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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

ドヤ顔フェチ 

ドヤ顔フェチ
 
  英語版 → English version in Twitter:I love DO-YA face

 一般的には、見た目が9割でもいいと思いますが、SMのセッションに関しては、女王様の内面にこだわってみたいというお話をしました。

 ことさら着飾って、メークも無理に盛る必要もないですが、ただ、表情には気をつかって頂きたい気持ちはあります。

 表情もルックスの一部とはいえ、内面を鋭く反映する。

 人の表情というのは難しい。

 「顔に出る」という言葉もあり、偽ることの出来ない面もある。

 さらに、それをどのように受け止め、解釈するかも、人によりけり。

 その笑顔は励ましの意味なのか、軽蔑のまなざしなのか。

 ある人から見れば明るい笑顔でも、別の人からすれば冷笑。

 寒いオヤジジョークを、つい口走った時の、女性陣の嘲笑が好きという御仁もいらっしゃる。

 三島由起夫はどこかで、嘲笑ほど眩いものはないとか書いていた。


 ドヤ顔の定義も、人によってビミョーに異なるでしょう。


 いずれにしても、女王様の微笑みなら、笑顔でも嘲笑でも、拝めることが出来るだけでも、光栄なことだと思います。



  Yearning for female domination

obey_Me







[ 2022/05/30 20:03 ] つぶやき | トラックバック(-) | CM(2)

女王様は見た目が1割 

アイドル女王様

 SMの女王様スタイルというのは、通俗化しながら、ステレオタイプ的に発展してきた。
 
 ざっくばらんに言うと、黒、または赤のコルセットにハイヒールかブーツ、網タイツ(パンストも可)とガーターベルト、それに鞭を携えれば、誰でも記号としての女王様になれる。

 もちろん、中身が重要なのは言うまでもないけれど、とりあえずは必須アイテムだけはそろえて欲しいというMの期待モードが、逆説的に女王様をマゾヒズムの奴隷にしている。

 これは、自分らしさを持たず、あるいはそれを表に出さないで、大衆の求める偶像になろうとするアイドルのイメージとも重なる部分かもしれない。

 「話し方が9割」という声フェチ的なマゾも多いと思いますが、これにしても中身にこだわっているわけではなく、形式的なお約束に従って、言葉責めをしてくれればよいわけです。

 いかにも女王様っぽいルックス、ではないほうがいい!というひねくれた好み、願望もあるでしょうが、これも見た目が9割のお仲間になる。

 しかし、僕はどちらかというと、女王様は中身が9割のほうです。

 (若い頃は違いました。特に20代の頃は、女王様は見かけが100割ぐらいに思っていた)

 偽善的に聞こえるかもしれませんが、外見にこだわりすぎると、失望することが多い。

 SMのセッションで、僕はルッキズムは成り立たないと思う。

 人柄重視、個性を尊重したい気持ちが強いです。

 でも、それをSMクラブの職業女王様に求めるのは筋違いかもしれない。

 その時だけ美人で、その時だけいい性格になれるのであれば、それがプロなのでしょう。

 その時だけ奴隷になる客の立場では、それで問題ない。

 とはいえ、セッションでは地が出るし、本性はバレる。

 女王様はヌードにならなくとも、瞬間的に裸と裸のつき合いになってしまう。

 おしとやかな女王様だと思っていたら、ヤンキー娘だったりして愕然としたこともありましたが、実際そういうケースは多くて、性格が控えめだとこの業界では通用しない面もあるのかもしれない。

 勝気で強気の、イケいけどんドンでないと、プロ女王様は勤まらないのかな。

 しかし、ふとした時に見せる優しさの片鱗に、感激することもあるので、SMの奥の深さを感じる。

 セッションでは、性格の悪さは隠せないし、いい性格は自然と出てくる。

 そういう時には、美人かどうか、スタイルの良し悪しなんて気にならなくなっている。

 コミュニケーションが、どれだけきちんととれているかの方が大切だと思う。


 人の美醜とは何かという問いは、古くて新しい。

 外見を尊厳と結びつける流れも古代からあったかもしれないけど、いずれにしても、人を見た目で判断してはいけませんよね。かといって、直に会って話してみて、内面がわかるわけでもないのですが、大切なことは目に見えない

 「星の王子さま」のキツネの台詞ではないですが、心の目で見て、相手の心を見つめる努力をしたい。

 古いマゾのおじさんたちは、美への服従などと言う。

 かっこつけて言っても、結局メンクイなのだ。

 しかし、「美しいからこそ崇拝できる」というのは、顔や外見だけのことではありません。

 心の中まで美しい女王様に支配され、服従することに喜びを見いだすことが出来ればと願っております。


 ■ 美の格差社会
なぜ美人

 

 ■ 大切なことは眼で見えない
大切なこと



■ アイドルは女王様となり得るのか?


■ アイドルという名の女王様
浅野ゆう子













[ 2022/05/28 19:25 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(2)

女王様が育つまで 


「新人女王様が育つまで」洋花女王様

 僕がラ・シオラで初めてお世話になった女王様です。

デビユーしたばかりの初々しい時に指名して、印象深い思い出があります。

 朝霧さんは当時、イケいけドンどんという感じで、従来のSMクラブにはなかった、殻を突き抜けたようなコンセプトで、代々木の高層マンションにオシャレなプレイルーム付きの店をオープンしていました。

 後にそのプレイルームが問題となり摘発されるという残念な事件もありましたが、あれをなかったことにしなくても、今も昔も一流店だと思う。不起訴だったしマスコミに叩かれすぎただけでした。

 僕はすでに、六本木レーヌなどで、ある程度の洗礼を受けてはいたものの、まだまだビギナー水準にあり、ラ・シオラの革新性については、あまり理解しないまま、在籍されている女王様に、自分好みのタイプがいるかどうか、といったレベルで、やみくもにSMクラブを物色している段階でした。

 当時のシオラのドミナの多くは、華々しい経歴を持つプロフェッショナルばかりでしたが、ほぼ未経験の初心者に近い洋花さんを僕は敢えて選びました。

 地味っぽいけど、好みのタイプだったから(>_<)

 それでも、はやり緊張はする。

 ハジメマシテ、ヨロシクオネガイシマス。

 お互いにぎこちない所作で、とにかくプレイは始まりました。

 大昔のことで細かいところまであまりよく覚えていませんが、プレイの中盤ぐらいで

 「オマエは自分がどういうマゾか、まだよくわかっていないわね」

 などという台詞をその新人女王様は言いました。

 「言った」というより、「使った」という感じでしょうか。

 洋花さんのおっしゃる通りだったかもしれませんが、後から思うと、この台詞はマニュアル通りで、女王様がお客のマゾヒズム願望を推し量りかねる時、相手にその願望や、言いにくい希望を言わせるための問いかけのように作用するものでした。

洋花女王様1クローズアップ

 まだ入店して間もない時期、講習などで知った知識を道しるべに、手探りでセッションのスタイルを模索しているような、そういう姿勢の感じられる意欲的な新人さんだと思いました。

 僕自身、カオスのようなマゾヒズム願望に悶えながら、明確な意思表示はできずにいた。

 そんな二人が、イキナリ初対面で、まともなSMプレイをやろうとしたところで、チグハグな感じになってしまうのは、やむを得ない面があるでしょう。

 よいセッションを実現するためには、お互いに相手をリスペクトし、コミュニケーションをきちんととって、心にゆとりを持つことが大切だと思うのです。

 当時の僕は、そこまで思いが至らなかった。

 おそらく、洋花さんも。

 まだ未熟な女王様を受け入れ、寄り添い、寛容な気持ちで臨めば、もっとよいセッションになっていたのにと、後悔しています。

洋花女王様2

 洋花さんとは、それきりで、いつのまにか退店されていました。

 どちらかというと、ごく普通の女の子という感じでしたから、

 好奇心は旺盛でも、貪欲にイケイケどんどんではなかったように思います。

 そこがよかった。

 もう二度と会うこともない、行きずりのプロ女王様に、そこまで思い入れを持つのもどうかと思いますが、出合ってくれたことに、感謝しています。

 たかがSMクラブ。

 風俗嬢のことナニ熱く語ってんだよ!と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 イヤ、実際のところ熱く語ってるのですが、SMクラブの女王様を僕は尊敬しています。

 究極の接客業だと思っています。

 サービスとしての料金に見合った対価が曖昧な部分もありますが、SMクラブこそ一期一会。

 洋花さんはM男ファーストで、未熟な僕に、誠実なおもてなしを、して下さいました。

 支配と服従という、型にはまったフォームの中で、自分なりの工夫でセッションを盛り上げようとしていたように思います。内容はともかく、僕はそれがとても嬉しかったのです。

 どんなご縁で、巡り会うことになったのかを考えると、不思議な気がします。

 ありがとうございました。
 

  お元気でいらっしゃることを願っております。




■ 女王様はわかってくれない?
 全ての職業女王様がそうだとは言わないが、ほとんどの女王様は、M客のリクエストに応えようと努力していると信じたい。満足感を与えない逆向きのサディズムは、SMクラブではありえないだろう。それなのに、満足できないお客さんは常にいるようだ・・・

■ よくわかるSM

■SMクラブの仁義
  結局SMプレイは道化芝居! それは言わないお約束・・・

■ SMを楽しむために


■ 女王様に告ぐ!


■ 職業に貴賤なし

■ SMは風俗か?



■ ノーと言えないマゾ

■ マゾ力とは何か?
 マゾヒスティックな願望を満足させるためのコミュニケーション能力について・・・


■ ラシオラのSM 朝霧リエの思想と美学
朝霧リエ


■ 育児とSMを両立させたママさん女王様の元祖・天之蘭
天之蘭女王様_01




■ 妄想が現実となったあの日.... 初のSMプレイ体験記(>_<)



■ ある思い出  僕はこのタイプの椅子を見ると胸がキュン(←死語?)となる
エマニエルの椅子


[ 2022/05/20 15:17 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(2)

問わず語り 



 恥の多い生涯を送ってきました。

 自分自身にも秘密にしておきたい種類の、忌まわしさに充ちた 黒い記憶

 SMにはそういう暗い体験が、含まれることもある。

 体験というより、己の姿や、意識において、ウシロメタイもの。

 しかし、時が経つにつれ心の中の暗闇は消え、愉しかった思い出だけが残って、光り輝くような面もあるんだ。

 嫌なんだけど、いい! (SMっぽい)

 そういった輝きは、自分にしか見えない。

 自分だけが見ているはずのその光が、もしも他人にも見られたりするなら、恥ずかしかったり、浅はかに思えたりする。

 プレイ体験記のようなものを、僕があまり書かないのは、羞恥心というよりも、愚かなことだと思っているからなのかもしれない。

 例えば、昔は春川ナミオ氏の描いた顔面騎乗のイラストを持っている(集めている)ということ自体が恥ずかしかった。好きで集めていたのに、そんなことをしている自分が許せない。

 はっきり言えば、自分の性癖がウシロメタイ。

 それを人に知られたりしたら、身の破滅だ! (>_<)


 今ではもう、そんなこと思っていないが、ネジれた自意識やプライドが若い僕をそんな気にさせていた。

 どうせわかってもらえないなら、共有する意味はない。

 だけど、よしんば理解されなくても、自己確認のために綴っておく意味はあるのかとも思う。

 忌まわしい思い出が浄化され、自分にとって意義ある記憶として残り、それを表現して再確認できる時、新しい自分と出会う。

 成長とか深化というのは、そういうことなのかもしれない・・・

 そうかといって、自分が昔より成長しているとも思えない。

 相変わらず変なことが好きで、どうしようもない自分。

 だけど、そんな自分でも成長できる可能性や、きっかけを与えてくれるコンテンツに、SMは満ちあふれている。

 Femdom アートや、「毛皮を着たヴィーナス」、「痴人の愛」など、マゾッホや谷崎潤一郎の生きざまなどを知ると、詩や文学、あるいは芸術的表現のモチベーションには、人間のそうした本能的な欲求が関係しているんだなぁとつくづく、あらためて感じる。

 好きなことを妄想できる自由に僕は感謝せずにはいられない。

 そして何よりも、僕の愚かしいファンタジーの実現に、快く協力して下さった女王様の皆さんに、心よりお礼申し上げます。

 ありがとうございました!


■ わが汚辱の人生
 踏まれても

■ 持続可能なSMプレイ
もっと舌を伸ばして

■ 遊びをせんとや生まれむ
SMプレイ風景

■ ぶらチンポ
ぶらチンポ_2

■ 持続可能な顔面騎乗 〜 FaceSitting for SDGs


■ 女王様の地位向上の歴史



 



[ 2022/05/18 19:02 ] 雑記 | トラックバック(-) | CM(2)

アイドルは女王様となり得るのか? 




  このイラストを見て、イタリア映画「愛の嵐」(1975年)を連想してしまうのは、僕だけでしょうか…  どうして桐島かれんが?というツッコミはなしにして、名画と呼ぶにはインモラルすぎるのかもしれませんが、強烈なインパクトだけは、忘れることができません。





 もう「背徳」などという枕詞は、SMには似つかわしくなくなってしまったようです。

 だからこそこの映画の価値は、色あせることなく、パワーアップしている。

 SMを趣味として楽しむのは結構なことですが、どこかにウシロメタイ気持ちを持てるほうが、いいんじゃないなと思いますけど、どこか間違ってますでしょうか?

 いや、もし健全なSMがあり得るなら、そっちのほうがいいかも。ちょっとイメージ湧かないけど。キャンディーズが女王様やってくれるとそれに近いか?



 僕は文字通り「年下の男の子」として、彼女たちを見ていたんだけれども。

 上級生のお姉さんに虐められたいという願望は、正直なかったと思う。


 ピンクレディーだとインモラルまでは届かずとも、健全とも言えないのかなぁ...



 
 これらの元祖アイドルが活躍していた頃の僕は、残念ながらSMにはきちんと目覚めておらず、大人になってからも、純粋なアイドルに女王様像を反映させるのは、やや難しい。

 ウブな青少年だった頃の憧れの眼差しでは、きちんと見つめていたように思う。

 矛盾しているようだけど、幼少期〜少年期にかけてのイヤラシイ妄想なんて矛盾だらけだった。

 現代の、スマホを片手に自慰をする青少年たちは、どうなんでしょう・・・



「背徳」水ようかん












[ 2022/05/14 08:35 ] You Tube ネタ | トラックバック(-) | CM(0)

アイドルという名の女王様 

浅野ゆう子

 恥の多い生涯をおくってきました。

 アイドルタレントをおかずに・・・というのは、今も昔も変わらない文化なのだろうか・・・?

 純粋に淫らな妄想を膨らませるのは思春期の特権。

 好きにやらせてくれよ、と少年は言う。

 そうだよな。

 好きにやらせてやれよ、と大人になった少年も、感慨深く思うのだ。

 還暦を過ぎた今でも、たまぁ〜に、にじみ出る性欲を慰めることがある。

 そこには、うっすらとした悲哀が立ちこめてくる。

 昔、輝いていたアイドル時代を知っていると、近況のお姿を見て、懐かしく思ったり、ちょっぴり残念だったり、複雑な気持ちにもなる。

 SMクラブの女王様も、ある意味でマゾヒストのアイドル。

 その輝きは、永遠で、色あせることはない。

 

■ SMを芸術にしたタモリ
タモリSMショー









[ 2022/05/11 10:39 ] 昔のSM雑誌から | トラックバック(-) | CM(0)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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