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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

個性という名の幻想 

 恥の多い生涯を送ってきました。

 20代前半の、あるSMクラブでの思い出です。

Kika女王様の人間椅子

 「アタシ、そういう女王様じゃないですから」

 そのプロドミナは、まだビギナーだった僕に、そうおっしゃった。

 僕と同年代に見えたが、実際は年上だったかと思う。
 
 こちらとしては「ああ、そうですか」と、言うしかない。

 女王様のおっしゃることに、異議を申し立てるのは奴隷としては謁見行為だから、という意味ではない。

 ではどういう意味においてかを後述しますが、ともかく、どういう女王様でもいいというワケではないけれど、「そういう女王様」と決めてかかるのは、お互いにあまり面白くないんじゃないかなとも思う。

kika_1

 「女王様」を「人間」という代名詞に置き換えてみるとわかりやすい。

 しょっぱなから、ガチで自分はこういう人間だと決めてかかる人が、どこの世界にもいる。

 自分がどういう人間なのかは、自分が決めるのではなく、他者が決めていることなのに。

 世の中というのは、そういうふうになっている。

 若い時には、ナカナカは気づけないことかもしれない・・・

 僕もそうだった(今もだが)

 どんな人間になっていくかは、他者との関わりにおいて形成されることにも、無知だった。

 こういった、一般社会での常識的なことを、僕はSMクラブという、狭い空間で学んできたような気がする。
 
 どんなに高額な料金を支払って、完璧なシナリオを準備し、綿密なカウンセリングと信頼関係を築けたとしても、SMプレイはある種ぶっつけ本番的なナマものという側面は避けられない。

 僕は長いこと自分の殻に閉じ篭り、他者との関わりに自信が持てないでいた。

 SMクラブに逝きさえすれば、自分のささやかな妄想が実現すると信じていたが、そうではないことに、裏切られることもあり得るということに、無防備だった浅はかな自分が、かつて確実に存在していた。

 SMでの初歩の作法のようなものは、女王様から教えてもらい、次第になんとはなしに判ってきて、そのような伝統や形式に乗っ取った上で、自分なりにやってみたいコト、女王様にして頂きたいことを提案していくような術を取得していったように思う。

 他の世界にも当てはまる処世術ではないだろうか。


 ありがたいことに、「どういうマゾなの?」と聞いてくれる女王様もいらっしゃいます。

もっと舌を伸ばして!指示書画像

 マゾとしての自己主張は、最初の頃はうまく出来なかったけれど、これ幸いとばかりに、「アレも好き、これもして」みたいなエゴマゾ全開のワガママを言ってみても、結局、ほとんど実現しないこともある。

 聞いてくれたからには、多少は忖度してくれるだろうと思うのは、甘い。

 これも、一般社会ではよくあるコト。

 みんなちがって、みんないい。

 あ、この人、自分とはちがうかな?

 たとえ「自分とは合わない」と思っても、

 「あなたとは、ちがうんです(考え方などが)」と言って対立するよりかは、

 心の中でその違いを認め合い、共感はできなくても、差異の不思議さを発見する方向に目を向ける。


kika_3


 そもそも、ちがって当たり前なんだから、いいもワルいもなくて、受け入れるしかない。

 その差異と、向き合うのを恐れずに、楽しめるようになりたいものだ。

 対立や摩擦も含めて、寄り添う気持ちが大切になってくる。

 親しい知人といった感じの、すでに関係性が成立しているパートナー同士のSMプレイであればともかく、SMクラブなどで「初めまして」から始まるプレイの場合は、お互いの違いを認めた上で、どこかに共通点がないかを模索するように寄り添う姿勢が、そのセッションを少しでもステキなものにしてくれるはずだ。

 親しい者同士が、お互いに理解しているというのも、幻想に近いと思っておいて損はない。

 奇蹟的に一瞬わかり合えたとして、それが次の瞬間も持続しているとは限らない。

 誰かに会って、自分が変わる。個性も変化していく。

「調教」の本質的な醍醐味は、そういうところにもあるように思う。

 自分だけが個性的だと、自分だけが思っている。

 それが本当なら、みんなが個性的だ。

 マゾは自分だけが、特殊な、あるいはヘタレマゾだと思い込んでいる。

 しかし個性とは、同じ自分が持続するような一本線ではない。

 養老孟司先生も言っているように(「バカの壁」)、細胞レベルで人間は、毎日変化している。

 誰かと会うたびに、折れ曲がって枝分かれしていくアミダくじのラインのようなものだろう。

 個性には確かに普遍的な天然ものもあるのだろうけれど、全てが最初から決まっているわけではなく、ずっと同じままで不変であるというのが、まさに幻想なのだと思う。

 だから、彼女がどういう女王様かは、マゾが決めていい。

 しかし、それが決定的で普遍性があるというわけでもない。

 同じように、自分がどういうマゾかを、女王様に決めて頂こう!

 相関的でインタラクティブに、お互いの共同幻想への接点を模索していくことが、理想だと思う。


 そのように考えると、「個性」の幻想から少しは自由になれそうな気がする。


■ マゾのお酒の正しい飲み方
kika_2



[ 2021/06/26 16:56 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(4)

春川さんの世界観を見事に現した映像美 


 とても素敵で、フェティッシュな動画を紹介しよう。

 これネ、最初の2〜3分ぐらいまで、なんだかな〜?と少し退屈に感じられるかもしれない。

 それはある意味で正しいです! 僕もそうでした。

 冒頭はスタート4のブロガーさんならば気にいってもらえそうなスモーキング Femaleものですが、それだけではありません。

 まぁとにかく、騙されたと思って、気を長くしてご覧になってみて下さい。

 前回ご紹介した「慎みたまえ、口」と似たような感じで、まったりと味わうタイプ。

 音楽がまたナイスで、サウンド環境にもこだわって鑑賞して頂きたい!

 最近の若い人たちがよくやるという、倍速試聴 で最短の効果が得られるようなコンセプトではない。

 抜けないかもしれないけど、突き抜けた映像美だと僕は思う。

 5分もないショート・ムービーなので、のんびりと味わって下さい。

 今回はスクショをあえて見せずに、説明だけにしておきます。

 先入観を持たずに、リラックスして観て頂きたいというのが、僕の願いです。

(こんなブログで、僕が推薦するんだから、先入観持つなというのが無理だとは思うのですが・・・)

 では、こちらをクリックして、お楽しみ下さい。(*1行目のリンク先と同じです)


  *お使いのネットワーク環境によってはスムースに再生されない可能性があります。

 (5分経過・・・)


 いかがでしたか?


 う〜ん、「これのどこがいいの?」という方もいらっしゃるでしょうか・・・

「好みじゃないです」という人も、いると思う。


そういう人には申し訳ないので、昔のやつですが、こんなの、どうでしょう?

■ 秘密の理想郷 
秘密の理想郷_スナップ_05
*記事本文中にサンプル動画へのリンクあります(たぶん)


 
 具体的にうまくレビューできなかったけど、いろいろあるのがこの世界。

 理屈抜きで「イイネ!」と思えるものを、リツイートのノリで共有させて頂きました。

 


【この記事を読んだ人は、以下の過去記事を読んでいないかもしれません】
 

■ スタジオ・ジブリが顔面騎乗のアニメを作らない理由について
顔面騎乗大好きです by 宮崎駿


■ 女性が鞭を持つと美しくなる理由について
She_has_Whip14.jpg



【いろいろある関連してないエントリー】

■ 顔面騎乗の起源と歴史  

StartAtNipplesFinishAtBalls.jpg

意外と新しい顔面騎乗の歴史






[ 2021/06/08 20:01 ] FemDom座映画劇場 | トラックバック(-) | CM(4)

六本木レーヌ・ゆかり女王様 

六本木レーヌ・ゆかり女王様

 還暦を過ぎたマゾには懐かしい女王様だと思う。

 中野クイーンのレガシーを受け継ぐ京子ママのお店が六本木レーヌです。

passion_08.jpg

 当時はまだメディアに顔出し可能な女王様は少ない時代。

 しかし、アイマスクをつけていても、感じる目力と妖気が際立っている。

passion_11.jpg

 僕はこのグラビア写真を見て、彼女の指名を決意した。

 まだ大学生でシャイな僕にしては、大胆な決断だったと思う。

 そう思わせるだけのインパクトが、この写真にはある。

 当時は、M男向け企画に、マゾヒストの心に刺さる魅力が希薄な時代だったから。

passion_07.jpg


 1970年代からそうであったように、編集者もカメラマンもマゾヒストの気持ちなんてわかってないし、モデルの女王様役の女性も

 実はM女だったりして、

 M男向けのグラビアのほとんどは、チグハグな構成が目立っていた。

 女性緊縛写真の場合であれば、まっとうな縄師が撮影を兼ねるような現場なので、きっちりとした演出で突き抜けたフォトが見られたが、「女王様と奴隷」というコンセプトの写真は、「SMセレクト」などを例外として、本当に中途半端なものが多かった。

 この桜桃書房から単発で出た「PASSION」という写真集は、そういう意味で画期的だった。

 ゆかり女王様は当時すでに人気のプロ女王様で、単なるポーズだけでもリアルな存在感が引き立っている。

passion_09.jpg


 昔は「女王様がマゾのペニスを責めるの図」というのはあまり描かれなかった。

 1980年代後半ぐらいから、SM風俗店の急速な台頭の流れとともに、こうした描写も増えてきたように思う。

 秘すれば花であったような、女王様とマゾヒストの実態が、鞭・ローソク・緊縛以外で、密室の中で何が行われていたのかが、少しずつ露になっていく過渡期だったのかもしれない。

 僕もこの時、ゆかり女王様に顔面騎乗されながら、何がナンだかワカラナイうちに逝かされてしまった(>_<)

 ソレ以外はほとんど覚えていないけれど、ソレだけは強烈に今でも覚えている。

 「SMプレイって、そういうものだったの?」という、新鮮な感動があった。

 世間知らずのウブな大学生には、刺激が強すぎたように思うのだけれど、とにかく、優しいプレイだった。


passion_06.jpg

  ↑
 このグラビア・シリーズでは顔出しされていませんでしたが、

 その後、別のメディアで素顔を見せてくれた。

  ↓



 この撮影では、後ろの障子に影を効果的に映し込むという照明の使い方が絶妙だ。

 知ってか知らずか偶然なのか、春川ナミオさんの描く陰影を思わせる巧みな手法だと思う。

 スタンディング顔面騎乗というスタイルは、春川さんも好まれていた構図。




 このグラビア企画の真骨頂は、和室で赤いハイヒールという、当時としては斬新なコーディネイトだ。

 やっぱり、コーディネートはこうでないと (。。)☆\バキ
 
 もしかして、死語?  ↑ 

 社会人になってからも、何度かお世話になりましたが、程なく退位されてそれっきりです。

 僕にとっては永遠の女王様となりましたが、まだお元気なことを、願っております。 

 *下の広告は、10年以上も経った後のもので、ここで掲載されている「ゆかり」女王様は別人です。
六本木レーヌ広告

 上段左端の良美さんは、池袋のSMバー・ファムファタールで会える(はずです)







■ 天野蘭女王様 育児とSMを両立させたママさん女王様の元祖!
天之蘭女王様_01
 *この記事にはご本人からコメントが入っております!


和樹女王様



北川繚子女王様



シャネル女王様




朝霧リエ


伝説の女王様



春日ルミ



みづき桃香



飛室璃杏(Eve)



■ 秀美女王様
秀美女王様














[ 2021/06/06 12:09 ] 伝説の女王様 | トラックバック(-) | CM(7)


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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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