
春川ナミオの絵が雑誌に掲載される時のタイトルやキャプションが面白い。
ここだったら誰がどう考えても、普通だったら
「女王様と奴隷たち」 というタイトルになるでしょう。
少なくとも、春川ナミオならそう考える。
掲載誌の編集者が、絵を構成する時にこのようなコピーにしたものと推察される。
右上のキャプションにはそうした願望が透けて見える。
If the Goddess was a cute Mistress in a sailor suit,
I would be fascinated by any punishment.
奴隷としてではなく、愛玩動物として調教されてみたいという、ゆるいマゾヒズム。

「痴人の愛」とは、言うまでもなく谷崎潤一郎の小説のタイトルで、ここでのポイントは日本のマゾヒズム文学へのオマージュです。
「痴人の愛」の主人公、というか、ヒロインの名前は「ナオミ」
(春川さんのペンネームはここに由来しています)
しかし、作品内容と絵には特に強い関連性はありません。
「痴人」とは、奴隷なのか、それとも女王様も含まれるのでしょうか?
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