
最近、瞑想にハマっております。
もしかしたら、記事のタイトルを「マゾの妄想」と読み間違えていらっしゃる方もいるかもですが、瞑想です、めいそう。
瞑想がきちんとできるわけではありませんが、簡単な呼吸法で心身のリラクゼーションをはかる感じで、普通の深呼吸を少し真面目にやる。
それですぐに何か悟るとか、ミスが減るというものではなく、ただ血行が促進され、気分は落ちつく。
寝起きにやると目がさめてスッキリするし、就寝前にやるとぐっすりと眠れますね。
これは気持ちにゆとりがないと難しく(瞑想する気も起きない)、日常的に穏やかな生活を心がけるようになります。そうすると自然と精神的なストレスが軽減されてきますので、なにがしかの効果は期待できそうです。
クタクタになってバタンキュー(←もしかして死後?)と寝るよりかは、たった5分でも呼吸法を使ってリラックスしてから寝ると、確実に翌日の疲労が軽くなってます。
疲れがとれると、身体が楽になり、気持ちにもゆとりが生まれる。
これはここ数年、自己啓発セミナーなどでもよく言及されるマインドフルネスとも言われるメソッドです。
あるきっかけがあって始めたもので、恥ずかしいから最初は絶対に秘密にしていました。
まぁ、ブログでやってると書けるほど、きちんとやれてるわけでもないんだけど、そろそろ2年ぐらいたちます。
まだ、瞑想をやれているという実感はないけれど、意識的に「平常心」を維持できそうな「錯覚」はある。
平常心というのは、「今から平常心になるぞ!」と決めても、そう思ってるだけで、実は全く平常心でない。
気がつくと失っているのが、平常心です。
何か緊張やストレスを強いられそうなシチュエーション(例えばプレゼンテーション)の前に行うと、やらないよりは効果がある。
俳優や講演者などが舞台の本番前に、それぞれ独自のスタイルで、皆さんやっていますね。
最近の僕はこれを、SMプレイの前に必ず行うようにしています。
昔は、予約の電話を入れてからはテンションが上がりっぱなしで(今もだが)、とてもじゃないけど瞑想をやろうなんていう発想すらなく、むしろそのエキサイティングな盛り上がりを楽しんでいた。
しかし、年齢を重ね、様々な失敗や不本意な思い出の反省から、もう少し落ちついて、自分の快楽だけでなく、女王様ファーストなプレイにしたいと思うようになり、ダメ元で簡単な呼吸法のマスターに努力するようになりました。
プレイ中には何度も平常心を失い、アヘ顔を晒すのですが、そんな自分を冷静に見つめる視線が生まれるようになりました。
世阿弥の言うところの「離見の見」のようなものですが、そこまで高尚でなくても、惨めな自分の姿を自虐的に見つめる目線は、マゾヒズムにはよくある心理です。
最近のSMクラブには豪華調教ルームがありませんから、事前に歌舞伎町などのラブホにチェックインしてから、お店にルームナンバーを伝え、女王様の到着をホテルの部屋で待つ。
時間にはゆとりを持って、準備万端整え、シャワーを念入りに浴びて身体を清める。
あと10分ぐらいで予約の時間になるぐらいのタイミングで、瞑想を始める。
座禅は組まないけど(できないけど)、正坐して、呼吸を整えます。
これから、浮世離れした変態行為をやるっていうのに、気分が落ち着くわけがない。
そこを頑張って、瞑想する。瞑想しているつもりになるだけでもいい。
無心を楽しむなどと言われますが、それは難しいので、乱心を楽しむ。
乱れた心を、冷静に見るというのも、一つの(レベルの低い)悟りです。
まもなく、あのドアの向こうから、
ものすごく綺麗な女王様がやってくるんだ。
そして、僕を虐めてくれる。 そう思うだけで、心臓は爆発しそうになる(>_<)
幸いなことに射精管理されてないんで、勃起もする(たまにだが)
イヤらしいこと考えながらやる瞑想でも、多少は効果があって、若い頃よりは、ドジを踏まなくなりました。
ハイテンションでイケ逝けモードもよいけれど、少しクールに、感興を味わうのも大人のたしなみ。
そうすれば、女王様へのおもてなしの心も豊かになり、SMプレイのクオリティも高まり、充実したセッションとなるのです。
いい人生は、いいSMプレイからはじまるのです。■ 放置プレイ
女王様を無視する「逆放置プレイ」?