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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

 

麻生沙也加女王様

 沙也加さんとは、六本木時代に何度かお会いしていた。

 表情やスタイルだけでなく、気配りの美しい女王様だった。

 どこの世界でも、成功する人は、まず人間力があるんだなあと印象に強く残っている。

 一昨年、久しぶりにお目にかかれると期待して、赤坂の新しいお店に顔を出した時、その日はたまたま体調不良でお休みでした。

 そんなのはよくあることで、たまたまご縁がなかったとあきらめ、またいつか機会があればと、次回お会いできるのを楽しみにしていました。




 先日、お星さまになられていたことを Twitterで知りました。




訃報

 生前、彼女と特に親しいお付き合いがあったわけではないのですが、女王様というのは、マゾヒストの心の中では永遠の存在だと思う。

 だから、例えば引退されたりお店を辞めたとしても、その実在が無になるわけではなかった。

 しかし、元々なかったような絆であっても、もう絶対に会えないという物理的な距離感は絶望的だ。

 同時代の、自分のSM青春期を共に過ごしてきた女王様との絆が、これで本当に、永遠に無くなってしまったことを寂しく感じています。

 

 あまりにも突然の、あまりにも早すぎるお別れに衝撃を受けました。

 遅ればせながら、ご冥福をお祈り申し上げます。


Sebian_Roppongi_Flyer_20210607115057bc4.jpg





[ 2021/05/30 12:30 ] 無題 | トラックバック(-) | CM(11)

サド賞に輝いた「家畜人ヤプー」 

家畜人ヤプー風の春川ナミオ絵

 沼正三の「家畜人ヤプー」は、時々話題になるのですが、ここ最近は、噂を耳にしません。

 10年ぐらい前に、舞台化されたものを見ましたし、映画化の話も持ち上がっていたようですが、頓挫していると聞いてます。

 覆面作家にまつわる様々なスキャンダルと、コミック化されたことにより、幅広い層にかろうじて共有はされているのが現状といったところでしょうか。

 奇譚クラブの愛読者だった三島由紀夫はこの作品を絶賛していましたけど、春川ナミオを絶賛したマドンナは、(まだ)読んでないでしょう。

 なにしろ海外には翻訳されていない(>_<)

 そう思っていたところが、実は数年前に、フランスで翻訳出版されていたということを、つい最近知りました。

 しかも、その時に、映えある「サド賞」というのを受賞していたことも。

 よりによってサド賞というのが面白いよね。

 マゾ賞でなく。

 だからフランス語文化圏では少しは知られる「家畜人ヤプー」なわけです。

ウイキペディアにも英語ページはないけど、仏語ページが存在するのはそういうことなのかな?
   (現時点では仏語と伊語の解説が確認できます)

 「星の王子さま」みたいに、そのうち英語版も出ないかなと、密かに期待しています。

(「星の王子さま」は1943年にアメリカで、英語版と仏語版が刊行されました)

家畜人ヤプー風の春川ナミオ絵_2

 家畜人ヤプーは、人種的偏見に基づくかもしれない誤解?を招きそうな設定や記述など、物議を醸しそうなネタ満載で、逆に言えば、それゆえにこそ、西洋英語文化圏でウケそうな気もします(勝手に)。

 例えば、白人女性を神として日本人に崇拝させるなど、「紳士は金髪がお好き」的な要素が、無理なく取り入れられている。

 いや、無理やりなところもあるにはあるが、マゾなら「ま、いいか」と納得できそう。

 それはともかく、奇譚クラブで当然、春川ナミオさんも読まれていたのでしょう、ヤプーを意識した作品がけっこう残されています。

HN_Yapoo_03.jpg

 春川さんの場合、特に「ヤプー」を意識されていなくても、極端に男が矮小化されて描かれる場合もあるので何とも言えませんが、タイトルに「ヤプー人間」とあるのを見れば、この作品へのオマージュと解釈することは可能です。

d030.jpg

 社会的な波紋とともに、作家やアーティストへあたえたインスピレーションも大きいものがありました。

 ジョージ秋山の「ゴミムシくん」という漫画も、換骨奪胎と呼ぶには過激するぎる描写で、この当時人気を集めてました。(糾弾されていました・・・・)

 国内的な反響は大きかっただけに、フランスで評価されたことをきっかけに、国際的にも再評価されてほしい。

 タイムワープや人体改造など、サイエンス・フィクションとしてのユニークな設定は、サイバー・パンクの先駆け的な側面も見られるのじゃないかと僕は思っています。

 石ノ森章太郎と江川達也によるコミック版も素晴らしいですが、文芸的な評価が海外でもきちんとされることを願っております。

家畜人ヤプー風の春川ナミオ絵_4

 

【もしかしたら関連してるかものエントリー】


■ 痴人の愛


■ 人間椅子

■ 家畜人ヤプー

■ 寺山修司と三島由紀夫

■ サタミシュウの主従関係

■ 稲垣足穂 ・・・接吻は、両円筒ドッキングの欲求から生まれる(>_<)

■ 団鬼六「死んでたまるか」

■ 文豪座談会

■ サド裁判

■ 毛皮を着たヴィーナス


 
■ イギリスで出版された春川ナミオさんのアート・ブック








[ 2021/05/29 08:45 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(4)

Published in UK ; Must touch Paper of Harukawa 

春川ナミオ_Baron_01

 * I’ve got the newest art book of Mr.Harukawa recently.
   The following is all written in Japanese only.
    I will show some drawings from the art book.

 おそらく一周忌というタイミングだからなのでしょう、イギリスで春川ナミオさんのステキなアート・ブックが発売されましたので、早速入手してみました。

 厳重な梱包には「輸入品扱い」のラベルが貼られていて、税関通知書も同封されており、通関手数料・送料・税込みで日本円にして7千円ぐらい。届くのに3週間も待たされました。

 まぁ、お安くはないですが、本の代金だけなら3千円弱だと思いますので、春川さんの画集としては、これまでの実績、感覚からしてお買い得だとは言えます。

 奥付によると、ほとんどが銀座のヴァニラ画廊で展示された作品のようです。

 巻頭ページでは、国際的にキュレーターとして活躍するライターの Pernilla Ellens という人の、学術的で興味深い解説(英文)が掲載されていました。これ以外にテキストはありません。

Baron_HN_04.jpg

 絵の印刷面は、片側右ページだけで、作品名やキャプションもなし。

 だからイラストのページ裏(左ページ)はまっ白で、かなり上質な厚紙が使われており、色映りもなく、原画のような高級感を演出しています。

 この本には、枚数にして76ページに30作品が収録されるという、比較的ゆったりした構成で、小振りとはいえ結構なボリューム感があります。

 複製画としての印刷クオリティもなかなか見事なもので、穏やかな色合いが心地よい。

 春川さんの作品がかつて国内で、僕の知る限りではこの水準での出版例は、おそらくなかったと思われます。

 モノクロの単行本的なイメージだった「ドミナの園」(ポット出版)はまあまあよかったけど、昨年、河出書房新社から発売された「追悼画集」も柔らかい紙質で、今回のようなハードカバーのデラックス感のある印刷物は初めてではなかろうか。

 ネットの向こう側にある絵をモニター越しに見るのではなく、紙媒体を手に取って眺めるという親近感を、僕は大切にしている。Kindle とか、どうも好きになれん。

春川ナミオさんのアート・ブック

 しかも、タイトル文字がゴールド印刷(金刷り)という豪華さに泣ける!

 まさに美術展の図録といった感じの趣なのですが、そのわりには、サイズがやや小さいところが残念かな。

 ほぼ日本の週刊誌と同じぐらい(B5よりちょっとだけ横が膨らんでいる)

 そうはいっても、これほどの品格で日本の出版社が発刊するとなれば、控えめに言っても5千円は越えると思う。いや、初版を1000部程度に限定するなら販売価格が1万円を越えても仕方がないのではなかろうか。

 それにしましても、こうした、ある意味では独特なカテゴリーの本を出すのに、このコダワリの趣味の良さは、さすがにイギリスならではセンスなのだろうか。

 こう言ってはなんだが、昔、あの懐かしの夢屋で、チープな紙だけに印刷して(5枚で3000円!)、半ばテキトーに頒布されていた時代を知る身としては、感無量だよ(>_<)

 絶対にお買い得だ!
記事投稿後にmugiさんのコメントで知ったけど、今はAmazonでも購入できるようです)

 税込みで5千円ちょっとしますが、ヴァニラがらみで出ている河出書房新社の2冊に収録されている絵とかなりだぶっていることを勘案しても、お得感はかわらんと思う(人による)

Baron_HN_02.jpg

 すでに「この本が欲しいワ!」と、ウイッシュ・リストに載せていた海外のプロ女王様もいらっしゃいました。

 今回、英国で発売されたこの画集に登場する顔面騎乗絵図のほとんどは、すぐにセッションで使えそうで安全なスタイル・現実的な体位があまりないけれど、女王様へのギフトには、いいんじゃないかな。

 僕が唯一、実際のプレイで使えそうと思えるのが、冒頭で紹介している「後期高齢者が布団の上で持続可能な顔面騎乗をされているの図」ぐらいで、これは初見でした。

 畳の上に布団や座布団しいての構図は、春川さんお得意のシチュエーションで、この絵は素晴らしい。

 昔のSMクラブでは、マンションの和室をプレイルームに使っているお店もよくあったので、このようなスタイルの顔騎に違和感はなく、海外のダンジョンでも導入して頂きたい。

 高齢化社会のこれからは、和室に布団敷いて、柔らかい枕の上でいつまでも、まったりと顔面騎乗されていたい (。。)☆\バキ 

 生前に春川さんがよくおっしゃっていたように、美しい女王様のお尻の下で逝けるなら、僕も本望です。(女王様には迷惑な話ではありますが)

 しかし、これこそが、切腹よりも美しくも哀しい、伝統的な日本の美学ですよ。

 While turning the pages of the paper, I enjoyed the pleasure of indulging in such thoughts for the first time in a while.


  * ↓ こういうのは、馬之介パイセンが得意そう.... この足台の装備を製作して欲しい・・・
英国のARTBook
   *だけど、やっぱりこれは危険(>_<) ↑  やりたくても、無理だから(>_<)(>_<)


    そういえば、馬之介さんは顔面騎乗にあんまり興味ないのかもしれないナ(>_<)
馬之介さん


■ 春川ナミオの絵について・団鬼六
団鬼六氏プロフィール写真
 S男の代名詞的存在だった団鬼六氏から、春川ナミオ原画展に寄せられたメッセージ。



■ 春川ナミオ氏と会った日!
春川ナミオと
  憧れの巨匠とついにご体面!



■ 春川ナミオの芸術
人間便器フェアー_1s


■ 顔面騎乗に市民権を与えた男
Sardax



 

 



 
[ 2021/05/21 09:01 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(9)

Keep your mouth shut, my dear !  〜 「慎みたまえ、口」〜 

 とてもユニークなM男動画を紹介しよう。

 10分にも満たないショート・フィルム。

 それでいて世界の見方が根源から変わってしまうぐらいパワフルな魅力に満ちている。

 口を慎めという題名が、なんだか僕に言われているような気もして心に刺さる....(>_<) 

 主演男優は、日本三大M男のお一人、馬之介さん。

馬之介さん脚舐め奉仕

 最初にお断りしておきますが、いわゆる「ヌケる」ような動画ではない。(人による)

 そういう期待を持つなとは言わないし、みんなちがって、みんないいわけで、この種のブログ読者の皆さんに敬意を払う意味も込めて、あえて申し添えておきたい。18禁なのかどうかは不明。一応エロいことはエロい。

 それから、動画を見る前に、あなたの サウンド環境 をぜひご確認下さい。

 この作品は音が命みたいなところがあって、スマホやタブレットであれば、高品質イヤホンか、静かな部屋で、PCならスピーカーに接続し、やや大きめのボリュームに設定されたい。

 凄い音が出てくるわけではなく、その逆で、繊細な感性で微妙な音の録音・編集が丁寧になされており、それを意識して見ると、この作品の凄さが感じられるはずだ。ネット配信ではなく、サラウンド音響設備の整ったシアターで鑑賞したいと思わせる。

 気分的にはゴダールとかベルイマン、フランソワ・トリュフォーの映画でも見るかのように、少し気取って、あんまり期待しないで(北川プロや三和出版のコンテンツとは別物)、穏やかな環境でご覧下さい。

 それではどうぞ! 約9分弱と短いですが、この先長く、永遠に記憶に残る名作を!



 さて、いかがだっただろう?

 ヌーベルバーグの仏映画を思わせるようなイメージで、編集も凝っており、なかなかスタイリッシュな映像ではなかっただろうか。

 これは「M男動画」というようなくくりではなく、まさに古き良き時代のシネマ、「映画」を思わせてくれる濃厚な味わいがある。

 小津安二郎がピンク映画を撮ったら、こんな感じになるんじゃないかな。

 それほど昔ではないけれど、かつて新宿のピンクリでお目にかかったタマキン女王様もカメオ出演?していた。懐かしいなぁ(>_<)
 彼女はそれ以前はラシオラのドミナでもあった。(今もだが)

 コロナ禍の都内でSMセッションを行うという設定で、これといった物語性はなく、ごく日常的な場面でドキュメンタリー風につないで逝く。この撮影と編集が実に素晴らしい。

 これを見ていると、COVID-19のパンデミックに置かれている社会的・日常的な状況が、従来からあったBDSMの世界観とも共振していることに気づく。

 例えばマスク着用の拘束感、ソーシャル・ディスタンスの違和感、行政指導の屈辱感など、聞こえてくるのは命令であり、支配であり、それらへの服従・・・って、アレ?そういえば!みたいな。

 コロナ禍によって人々の生活は、いたるところでコントロールされ、いつの間にやら僕たちは、従順に調教されてしまっている。そして、もしかしたら、その不自由さや不都合な生活を、快楽とは言わないまでも、甘んじて受け入れざるを得ないところに、なんらかの特異点を探そうとしている。ゲーム感覚で、なかば楽しんでもいるかのように。

 こうした「新ノーマル」と呼ばれている状況は、BDSM愛好家やフェティッシュ界隈で生息している僕らにとっては、別に新しいことではなかった。慣れっこになっている感覚が、別のフェーズで現れているだけだ。

 あるインタビューでこの作品の監督は、人類の傲慢な態度が、環境破壊や地球温暖化の問題を引き起こしているという文脈で「地球が人間に罰を与えている」と述べた後に、

 「コロナが、私たちを調教している」とも言っていた。

 なるほど。

 そういう意識レベルでこの作品を見ると、「ヘンタイでよかった!」と思える福音になる。
 
Tamakin_Ramen_01.jpg

 この映画の最大の見どころは、たまきん女王様がラーメンを食べている一連のショットだ!

 本当に美味しそうに食べている仕草が、なんとも言えないフェティッシュ感で2倍美味しい。

Tamakin_Ramen_02.jpg

 ここだけのハナシ、絶対に秘密ですが、僕はこのラーメンのシーンで2度ヌキました。

 女性がラーメン食べてるとこ見てオナニーしたのは初めてだけど、チョー気持ちいい!

 この監督の絵づくりは実に巧みで、観るものをそれぞれのイマジネーションの世界へと誘う。

Tamakin_Ramen_03.jpg

 キャストのパフォーマンスも一流だ。美味しそうに召し上がっております。

 これは演技じゃできない。本当に美味しいんだろう。

 監督も女優も「どうぞここで一発ヌイて下さい」とでも言わんばかりのオーラが出ている。

Tamakin_Ramen_04.jpg

 どこにFetishを感じるかは人それぞれで、みんなちがっていい。

 しかし、タマキんがラーメン食べてるシーンには誰しも興奮するだろう。

 春川ナミオさんが仰っていたように、女性が食事する口は真に美しいことをここで実感。

 ラーメンすすり音と吊りプレイで使う滑車のノイズがオーバーラップするとこが僕は好きだ。

 ちなみに、タマキんがラーメンをすすっているように聞こえる音は、実はあらかじめ監督が自分で食べる音によって、つまり観客に聴かせたい音として別に録音しておいた素材を、アフレコしたものだという。

 そこまでするサウンド・トラックへの熱いコダワリが、僕を自慰へと導いたとも言える。

 滑車とチェーンのノイズは、厨房の環境音とも絶妙なアンサンブルを聴かせてくれる。

 食事の場面と、SMセッションの準備という、本来であれば異質なシーンが、フラッシュバックでごく自然に融合する不思議な感覚。

 ややあって、馬之介さんがいつものあの姿で!四つん這いで登場。

ShotOut_yourMouse_Umanosuke.jpg

 これから女王様のところへ逝くんだ。 さすがサマになっているなぁ〜

 馬之介さんはとっくに古希を過ぎていらっしゃるのに、昔から全然変わってない。

 お肌艶ツヤ。動きもシャープだし中年未満、いやむしろ少年のようなあどけなさすら感じる。

 そんな老マゾ先生が、若くて美しい女王様の調教を受けるという設定だけで萌える。

ShotOut_yourMouse_Uma_Tamakin_20210512185536ee8.jpg

 「ご調教お願いします」と、例によってあの台詞を言う。

 タマキんがリモート検温機で、全頭マスクの上から熱をはかると、測定数値(36.5度C)が、フリップ表示された時、ここで、うかつにも爆笑してしまった。そう来ますか?

 土下座している馬之介さんの目の前に、たまキンの脚。ハイヒールを顔の前でチラつかせる。

 思わせぶりな脚線美のダンスが、馬之介さんを当惑させる。
 
 たまきんの許可なく、思わず舐めてしまいそうになる気配の馬之介さん。

 その気持ち、よくわかるんだ(>_<)

 SMプレイでは、誰でもよく経験する場面だが、僕はこういう時間が大好きだ。

 僕はたまにお許しの前に、舐めちゃうこともあるんだけど (。。)☆\バキ、何か問題ありましたでしょうか?

 そこでまた、このフリップが尺をかせぐ。

ShotOut_your_Mouse_Flip.jpg

 一番上の英語を直訳すれば「私の舌は清潔か?」とでもなるだろうけど、すぐ下の和訳では「おキレイでしょうか?」と、まるで女王様の靴について触れているような印象も受ける。実際、馬之介さんは除菌スプレーを取り出して、ハイヒールを拭くシーンへとつながっていく。

 まぁ、このご時世だから、お約束のような演出なんだろう。

 東京都知事も見るかもしれないという想定だ。

 でも、ここんところだけ、なんとなくフに落ちない。

 一般的にご奉仕プレイの前には、リンスキンなどでお口をクチュクチュ濯ぐもので、つまり汚れた奴隷の舌で、聖なる尊い部分を汚して(舐めて)は如何なものか?という、エチケット精神が基本にある。もちろんそれ以前に、感染予防的な配慮が昔からあったのは言うまでもない。

ShotOut_Mouse_Uma_germ_phobia.jpg

 このような、普通のマゾならみんなが意識していたコモン・センスを、コロナで一般ピープルも広く共有するようになった。

 そんなコトはど〜でもいいかで、僕がここで言いたかったのは、チープな演出だとは内心思いつつも、不思議と安っぽくは見えないという点。

 というか、むしろ全体的に上品なユーモアを感じるのは僕だけだろうか。

馬之介&タマキン女王様

 品格のある構成で、BDSM世界への暖かい眼差しが見える。

 それと同時に、必然的とも言える哀愁も漂う。

 悲哀と微笑み。まさにBDSMの必須アイテムではなかろうか。

 凝りに凝りまくった映像美の出来映えはいいとして、僕としては、このお二人のセッションのスタイルにこそ、より強い衝撃を受けた。

 特にこれといって刺激的な場面はないのだが(人による)、い〜い感じでまったりしている。

 結局は二人の息があっているかどうかで、セッションのクオリティは決まる。

keep_your_mouse_Tama_and_Ua


 イマジネーションとインスピレーション。

 体験の記憶と、あるべき理想。リアルな日常とあり得ない妄想。

 あらゆるものがごった煮となって、ラーメンの具のごとく、脳内にある舌で味わえる。

 この作品は、フェティッシュな世界を理解する者には特にわかりやすいとは言えるが、それだけにとどまらず、もっと他の嗜好を持つ「旧ノーマル」な人々にも開かれた作品となっている。

 奇しくも今回のパンデミックは、人々の心に、多様性を受け入れやすくする雰囲気と、その美徳を見いだすきっかけを与えてくれた。

 僕もその中の一人かもしれないが、自己チューで非常識な人の多くが、「コロナだから」という理由で、普段はしなかったであろう自粛をする。

 そのついでと言っては何だが、持続可能な社会実現に少しでも貢献してみようとか。

 久しぶりにいいものを見せてもらった。

 ラストで、シェイクスピアの「この世は舞台」みたいなアフォリズムが唐突に出てくる。

この世は舞台

 ここでツジツマを合わせるかのように、明日への希望も見えてくる仕掛けだよ。

 アカデミー賞かノーベル賞ものと思うが、そこまで言わなくても せめてカンヌ映画祭ぐらいは狙って欲しい。その水準にはある。小振りだが本当によい作品だと思う。コロナ禍の今だからこそ見る価値があるし、多くの皆さんに共感して欲しいと願っている。

 誰もがマイノリティとも言えなくもない、と思うのは傲慢だろうか。

 最初にヌけない動画と記したが、ヌこうと思えばどこでも逝けるだろう(人による)

 それでもヌけない時もある。

 自分が老いたと思う。それが日々、実感される。

 自分がどうであれ、あるいは他人がどうであれ、この地球という惑星で同じ時代に生息しているという、ただそれだけに過ぎなくても確実な共通点に、共感の可能性を模索し、寄り添う気持ちを大切にしたい。

 前期高齢者になると、そんな思いにかられて、口を慎むことが難しくなってくる。

 口は謹しむことは出来ても、心の中での感謝の気持ちだけは、慎しみたくないものだ。

 このショート・フィルムの製作に関わった全ての方々に、感動をありがとう。

馬之介さんエンディング
 
 これはごく個人的な感じ方とは思うが、この作品の現場では、きっと馬之介さんのキャラが、この作品の核となっており、その磁場にいる監督やスタッフ、そしてタマキんも、理想的な特異点へと導く磁力のようなものが漂っていたような気がする。

 馬之介さんの、可愛らしい笑顔で幕を閉じるエンディングで、しみじみとそう思った。




■ 女王様の地位向上の歴史 まだウブだった10年前、タマキン女王様の修行時代?
スナイパーEVE



 ごちそうさまでした!


 2011年頃、新宿のピンククリスタルにて







[ 2021/05/14 10:16 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(3)

幻の予告編 

 10年前に「顔面騎乗に花束を!」を製作・監督した時に、予告編を作っていまスた。

 それなのに、本編のDVDには入れてませんでした。

 お蔵出しみたいなものだけど、Twitterに投稿してみました

 バロックでみづきさんに見せたぐらいで、本邦初公開です!

 よろしかったらご覧になってみて下さい。


 そして、お願いですから「いいね!」ボタンもついでに押してくだされ〜(>_<)

Kill_Bill_FS_for_Ftrailer.jpg

 





[ 2021/05/09 16:09 ] 顔面騎乗探求 | トラックバック(-) | CM(2)

聖なる卑俗 〜 Holy Vulgar 

無神論者のマゾヒズム


 十字架のネックレスをつけた聖女が、キリストと同じように磔にされた男を踏みつけている図は、何かを暗示するというよりも、不敬でばちあたりな印象を与えるかもしれない。

 だが聖書や歴史の知識がなくても、この絵の持つ得体の知れない力に見る者は心を動かされる。

 これが単純に世俗的な風俗画として描かれていても、鑑賞者はそこに己の姿を見いだすだろう。

 足の下で男の顔は、苦しんでいるのではなく、恍惚の喜びを表しているかのようだ。

 私たちの先祖たちが何世紀にもわったって語り継いできたように、この絵が私たちに語りかけてくるという驚くべき事実は、芸術作品の持つ普遍的な魅力の賜物なのである。


 こちらは別のシリーズであるが、コンセプトは同じだ。

尼さんに踏まれる

 一つ別の属性として追加されているのが「女子高生」という神聖さを浮かび上がらせている点だろう。

 ブルセラや援助交際など、汚れたイメージがつきまとう時期もあったが、オジさんたちの永遠の天使であることに変わりはない。

 かつて石坂洋次郎が作り上げた普遍的な神話が、現代にも継承されている。

 あなたがロリコンでなくても、JKはグローバルな美神としてのステイタス・シンボルを獲得しており、全ての大衆に崇拝されるべきなのである。

EdacDBAU8AAiYOO.jpg



 クール・ジャパンの官能的なコンテンツを、尼や修道女といったキリスト教的西欧文化圏に融合させた春川ナミオの功績は偉大と言わざるを得ない。

女生徒&マゾ教師



■ セーラー服と女王様
セーラー服と機関銃_薬師丸_2


■ セーラー服と顔面騎乗
vintage_Love


■ 春川ナミオのマニアックなサイト
痴人の愛_s




ラシオラ







[ 2021/05/01 13:42 ] マゾロポリタン美術館 | トラックバック(-) | CM(1)


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