
今さら信じてもらえないでしょうが、本当に僕は恥ずかしがり屋さんなのです(←真実!)
そういう意味でも、恥の多い生涯をおくってきました。
反響の大きかった、
バロック14周年告知フライヤーにおける、「パクリ疑惑」について、その真相を確かめるべく、僕は
こっそりと、六本木に足を運んでいた。
お店の入っている戸田ビルの前でタクシーから降りた瞬間、「あ、ホーマーさんだ!」と大声で叫ばれ仰天した。
アマルコルドのグラデスカとバッタリ鉢合わせした(>_<)
最近は、
SM落語会や
ラシオラ展などでアマルへ逝く機会も多かったので、面が割れていた。
でも道ばたでブログネームを大声で呼ばれるのは本当に恥ずかしいので、やめて下さい。(>_<)
動揺してしまい、「バロックへご降臨ですか? 絶対に秘密で同伴しましょう!」などと、
思わずワケのわからないことをつぶやいてしまったが、あっさりスルーされてしまった。
まぁ、それはともかく、六本木に来ると、やはり気分が盛り上がってシマウマ。
この場所には、数ある聖地の中でも独特の煌めきを感じる。
人生初のSMプレイがここだったことに加えて、短期間だが住んでいたこともあるのだ。
北川プロのDVD「顔面騎乗に花束を!」の撮影以来、バロックとは疎遠になっていた。

「顔面騎乗に花束を!」の撮影現場 at バロック 今年になってから、およそ6年ぶりに訪れていたが、これまでに「づ誕」や各種イベントに参加したことはなく、周年祭も今回が初めてである。

バロック14周年祭(二日目)は、とても楽しゅうございました(>_<)
意外とこじんまりというのか、満員御礼というほどの混雑もなく、それでも、ひっきりなしに礼儀正しいM男らしきお客さんが、途切れなくやってくる。
これら常連客の中に、旧レーヌの広告をパクった手先の起用なマゾ氏がいるのだろうか・・・
それが誰かを探るかのような探偵目縁で凝視していると、あの有名ながっちゃん氏も来ていた。
最近、この御仁との遭遇率が高いのだけれど、ご縁があるなあ。
僕はなるべく地味なスタイルで、いつものように隅っこのほうでチビチビ飲んでいると、ほどなくして、みづき桃香さんご登場。
六本木の老舗SMクラブの広告版下は、どのように「改ざん」され、二次利用されるに至ったのか?
その経緯を、ズバリ棟梁の桃香さんに質問箱〜♡
「あ〜、アレは私が考えました。
昔のSM雑誌から引っぱってきて、
バロックちゃんにお願いして作ってもらったの エヘ(笑)」 イヤハヤなんとも、アッケラカンとおっしゃる。
そして「
ホーマーさんの心に、刺さったでしょ?」とニッコリ笑う(>_<)
やはり、「疑惑の真相」はパクリだったのだ。
しかしお客さんの関与は一切ないとのこと。
もちろん
旧レーヌへの敬意と、昭和ノスタルジーを突く高度な換骨奪胎なのは明白だ。
初代バロックの麻倉雅さんが所属していたクイーンズクラブの広告

昔のSMクラブの広告なんて、どれも似たり寄ったり。重要なスペックは身長。 桃香さん特有のまなざしで、僕らの世代へのオマージュがこの祝祭に添えられている。
そんなことはわかっていた。それを口実に、僕は再びバロックにやってきたのサ。
先に恥ずかしがり屋と書いたが、もっと正直に言うならば、僕は人見知りなのである。
恥ずかしがり屋というのは、お知り合いになった後でも「人見知り」状態が持続する性癖だ(たぶん)
昔誰かに、「それは誰かとつながりたい、という願望意識が強いからではない?」と指摘されたことがある。
そうなのかもしれない。
だけど、もっとお話してみたいのに、上手くいかない。接点が見いだせない。
そのギコチナさをカバーしてくれるのが、イベント性であったり、自己チューな口実と妄想なのであろう。
SMバーやフェティッシュ・イベントでは、どうにも居場所が見いだせず、いつも独りぼっちで浮いている。
桃香さんは、そんなこともお見通しで、なんの気まずさを僕に感じさせることなく、昔ながらの天真爛漫さで接してくれた。
嬉しかった。
どうでもいいか、そんなこと(>_<) まもなく、観客調教ショータイムが始まろうとしている。
周囲のM客たちは、いそいそと、「肌色の人」に変身していく。
別に司会者や場を仕切る人がいるわけでもないのに。ごく自然と。同時多発的に。
僕の隣の男性に、バロックちゃんが黄色いドンキホーテの袋を手渡す。
そこには、彼が着ていた服が入れられる。
そうかと思えば、着替えに一瞬席を外し、戻ってくるとゼンタイ(全身タイツ姿)になってるオジさん。
みんなが皆、思い思いの姿やコスチュームになっていく。
不気味だが、この調和のとれた一連の所作には、長年のマゾライフで培われた伝統芸ともいえる巧みの世界が垣間見える。
さすが六本木だべや。 僕は少し感動していた。
坊主頭でスーツ姿の若者も登場! 一昨日、アメフトの反則タックルで記者会見した日大のディフェンス選手とそっくりだ!
どうみても二十歳に見える。こんなに爽やかな若者が、本当にマゾなのか?!
僕は思わず、「本当につぶしてこいと指示されたのですか?」と尋ねてしまい、これもスルーされた。
↑ 意味不明だからだ (。。)☆\バキ
観客調教ショーが始まる。
おもむろに首輪をつけれらたマゾ・オヤジ氏がウットリとしている。
羨ましいような気もするが、僕にはアレが出来ないんだ(>_<)
このようなセミ・プライベートな空間でも、
晒されマゾにはなれそうもない。
会場をよく見ていると、お客さんが仲良しと思しきバロックちゃんから誘導されたり(そそのかされたり?)して、次から次へとステージにあがっていく。
そうした光景は見慣れたものではあったが、なんとも心がざわめき始める。
僕だって、イキナリ舞台へ引きずり出されてしまうリスクが、全くなくはなくないとは、言いきれなくもないカモ鴨川なのだ。
幸いにして(残念ながら?)僕はスルーされていた。
ショーは結構エグいというか、残酷な場面がちょっとだけ(僕には)見えたような気がした。
でも、全体的にホッコリしていて、初心者でも安心して遊べますから〜(>_<)
いや〜まじに素晴らしいショータイムで、感激しました。
昭和のSM残酷ショーとは、ひと味もふた味も違う。
ほとんどが平成生まれの、若いバロックちゃん達の貫禄ある女王様ブリっこには、桃香さんの面影が見えるような気もした。
隣に座ってくれた仮免ちゃんは、僕のことをなぜか「師匠」と呼ぶ。
初対面の別のバロックちゃんは、僕がこのブログの筆者だと知ると、
ア〜! あのドヘンタイは、おまえか〜? と、強烈な言葉責め キタ━━(>_<)━━!!
*ワシは傷ついたヨ(>_<)(>_<) 内心(ド変態のくせに)マジで凹んでいた僕を桃香さんは、さりげなく慰めてくれました。
10年前の初対面の時から強烈な女王様オーラを放っていた彼女だったが、ポスト麻倉雅としてバロックを育ててきた経験から、新たなるマダム・オーラを獲得したように感じる。
もう、雅さんを超えたね!
平成の時代を象徴してきらめく伝説的な店として君臨した
↑ まだ終わってないから (。。)☆\バキ

モード・エ・バロックに花束を!
懐かしい笑顔でもてなしてくれた桃香さん、ありがとうございました!
そして、楽しいひと時を共有して下さいましたお客さん、バロックちゃんに感謝申し上げます。
■ みづき桃香に花束を!
このアヒル唇がたまらん(>_<)