最近の僕は、それほど漫画を読まなくなりましたが、還暦を過ぎた今でも時々、繰り返して何度も愛読することのできる漫画が実家に永久保存されています。それらの中には、手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの作品と並んで、サスケ、そしてカムイ伝があります。これらを忘れることはできません。
漫画家の白土三平さんの訃報に触れ、謹しんで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。
もちろん面識はありませんでしたが、子どもの頃から馴染み、親しんできた作品の作家がお亡くなりになるという経験は、少年時代や青春期のヒーロを失うような哀しみを感じざるを得ません。
手塚治虫さんとはサイン会でお会いしたことがあるだけですが、その半年後ににお亡くなりになり、衝撃を受けました。
このような経験は、これからも避けることはできないのでしょう。
自分だっていつ逝くかわからん年頃ではありますが、例えお会いしたことがなくても、精神的に近しい人とのお別れを、これからは覚悟していかなればならないというのも、やはり人生なのでしょう・・・(>_<)
漫画家ではありませんでしたが、春川ナミオ氏にも、何点かコミック形式の作品が残されています。
今は漫画やコミック、そしてイラストレーションにも、文学性や芸術性を認める視点がありますが、昔は子ども向けの低俗なサブカルチャー未満的な評価しかされてない時代が、長かったような気がします。手塚治虫や白土三平、そして春川ナミオが、漫画やイラストの芸術性を高めたのは疑いありません。
*追記
「マゾほど素敵な性癖はない!」で、手塚治虫と白土三平に関する記述があります。そこにリンクを貼ろうとしたのですが、リダイレクトでも上手くいきませんでした。
該当記事の後半にある記載ですが ここに直接引用させて頂きます。
(〜略) かつて貸本漫画の世界は手塚治虫の描くSF作品と、白土三平の描く時代物に大きく人気が二分されていました。 新人漫画家達は出版社によって、この2人の巨匠の亜流となる事を求められていたようです。
マゾ花のブログ記事で参照されている部分は
ここです。