最後の謎、顔面騎乗ワールド

■ よくわかる顔面騎乗


■ ファッションで見る顔面騎乗

■ 顔面騎乗の美学
 
顔面騎乗はとてもストイックな美学の羞恥で、必ずしも性的快楽を目指すものではないのです。

■ 彼女に顔面騎乗をしてもらう9つの方法

■ エリック・スタイルの顔面騎乗
エリックの顔騎_B

■ 顔面騎乗に適したお尻とは?

*参考画像:形として顔面騎乗に適したお尻


■ 高貴な顔面騎乗
高貴な顔面騎乗

■ 幸福な顔面騎乗

■ 本当はツライ顔面騎乗 ま、そりゃそうだわな(^^;;;)

*参考画像:神様に感謝する顔面騎乗


■ 人間椅子

■ 顔面騎乗に市民権を与えた男

■ 試験に出る春川ナミオ

■ 試験に出る顔面騎乗

■ 試験に出るSM







[ 2015/08/20 20:16 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(0)

戦後70年のマゾヒスム 

そして男は軍神となり、奴隷となった
キャタピラー CATERPILLAR
映画「キャタピラーCATERPILLAR」


 最近の大学生の中には、

「日本がアメリカと戦争していたなんて、知りませんでした。ビックリです〜!」

 という輩もいると知り、

 この発言こそまさにビックリ! なのですが、

 戦争の悲惨さや狂気を知らない世代が増え「あの記憶」は風化しつつあるようです。

 それは平和な時代が長く続いた恩恵でもあり、喜ばしいと言えなくもないのかもしれないけれど、後の世代に正しい情報をきちんと伝えていくのは意外に難しいことなのかもしれません。

 戦前から終戦の直前まで、高度な教育を受けていた知識人に言論の自由はなく、当時はやむを得なかったとはいえ、国のプロパガンダに嘘で貢献し、彼らには真実が判っていても言わなかった(言えなかった)

 戦後の風俗雑誌には、そうした有名無名の知識人たちによる、抑圧から解放された真の言説が花開いていたように感じます。しかし、読む人の数は限定されていた。

 「奇憚クラブ」にはしばしば、戦争とマゾヒズムに関する記事がみられました。

奇憚クラブ1954年1月号表紙

 この雑誌の編集者自身が帰還兵であったことも影響していたのだと思われます。

 心理的トラウマが原因の病的なマゾヒズムと、変態趣味的なそれとは別物かもしれない。

 しかし、戦後70年を迎える今年、じっくりと己の胸に問うてみたいのは、

平和な時代を生きてこられた人生に、感謝せねばなるまい

 ということです。

 戦後生まれの僕ですが、戦前に生まれながらも幸いにして生き残った両親から生を授かった僕も、ラッキーだったと言えます。

 祖父母などからリアルな体験談を聞いたことがあるとはいえ、僕にとってそれは遠い記憶の声でした。

 僕は語り部になれるほど戦争を知らない。

 身近な語り部の生々しい証言よりも、映画や漫画のほうにインパクトを感じていた。

はだしのゲン

 平和ボケした、「まったり」ジャパンで、のほほんと享楽的にSMプレイなどで遊んできた僕に、風化どころか「あの記憶」の痕跡すらない若者についてとやかく言える資格はない。

 むしろ、軽はずみな気持で語るべきではないとも感じていた。

 しかし8月6日や15日を何の日か知らないような人たちが増えている事実には、本来は語り部たるべき僕たちの世代の無責任さを恥じるべきかもしれない。

 おこがましいのを承知で、今の若い人たちに言ってみたいことの一つは、真実が伝わるような芸術や文化に親しみ、なるべく

心の栄養をつけて頂きたいということです。


 そういうのは、若い時にしか出来ません。

沖縄戦

 若者も含めた世の人々が、一般常識レベルの歴史的事実や、歴史認識などを知っているという前提で、これまでにも、文芸や絵画、映画など様々なジャンルで戦争をテーマにした作品が発表されてきた。

 ピカソの「ゲルニカ」のように、戦争そのものが偉大な芸術作品を創出することもあります。

ピカソ「ゲルニカ」

 個人的には正直、僕のような年齢になってくると、そういうのはもう見たくも知りたくもないとも感じる。

 悲しくなるから。

 偽善的にこんなことを書いている僕は卑怯者だと思う。

卑怯者の島

 数年前に、それこそ軽い気持で反戦デモに参加したことがありますが、あの時は少し後悔した。こういうことがやれるほど、自分はちゃんとしてるのか?

 しかし、たとえエンターテインメントやレクリエーションとしてでも、少なくと参加することに意義はあったのだと今は感じています。

 大げさに言えば「世界平和」などとか、何かそういうもののために、もし自分に何かできることがあるとすれば、自分自身の生き方や生活、健康を充実させ、心の栄養をつけることの方が先なのではないか、とも思うのです。

 その一方で、僕はこうも考えています。

 戦争の恐ろしい面を伝えていくのは大切ではあるけれども、人々の心を平和にするような、

 笑えたり、癒されたり、ちょっと恥ずかしい気持になったり・・・

 性的に興奮するようなエロティシズム など等・・・

 多様性のある豊かな表現活動や作品を知ることも、大切なのではないか。

 そして、恥ずかしい気持ちを抑えつつSMプレイに興じるのも、長い目で見るなら世界平和に貢献するのだと。

 全ての女性がM男に顔面騎乗をしてくれるなら、きっと戦争はなくなると信じています。

 そういうわけで、戦後70年のマゾヒズムに敬意を表し、来週は春川ナミオ展にでも足を運んでみようか・・・


春川ナミオ_夏の花火
暑い日が連日続いていますが、女性のひんやりしたお尻で涼をとりたいものです。





■ 戦争と平和とSMと
戦争と平和
 毎年この時期だけ戦争とか平和について考えているような気がする・・・


■ 往きて還らず

■ 戦争と平和

■ 終戦記念日

■ 終戦記念日・・・ねぇ

[ 2015/08/14 18:37 ] 仮性M日記 | トラックバック(-) | CM(4)

ヴァニラ画廊で春川ナミオ展 

春川ナミオ展

 銀座のヴァニラ画廊で 今月17日から春川ナミオ展が開催されます。

「マグナマテルMagna Mater~豊饒の海~」 春川ナミオ展

 ◆と き  8月17日(月)~8月29日(土) 展示室A

 ◆ところ 東京都中央区銀座八丁目10番7号 東成ビル地下2F 

 ◆入館料 ¥500



 マグナマテル(Magna Mater)とは、日本ではちょっと耳慣れないかもしれませんが、ローマ神話の女神を意味するラテン語で、西洋絵画ではよくモチーフとなっています。大地母神とも、母なる子宮のメタファーとしても用いられ、顔面騎乗絵図を真骨頂とする春川さんの個展に相応しいタイトルだと思いました。

 ネットでは複製された春川作品が氾濫していますけれども、原画を間近に見られるチャンスというのはそう滅多にないのではないでしょうか。印刷品質の高い紙メディアに掲載されていても、やはりオリジナルの持つ迫力には及びません。

 僕が春川作品のオリジナル原画を初めて目の当たりにしたのは、北川プロのオフィスでした。

 北川繚子さんはその時に、ビデオ・パッケージ用のイラストから未使用原画を僕に譲ってくれたのです。

 このエピソードは「原画の迫力」(2010年 10月20日付記事)で触れていますので、よろしければご覧になってみて下さい。

 北川さんはその後、春川ナミオさんを僕に紹介してくれ、その時の感動は今でも忘れられません。

■ 春川ナミオ氏と会う!
春川ナミオと
  憧れの巨匠とついにご対面!

 数年前に北川プロ所蔵作品を中心とする原画展を企画したのも、同好の方々にオリジナルの素晴らしさを知って欲しいという願いからでした。

 2011年にもヴァニア画廊では春川さんの個展が開かれています。

 今回は未発表作品を含め約100点が展示されるという規模の大きいもので、楽しみです。


ヴァニラ画廊





■ 春川ナミオの絵について・団鬼六


■ 春川ナミオの芸術

■ 顔面騎乗に市民権を与えた男

■春川ナミオのデジタルリマスター作品

■ 顔面騎乗の形而上学





[ 2015/08/05 12:33 ] 試験に出る春川ナミオ | トラックバック(-) | CM(1)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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