恥の多い人生を歩んできました。

初対面の女王様とプレイをする時、カウンセリングで僕がよく使う決まり文句は
「ソフトなフェチプレイでお願いします」というものです。
これが必ずといっていいほど、女王様にはあまりいい顔されません。
ソフト・プレイは、実は女王様側にとって、ハードなものであるらしい。
ある有名な、熟練女王様の最近のブログに、以下のような記述がありました。
ソフトプレイの人はツボが狭いことが多く、やり過ぎると興冷めになってしまうので、
その狭いツボにハマることは何なのか、Mの出すシグナルに注意深くならないといけない。
う〜ム、なるほど。
ハード・プレイより
神経を使わなければならない、という意味でやりにくい... と。
ではハード・プレイ嗜好の人はツボが広く、やりやすいのでしょうか?
例えばマッサージされている時、ツボをピンポイントで指定するのは難しくて、上手くキメてくれた時に、
「あ〜ソコ、そこ! ソコなんだよ〜(>_<)
・・・と思わず恍惚となるような状況は、SMプレイでは滅多にない。
ハードであろうがなかろうと、ツボをはずされると興ざめしてしまうのは同じで、要は
ツボを見極める難しさが、ハードルの高さなのだと思う。
何度かプレイしてみて、お互いに気心が知れてきても、
SMプレイの最中には、注意力、想像力、共感力は、お互いに、常に必要。
両者どちらかに、そのどれかが欠けていると、プレイはしんどくなる。
内容がソフトでもハードでも、気の使い方には同じエネルギーがいるものだろう。
女王様には、なるべくなら苦労をおかけしたくないと僕は思っています。
可能なら、僕とのプレイを楽しんで頂きたいと願っている。
だから、「メンドウクサイことお願いして申し訳ないです(>_<)」と、恐縮しています。
言われてみれば、これはこれで確かに
「ハード」な依頼内容ではあったのかもしれない。
難しいことをお願いしているからには、こちらも全力でそれに応えなければ逝けません。
ソフトプレイが楽ではないのは、マゾ側にとっても同じです。
立場的には受け身なので、場を仕切るようなことは出来ないですが、全身全霊でセッションを受け止め、
「いえ、そこはそうではありません(>_<)」とか、
「今のところは、このようにしてはいかがでしょう?」 などと、
そこはかとなく、自分のエゴマゾっぷりを自己主張してみる。
「ソフトに」、ほのめかすようにプレイを誘導してみるんだ。
(。。)☆\バキ
これはコレで、ソフト嗜好のエゴマゾにはハードルが高いです。

本日も「マゾ花」にお越し頂きまして、ありがとうございます。
マゾにとっても、楽なセッションなんて無い。
楽をしたいとも思わないのだけれど、お互いに楽しめるようにするには、楽はしないんだ。