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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

「代表作」っても、これしかネ〜んだけれど 

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#平成最後に自分の代表作を貼る



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1 ヘタレMが北川プロの作品を監督したら
2 女王様という名の女優
3 キャスティング
4 北川繚子
5 ある日の会話
6 スタッフ編成
7 S男性のカメラマン
8 女子高生の顔面騎乗
9 別の日の会話
10 M男優
11 女王様とM男の関係
12 タイトル決定!
13 スタイリッシュな女王様
14 主演女王様決定!
15 ジャケットのデザイン
16 DVDの鑑賞ガイド
17 評価
18 後悔
19 安堵



[ 2019/03/31 10:19 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(4)

春川ナミオさんの個展 

 寺山修司の「不思議図書館」という本に、春川ナミオさんの名前が出てきます。

 さすがに絵までは紹介されてないのが残念ですが、僕の手もとにある初版(1981年発行)の p.131には、以下のような記述があります。

 (...略)沼正三や春川ナミオは、私の快楽嗜好にも、かなりの親しみを感じさせる(略...)


「サディズム画集の中の馬男たち」と題する章で、カルロや、Bernard Montorgueil などのフランスのFemdomアーティストや男性マゾヒズムに関する言及があり、なかなか興味深い。

 「奇譚クラブ」の熱心な読者としても知られる寺山は、1970年代後半から80年代初めにかけて、ヨーロッパを中心に「天井桟敷」の海外公演を毎年のように行っていて、そのついでに各国の古本屋を巡り、この「不思議図書館」に収蔵されるべきコンテンツを入手していたようです。

春川ナミオ個展_2019

 これまでになく画期的でゴージャスな規模と構成で、春川ナミオさんの個展が4月2日から銀座のヴァニラ画廊で開催されます。(4月11日まで)

 これに先立ち(ほぼ同時か?)豪華な図録がエディシオン・トレヴィル社より出版されます。

 本展はこの刊行を記念する祝祭的な意味合いもあり、豪華執筆陣による濃密な解説も素晴らしく、ファン必見の図録・展覧会と言えるでしょう!

 以下、ヴァニラ画廊のWebサイトより、あえて無断で、引用します(>_<)

 Incredible Femdom Art of NAMIO HARUKAWA
       ドミナの玉座、あるいは顔面騎乗主義者の愉楽  

 年、精神分析の領域にとどまらず、すぐれて政治的・思想史的考察の対象としても注目が集まる19世紀西欧近代の発明品「マゾヒズム」は、女性支配によるフェムドム(フィーメル・ドミナンス)というBDSMプレイの中核的な心性・文化として花開いた。

 日本においても、<顔面騎乗>という言葉とともに近代西欧文化とも異なる文脈の中から春川ナミオの独創的マゾヒズム画が登場。かつて寺山修司や団鬼六に賞賛されたその作品群は、マドンナを魅了し世界中のフェムドム&マゾヒズム・アート愛好家たちの神聖イコンと化したのである。

 本書は、春川自身の言葉に谷川渥、空山基、藤田博史、相馬俊樹らの論考を加え、1960年代初頭の登場以来半世紀以上にわたり活躍し続ける日本の性風俗絵画史上最も異彩を放つフェムドム・アート第一人者の真髄をあますことなく紹介する決定版である。


 もし寺山修司が生きていたら、この展覧会図録に、どんな解説文を寄せていたただろうか・・・

 
  春川ナミオ個展 「VÉNUS CALLIPYGE」  

 ◇と き 2019年4月2日(火)~4月11日(木)
      平日  12:00〜19:00  土日&最終日 12:00〜17:00
  
 ◇ところ ヴァニラ画廊 展示室A 
 
   入場料 500円 会期中無休





■ 春川ナミオ氏と会った日
春川ナミオと

■ 春川ナミオの芸術
PU_春川ナミオの芸術


■ 春川ナミオを虐める会
春川ナミオを虐める会


■ 顔面騎乗に市民権を与えた男
顔面騎乗



■ 試験に出る春川ナミオ

■ 春川ナミオの絵について・団鬼六

 
 






[ 2019/03/28 15:15 ] 美術 | トラックバック(-) | CM(0)

女王様とハグできますか? 

 先日、馬之助さんのTwitterで、とても心に刺さる「つぶやき」があったので、ブログでリツイートしてみたい。

馬之助さんのTwitter

 なるほど!確かに、女王様とプレイしていて、畏れ多いことですが、思わずハグしてみたくなる時がある。

 何か特別なことをしている時ではなく、ふとしたきっかけで、ただ気持ちが伝わるというのか、通じたというのか、そんな感覚です。

 逆に、女王様からハグされたことが何度かあって、ちょっとドギマギしたけど、なかなかいいものですネ(>_<)

 若い頃にはあり得なかった感情で、ワシも年をとったんだなぁ・・・と、しみじみ思う。

 仮にプレイの依頼内容に「ハグ」(バグではない)という項目をいれたとしても、それではたんなる「行為」になってしまってつまらない。

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 目的はハグではなく、そこに至る過程で生じる調和とも言うべき気持ちの流れであり、それは、どれほど高額なオプション料金を払ったとしても、どれほど心に刺さる言葉でお願いしたとしても、実現される保証はない。

 努力や熱意だけではなく、運と相性も重要となる。

 まさに電流のごとく、流れるかどうか想定外のコラボとも言えるでしょう。

 そんな心の機微まで風営法で取り締まれるはずがなく、好きにさせて下さいよと言いたい。

 顔面騎乗は、お尻へのハグだと思っていますが、何か問題ありますでしょうか(>_<)


 
■ ある老マゾヒスト氏との邂逅    馬之助さんと初めてお会いした時のこと...




[ 2019/03/24 10:06 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(1)

少年老いやすく、マゾなりがたし 


 マゾとしての愛読書といえば、「毛皮を着たヴィーナス」とか「痴人の愛」、または「家畜人ヤプー」などが有名です。

 しかし、イキナリこれらを読んでマゾになれるかというのも、極端なハナシで(そういう方々もいらっしゃるのでしょうが)、多くの場合、人それぞれの小さな伏線なり、微妙なきっかけがあるものです。幼少時の体験や漫画本、テレビ番組(時代劇の拷問・緊縛シーンやヒーローもの女性隊員のコスチュームとか)が引き金になっていたりする。

 僕は自殺を考えるほど深刻な虐待は未経験ですが、フツーに「健全な」イジメの体験は度々あっただろうし、実際、愛に飢える孤独な少年時代を過ごしていた。

 マゾに目覚める直接のきっかけもいろいろとあったように思いますが、愛読書と言えば、まず最初(10歳〜?ぐらいの頃)に出合ったのが、いわゆる単行本としては手塚治虫の「アポロの歌」でした。主人公の近石昭吾少年には凄く共感するものがあった。

アポロの歌

 しかしそれより以前、大人向け週刊誌のちょっとエッチなマンガ作品にも影響を受けており、それらは漠然とした曖昧な印象しか残ってないのだけれども、小島功、あるいは清水崑のカッパ女絵図だったと思う。

 まだ愛もSMも知らなかった僕は、たんなる女体のフォルム・フェチだった。

かっぱ天国

 妖怪関係もごく健全に?大好きな少年時代を過ごしていた僕は、それとは全く別の文脈で、エロティック・コミックの元祖的な作品群に幼少時出合っていた。それらの主なコンテンツは、親が所有していたり、盆暮れに親戚筋の家で遭遇していた。偶発的に目撃したそれを、もちろん当時は自分の所有物にすることが出来ず、内容的にそれらが何であるかもわからないまま、おさな心に胸をときめかしていました。

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 いったいナニに胸キュンしていたのか? 

 平成も終わろうとしている今風の感覚からすると、ちょっと古くさくて、歪な女性礼賛的モードなるものでした。

 絶対に男尊女卑ではなかったけれど、女尊男卑でもない。

 セックスはもちろん、まだオナニーも知らない年頃の僕が感じていたのは、明らかに性的なものではありました。

 恋愛を実体験する以前から、フェティッシュな愛を擬似的に体験するような感覚です。

 本当の愛を知らないのに、愛に飢えていた、な〜んちゃって(>_<)

 文豪ゲーテが、幼友達の少女の靴下を履くシーンを目撃して、その脚に目が釘付けとなり興奮したように、僕は、女性のカッパに「萌え」ていたのかもしれない。

やけっぱちのマリア
メインキャラの焼野矢八(やけっぱち)はアポロの歌の近石昭吾にソックリな気がする



 手塚治虫の「やけっぱちのマリア」を読んだ時、マリアのボディラインに、カッパ絵と同じような身体の柔らかいフォルムにモワモワしたものを感じたのを覚えています。そのマリアとは、実態はダッチワイフという(今もあるのでしょうか?)エナメルのようにマテリアルなテイストを持つ皮膚感覚です。この作品のストーリーは、魂(エクトプラズム)が人形に乗り移ってマリアとなり、ちょっとエッチでナンセンスなコメディが展開されるという、僕に言わせれば、ほとんど健全なエロマンガでしたが、どこかの教育委員会から有害図書に指定された問題作でした。

 何が言いたいかというと、僕のマゾヒズムを決定づけた一つの大きな要因に、手塚治虫があり、その手塚が模倣しようとしていた小島功の手になるデフォルメされた女性美ラインの影響を、期せずして僕も受けていたということです。


ヒゲとボイン


 小島が先か手塚が先かはともかくとして(この二人は同じ昭和3年生まれで、同時代に活躍した)漫画のコマの中に見える「女性美」に惹きつけられる体験は、まぎれもなくフェティッシュな原体験でした。

 1960年代後半から70年代初めの頃で、ハレンチ学園や安保闘争の時代です。
 
(↑どういうくくりやねん)


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 時を同じくして永井豪やジョージ秋山の作品群にも出会い、運命的に「奇譚クラブ」という古本雑誌も中 学生になってから入手。文学的、絵画的、そして、あえてかっこつけて言うならば芸術的にSMというカテゴリーの中で、僕の魂は突然変異する。
 
 そして、一番多感な青春時代に、谷崎やマゾッホの作品を溺愛するようになってしまった。

 自分でもわかりやすく整理して綴ってみたものの、それほど単純なものではない。

 もっと複雑で、ドロドロしているものだと思いますが、不思議と漫画やコミックという媒体による原体験があればこそ、心理的にもデフォルメされて、自分の内面を客観視することが容易となるような気がします。

 少年時代からマゾヒズムを意識していましたが、還暦間近になってくると、自分は本当にマゾだったのか?と思い返すようにもなりました。ノーマルとは言えないまでも、言うほどマゾでもなかったかもしれない・・・それを恥じているわけでもなく、誇りというのも妙な感覚ですが、すこし安堵している自分。

 ただ、愛に飢えた恥ずかしがり屋さんのヘンタイであるのは、疑いのない事実です。

 そういった気持ちや感覚を、自然と共有できそうなのは、おそらく同年代以上の、ご年配のマゾパイセン達だと思われるのです。

 今回のエントリーが、そんな方々に懐かしく感じて頂ければ幸いです(>_<)








「アポロの歌」冒頭シーン!
アポロの歌_1
こいつら、みんな精子だから(>_<)




 健全なる性倒錯・LGBT作品「リボンの騎士」



[ 2019/03/23 14:06 ] BdSmマンガ夜話 | トラックバック(-) | CM(8)


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筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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