「ヘンタイはいねが〜!」と鞭を持ってM男を追いつめる女王様。
日本に古くからある、微笑ましい風習が世界遺産に登録された。
円形脱毛症気味の禿マゾは、世界中に数多く生存している。

その生態は、詳らかになっていないが、おそらく、どこにも存在し得ない理想の女王様(来訪女神)を求めて、彷徨っているのであろう。
しかし来訪女神は、足しげくSMクラブに通っているうち、自らが思い描く理想のプレイが実現された時に、ふと、唐突に現れたりもするものである。

季節の変わり目に、異世界からの女神に扮したS女性が、哀れなマゾヒストのためにご降臨される。
その触媒としての年老いた禿マゾの貢献が注目され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は、無形文化遺産に「男性マゾヒズムなどアブノーマル性癖で構成される顔面騎乗」と、「女王様と奴隷による意味不明な文化活動・交流」を登録することを決定した。
SMって、わからないものだ。
■ マゾヒズムが世界無形文化遺産に登録 (2014年 1月29日付) ■ あなたはボクの女神様!(2016年 1月31日付)
■ マゾ差別をなくすために