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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

女子の方がコミュ力は高い? 

NHK_2018_12_15.jpg

 そうだったのか!

 この発言の状況や背景を知らずに、報道で目にした時はそう思った。

 最近、一部で流行っている空耳アワーではないですが、僕にはこう聞こえた。

  ↓

 女王様の方が、(M男より)コミュ力が高い。

 NHKのニュースでは、「無意識の偏見」ということに焦点が当てられており、「男だから」、「女性だから」というレッテル張りに警鐘を鳴らす。

 例えば、男性縄師よりも、女性縄師の方がコミュ力が高い?

 最近、何でもかんでも「〜力」(女子力とか)と「力」という語尾をつけて説明、分析できるような風潮がありますが、そもそも「コミュ力」(コミュニケーション能力)とは何ぞや?

 試験の点数のように、客観的に数値化できるんだっけ?

 会話の内容のことなら、薄っぺらい話題で盛り上がることがある。

 説得力や交渉力などとヒモづけされる「コミュ力」は、主観的な要素が大きいように思う。

 コミュ力がなくても、キャラが立っているとかでプレゼンで勝利を得るとか、人柄の印象によって決まる場合も多い。

 キャバクラやスナックでたわいない話をしている時、たいていはこちらが乗せられて、一方的に喋りまくっているような状況が心地よく、そんな時ホステスさんのコミュ力を後で認識することもありますが、実際にはコミュニケーションが成立しているとは言いがたい。それは女性だから場が和むとか言うレベルにとどまり、女性特有に優れている技量でもないでしょう。

 しかし、今「女性だから」というレッテルを、いつのまにか僕も使っている!

 相手のルックスがいいと、勝手にそう思ってたりするだけなんだけれど・・・

 実は、評価する側(男)の目線の影響力がはるかに大きいような気がしますが、ここにも男目線というレッテルが貼られているのです(>_<)


 例えば、SMクラブの女王様であれば、一瞬でマゾヒストの秘めたる願望を見抜き、適切なプレイを組み立てる能力に優れている、という意味においてコミュ力があるとは言えるかもしれない。

 しかし、たとえそれがなくても、マゾがその女王様を気に入って、「天然で不器用なところが好き」などと言えば、結果的にその女王様にコミュ力があったのかどうかは不明です。

 マゾヒストの方がコミュ力が高い場合だって、往々にしてある。

 だからといって、「マゾほうが」コミュ力が高いとか、「女王様だから」というレッテル張りは、やはりナンセンスに聞こえる。

 客観的にはなんとも言えないけれど、女王様と奴隷が、仲良く楽しいSMプレイが出来たのであれば、そこには相互的に高い水準で良いコミュニケーションが成立していたとは言えそうです。

 コミュニケーション力の一つは、インタラクティブに、共振させる能力のことで、対話する二人の無自覚なコラボとして評価されるべきものではないでしょうか。

 無意識に行われている判断は、自覚的にコントロールするのが困難。

 だから、差別や偏見が悪意なく行われる場合は厄介です。

 同様に、無意識な好意は、客観的に言える理由がなくても、納得できる。

 相性が完璧にマッチングしていれば、コミュニケーション(力)は不要なのかもしれない。


 会見で思わず「女子のほうがコミュ力が高い」という本音を漏らしてしまった心理的背景には、男性マゾヒズムや、女性崇拝主義の影響があったのでは?なかろうか・・・・

 などとモ〜ソー。

 彼が、思わず「女王様」と口をすべらせなくてヨカッタ(>_<)・・・残念?





■ マゾ力


■ マゾの壁


■ マゾ検定

親身の調教




[ 2018/12/16 11:16 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(5)

平成生まれの女王様 



 最近は、平成生まれの女王様と、カジュアルに接する機会が増えました。

 心の中で何回「いいね!」ボタンをぽちっても、いざSMプレイ(ごっこでも)には、尻ごみしてしまう。

 そういう恥ずかしがり屋の僕には、可愛くて初々しいミストレスは、眼が眩むほど眩しい。

Serina_02.jpg

 既に昭和の時代から、素人っぽくアイドル化した女王様というのは登場していたし、オドロおどろしいSM世界への扉は一般にも開かれていましたが、当時はまだインターネットやSNSもなく、やはり僕にとってその扉は重たくて、心理的なハードルも高かった。

 昭和の空気を、明治ほど遠くに感じているであろう若い女王様にも、その幼い少女のような面影の向こう側に、懐かしくも伝統的な昭和ノスタルジー遺伝子が受け継がれている不思議。

 いわゆる「なんちゃって女王様」やフシギちゃんではなく、きちんとした、折り目正しい正統派?女王様の資質とも言えるようなものが、確実に存在している気がする。

Serinakazuki_20181212114813a0f.jpg


 それらは、マゾが勝手に妄想を膨らませているだけかもしれないにせよ、発見され、開発され、育成されたりもする。
 
 個性という名のオブラートに包まれた、解明不能なDNAであり、無言でマゾを調教することが出来る特殊なオーラを発している。

 そのオーラを受け取ることの出来る才能が、マゾヒズムの要素の一つかもしれない。

 変態性癖や倒錯が、必ずしも遺伝するわけではないと思うけど、社会的、文化的に伝達されるメッセージ物質のやりとりが、SM的なる関係性、共同体を形作ってきたように思う。

 普通に若い女性と話していると抱いてしまいがちな違和感やジェネレーション・ギャップというものが、SMの女王様にはあまり感じられないような気がするのは、そうした特殊な伝達要素を、幸運にもシェアしているからであり、それはつまり、相性がいいということにもなるのかもしれない。

  ・・・などとモ〜ソ〜。

フランソワ・ブーシェ
フランソワ・ブーシェ「オダリスク」


 既に現役を退き、もう会えないかと思っていた有名人気女王様と、先日、久しぶりに再会する機会を得ました。

 まるで火の鳥の生き血を飲んでいたかのごとく、昔とほとんど変わっていないのに感動しつつ、プレイしたいと30年以上前から、ず〜と思い続けていたその夢が叶わなかったことが悔やまれる(>_<)

 しかしその彼女も、後進の指導や人材育成に携わるお立場となり、次世代の女王様達に、古き良き時代の精神を引き継ごうとしている姿に触れ、魂の救済を得たように思った(勝手に)。

 人生黄昏の下り坂にさしかかり、絶望もしないけれど希望もないような境地にありながら、人生100年時代とも囁かれている平成が、まもなく終わろうとしている。

 昔は人生50年と言われていたことを思い出せば、今の自分はムリヤリ10代、ティーンエイジャーのつもりになって、まぞマゾしいオナニーをしてみるのも楽しいカモ鴨川。


 たとえ精液は出なくとも、

「逝かせて下さ〜い女王様あぁぁぁ〜!」 

 と叫んでみたい(>_<)





【懐かしの昭和的M男ビデオ】


和樹女王様
  当時池袋のクインビーといえば、新規参入でありながら・・・(続きを読む)



美しき女王様 セビアン・クイーンズ・コレクション シルバークイーン「畜奴」 高貴な顔面騎乗 真・女王伝説 Part II ビデオカバー 


■ 秀美女王様



【この記事を読んだ人は以下の過去記事も読んでいます!】


■ SMを楽しむために

■ 女王様はわかってくれない

■ SMクラブの仁義

■ SMは芸術?




■ 緊縛事故について 妄想だけじゃない。僕自身のツラく悲しい思い出・・・(>_<)について書いてみました(>_<)

現代緊縛入門




[ 2018/12/12 11:52 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(9)

妄想は思想だ! 



 30年前に、僕はいったい何を考えていたのだろうか?

 平成がまもなく、終わろうとしている今、この時代を振り返ってみるのもいいかもしれない。

 若い頃は、SMプレイで満足の逝く内容を実現させたかったので、とにかく、自分の願望の「見える化」に努力していたように思う。

 春川ナミオ画伯の作品などを利用し、Femdomアートのイメージに託したりしながら、模索を繰り返していた。

春川ナミオさんのイラストって素敵m

 プレイがチグハグになるのは、その可視化に失敗し、女王様へ自分のメッセージが伝わらない時だ。

 相手がプロでも、プライベートなご主人様であろうとも、このことは同じだと思われる。

 いや、あらゆるコミュニケーションにあてはまる道理でもあろう。

 何も考えずに、実現されることではない。

sardax_2018_12.jpg


 しかしSMというのは奥が深く幅も広く、何も考えない方がいい時もあるから不思議だ。

 そういう奇跡的なセッションを一度でも経験すると、結局は相性とか、感性の問題になる。

 それらの合わない人とは、いいセッションは出来ないのだろうか?

 誰とでも合わせられるものではなかろう。

 これがSMの大きな前提で、もちろん可能な限り合わせる努力はするし、そのためのスキルが存在するにしても、最終的に残念な結果になりえる場合があるのを、想定しておいたほうがいい。

 相手次第、状況次第、努力次第、あるいはタイミングや関係性の持続時間という属性も含め、様々で複雑な要素がある。それらを考えると、とても無思想でプレイできる気がしない。


 昔、90年代に、観念絵夢というAV男優がいて、マゾ思想ということを言っていた。
  ー「マゾバイブル」(太田出版)ー

 世紀末を生き抜くにはマゾ思想しかない!

 そこまで言わなくても、思考は常に大切な行為で、いろいろなことを考えてしまうのは、仕方ないのではなく、必然だと思われる。

 そう考えると、確かに、「何も考えない」ことのほうが負担が少なくて楽かもしれない。

 だが、ここに大きな矛盾があることに気がつく。

 もし僕が何も考えていないのであれば、それは意図的に努力して「何も考えないぞ!」ということを考えているにすぎない。

 無思想の発見ではないけれども、雑念も含めて、脳内にはなんやかやが渦巻いている。

 そこまで取っ払って、完全に真っ白な状態にする(なる)には、相当な修行を積んだ達人でないと無理だと思う。

 妄想も、無秩序な思考なのだ。

 マゾヒストは、その無秩序を楽しむことが出来る達人とも言える。

 例えば、マゾ目線で言うと、全て自分の思い通りになるSMプレイはつまらない!と考える。

 だから、「必ずしも全てが自分の思い通りにはならない」プレイを望む。
 (あるいは、「少しだけ、自分の思い通りにならないプレイ」を望むとか)

 または、お相手して下さる女王様が楽しめるプレイを希望する。

 これって結局、全て「マゾの思い通り」なプレイとして取り込まれることになってしまうんだよな〜(>_<)

支配と服従

 どこか、間違ってますでしょうか?

JiJi_mazo.jpg




[ 2018/12/08 00:16 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(6)

ハゲマゾが無形文化遺産に登録 

来訪女神 

「ヘンタイはいねが〜!」と鞭を持ってM男を追いつめる女王様。

 日本に古くからある、微笑ましい風習が世界遺産に登録された。

 円形脱毛症気味の禿マゾは、世界中に数多く生存している。

freeclassics003.jpg

 その生態は、詳らかになっていないが、おそらく、どこにも存在し得ない理想の女王様(来訪女神)を求めて、彷徨っているのであろう。

 しかし来訪女神は、足しげくSMクラブに通っているうち、自らが思い描く理想のプレイが実現された時に、ふと、唐突に現れたりもするものである。

来訪女神2


 季節の変わり目に、異世界からの女神に扮したS女性が、哀れなマゾヒストのためにご降臨される。

 その触媒としての年老いた禿マゾの貢献が注目され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は、無形文化遺産に「男性マゾヒズムなどアブノーマル性癖で構成される顔面騎乗」と、「女王様と奴隷による意味不明な文化活動・交流」を登録することを決定した。

 SMって、わからないものだ。

SMってわからないものだ



 
 ■ マゾヒズムが世界無形文化遺産に登録 (2014年 1月29日付)

 ■ あなたはボクの女神様!(2016年 1月31日付)
NHKあなたはボクの女神様


 ■ マゾ差別をなくすために
休憩
[ 2018/12/01 06:10 ] たわごと | トラックバック(-) | CM(3)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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