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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

人に知られたい秘密をいくつ持っていますか? 



 寺山修司「贋絵葉書展」にて


 人に知られたい秘密は、「絶対に秘密」である(>_<)



[ 2020/01/17 19:23 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(6)

性人の日 

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 「大人になる」というのは、どういうことだったのか?

 僕にとってそれは、堂々とSMクラブに逝ける、ということだった。

 (堂々とは、行けないかな)

 ただ、子どもの時から「大人になったらSMクラブに逝けるんだ〜!」と、大きな夢を描いていたのは確かだった。
 
 しかし、当然のことながら、その日になったからといって突然、分別のある大人になれるわけがない。実際にSMクラブのドアを開けたのは、成人の日から1年ぐらい経ってから。大人になるのに、一年余分にかかったという意味ではなくて、法的に、年齢的に可能になったのに、しばらく逝けなかったのは、勇気がなかったからだと思う。

 見知らぬ女王様に縛られて、鞭で打たれるのが怖かった。

 迷っていた自分が、今となっては懐かしい。

 今は、逝こうと思えばいつでも逝けるのに、何故か昔ほどウキウキとは逝けなくなった。

 逝きたいSMクラブや女王様が見当たらないのも理由の一つだが、それだけではないような気がする。

 何をやっても、心ときめかなくなった。

 それが、大人になったということならば、大人になんか、なりたくなかった(>_<)




【ほとんど関連してないけど面白い記事】

■ 文豪座談会
 
■ そうだったのか!マゾヒズム
学べるニュース
池上彰がSMを解説したら?



 【真面目に書いた記事】

■ SMは風俗か?

■ 職業に貴賤なし

■ 女王様はわかってくれない?

■ SMクラブの仁義

■ 料理とSM












[ 2020/01/13 12:42 ] 徒然ネタ | トラックバック(-) | CM(1)

マゾフォトの文学的キャプション 



 苦痛は官能の歓びに還元され恍惚の渦の中に埋没する。

 ひとことで「苦痛と快楽」などと言っても、それは単純に二項対立的なものではない。

 僕の感覚的には、揺らぎのあるゲシュタルトであり、苦痛も快楽も同じというか、時には区別のつかない重層性を持つ。

 このことは、一見相反するかにみえる「光」と「闇」の両義性にも繋がる。

 万葉集の「渡る日のかげも隠ろひ 照る月の光も見えず」にあるように、月の影は光であり、この輝きによってその物と重なるもう一つの姿が黒い「かげ」と呼ばれる。

 影とは現身(うつせみ)の分身とも言えるでしょう。

 SとMも似たような構造であり、SM雑誌の編集者たちは、古代から繰り返されて来たこの形而上学的な重層性を示唆してくれます。

 そうでなければ、このように文学的に冴えたキャプションを、添えることは適わないと思うのです。


 どうでもいいか、そんなコト(>_<)





[ 2020/01/11 18:02 ] 昔のSM雑誌から | トラックバック(-) | CM(6)

恍惚のあえぎ 

恍惚のあえぎキャプション

 年末年始は、「死後のコレクション」の整理整頓をしてのんびりしてました。ここんとこ、毎年のようにやっています。

 いやぁ、真面目な話、老衰で大往生できれば本望だけど、地震や津波で突然命を落とさないとも限らないご時世、理不尽なアオリ運転も怖い。

 いつオサラバしても大丈夫なように、絶対に秘密のアブナいお宝写真は処分せねばなるまいて...(>_<)

 いや、捨てきれずにとりあえず「絶対に秘密(>_<)」というラベルをつけて分類しているだけなんだが・・・

 これが結構楽しい。

 老後の楽しみにとっておきたい(もうすでに老後みたいなものか...)

 とにかくマゾ気分をさっぱり整理してから、極楽浄土に旅立ちたいもの。

 それはともかくとして、昭和の時代の古いSM雑誌には、昔はあまり気にしなかったけれど、グラビア写真についてくるキャッチなコピーが目を引く。

 詩情あふれるこのキャプション。

 読者の皆さん、ものは試しで音読してみませんか?

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 何度読んでも笑える。いや、泣ける(>_<)

 声に出して読みたい日本語だよ。セッション前に言葉責めへの練習用に使えるかも。

 「たとえ火の中、水の中...」なぁんて表現、現代ではもう死後、じゃなくて死語でしょう。

 恍惚状態で喘いでいる時に、こんな名文句はなかなか言えたものじゃないと思う。

 「極楽浄土」も、単語として祖母から聞いたことあるぐらいで、日常会話ではもう使えない。

 宗教的なことをヌキにしても、インパクトありすぎて、気安には口にできそうもない。

 だけど、SMのセッション中になら、現代でも使える、ナウい口語となる。
 (「ナウい」はもう死後か?)

 僕はSMプレイの時には何故か昔から(若い時から)「嬉しゅうございます女王様」とか、妙に古臭い大和言葉を使ってしまう癖があって、普段の自分のボキャブラリーにない表現をよく使った。

 例えば「お許し下さい!」の代わりに、

 「どうか、お慈悲を...」とか。じひかな?

 自分でも変なヤツと、後から思ったりして。

 言葉責めで使って頂きたい文言を台本形式にして持参しても、「こんな歌舞伎みたいな台詞、言えないわヨ!」と、却下はされないまでも、呆れられたりもしたっけな(>_<)

 山田詠美が「ひざまずいて足をお舐め」という小説を書いてくれて本当にありがたかった。

写楽

 理性的になれば、SMプレイみたいな茶番劇は、見るに堪えない。

 なんとなれば、茶番なのにガチで真剣だから。

 女王様もそれを判っていればこそ、内心呆れていても誠実に対応してくれる。

 いわば「筋書きのないドラマ」を、存在するはずのない観客を前に演じているわけで、そこに描かれる演劇的空間は、ある意味では芸術的なものだと僕は思うのです。

 誰のためでもない、自分のための罪深いお芝居。

 女王様という美しい共犯者を得て、輝く背徳の芸術。

 それは、ボードレールの言う祝祭であり、マラルメが惹かれる陶酔。

 マゾヒストの恍惚のあえぎは、フランスの詩人たちの魂の声のように、僕の胸を打つのでした。


■ 男性緊縛美
樹里ふぉとぐらふ

■ 屈辱の縄
椋陽児 「羞恥晒し」

■ エアー緊縛とは何ぞや?
エアー緊縛


■ SMのクオリア



■ 緊縛の文化史・日本人の知らない日本美
緊縛の文化史 表紙


■ マスター "K"の素顔に触れて
マスター








[ 2020/01/04 19:45 ] 昔のSM雑誌から | トラックバック(-) | CM(4)

不思議だな 胸を舐めるの 好きなマゾ 

不思議だな胸を舐めるの好きなマゾ

 これは昔のSM雑誌グラビアには時々登場していた。

 いわゆる「赤ちゃんプレイ」とは違っていて、わりとノーマルっぽく。

 まぁ、別にいいんだけど、SMプレイとしてはどうなのだろう。

 ここは倒錯の世界が主流で、どこか「健全」っぽい胸舐め奉仕は、あまり似つかわしくないような気はする。
 (*個人の見解です)

 実際、SMクラブにもご褒美感覚でなさる女王様は、稀にいらっしゃいます。

 僕もかつて、頼みもしないのに胸を押しつけられ「お舐め!」と言われたことがたまにあったけれども、どちらかというと「胸よりはお尻」派だったので、

 はぁ? てな感じでびっくりしたんだ。

 もちろん、「いいのかな?」と思いつつ、むしゃぶりついたのは言うまでもない(>_<)

 女王様の中には母性本能が強く、その場の勢いでつい「やらかしてしまう?」場合もあるかもしれませんが、まぁなんとなく微笑ましいプレイではある。

 
海外のBDSMフォトにもよく見られる光景
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 *ちなみに、コレが「エアー緊縛」 ↑


 しかしプレイメニューには入らないでしょう? オプションでも。

 いや、別にあってもいいのか(>_<)

 よく考えたら(考えなくとも)あったほうが、いいかもしれないね (。。)☆\バキ

 
■ チチの日
NaMeNaMeMan_TB.jpg

 
■ 女性の足を舐めるのは犯罪か?
tumblr_n1rru2PCPs1sel8ayo2_400.gif マゾには足を舐める義務がある!
 

■ 春川ナミオのおっぱいグリグリ絵
春川ナミオのおっぱいグリグリ絵図

 春川ナミオさんも絵のモティーフとして取り入れてますから.. (←「から」どうだというのか?)


 ちなみに、「用事プレイ」で一般的に使用される言葉(ようじ)がFC2ブログ利用規約に抵触するらしく、この文字が文中にあると記事が投稿できません。コメントなどでもご注意願います。「奨学生」などもそうです。不思議だな。

[ 2020/01/03 08:51 ] 昔のSM雑誌から | トラックバック(-) | CM(6)

新年への希望・マゾ熱削減! 

緊縛新年

 今年の目標は、地球温暖化を食い止めるため、地球環境以上に女王様へやさしい配慮のできるECOマゾになることです!
 (エでなく、です)

 それにはSMクラブで己の願望を満たすだけのプレイを控え、真の意味において女王様に奉仕し、マゾ欲の放熱量を減らさなければなりません!

 具体的には、プラスチック製ストローの使用を止め、コンビニで買い物する時は自宅から紙か布のマイ袋を持参して、有料化となる前にプラ袋の使用を減らしていこう。小さなことでもやらないよりはよしとする。

 しかしながら、精神的なマゾ熱の放出量だけは減らすことが難しく、年々上昇するばかり(>_<)

 今年は還暦なのに、体力的な衰えとは別なところでこの熱量の増大は、地球温暖化に悪影響を与えていないかと心配になります。

 SMのセッションでは酷い目にあったり、嫌な思いをしても、なぜかしばらくすると復活してしまうマゾ熱。

 この放射の勢い、嗜好は本当に不思議だな、と思う。


 もうずいぶんと昔の話ですが、緊縛プレイ中に神経が麻痺して、電気治療やリハビリでなんとか回復したものの、緊縛はもう懲り懲りだと思った。もともとそれほど好きという分野ではなかったので、別にたいしたことないけれど、やはり、何というか、いい思い出ではない。
 
 だから、昔は見るだけで興奮していた女性緊縛写真も、無意識に避けるというか、ネットで「イイネ!」と思える写真を見かけても、ダウンロードしなくなっていた。

 ただ、男性緊縛にも言えるけど、拘束されている姿の美というのは、あると思う。

 自由を放棄するという「自由」な妄想には、ストイックな美学を感じる。

 美しい「緊縛」がある。緊縛の美しさという様なものはない。

 最近は全体的に緊縛をアートとして見る美意識の高まりもあり、倒錯者の悪趣味から、粋な大人の風流な遊びというステージに格上げされた。伊藤晴雨の時代からすると隔世の感がある。

 緊縛事故への啓蒙活動も盛んなようだし、安全でちょっぴりエロティックに楽しめる緊縛プレイならばウエルカムな気持ちにまで吹っ切れた。
  
 しかし、やっぱり実際にSMクラブでお願いする気には、まだなれない。

 あの忌まわしい体験以来僕は、エアー緊縛(フリーの両手を後ろでクロスに組んで、あたかも縛られているようなフリをする、フリー緊縛とも呼ばれる。呼ばネーか)だけで、けっこう萌えてしまえるようになった。これだけでも、精神的にはかなり回復したと言えると思う。

 そして、これをやってみて気づいたことには、この方が、「身も心も貴女に服従し、崇拝していますよ」感が出るような気がする。

 相手にそれが伝わるかどうかはともかくとして、崇拝している、支配されるという行為の抽象化が、僕にとってはたまたま顔面騎乗であり、人によっては鞭や緊縛などに昇華するだけで、各々の理想のマゾヒズムの中身は、本質的にそれほど変わらないのだと思う。

 昨年「マゾヒストたち」という一般向けの本が新潮文庫から出版されましたが、こういう人達のささやかな願いが、あるいは大きな野望でも、ほんわか満たされる世の中になれば、気球温暖化も防げるようになるはずだ(たぶん)

 人間に、それも身近な人達に優しくすることが出来なくて、地球にやさしくなれるとは思えない。

 明るい地球の未来のために、みんなで協力してSMを楽しみ、高度な文化としてのマゾヒズムを繁栄させて逝きたい。





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[ 2020/01/02 10:16 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(3)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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