fc2ブログ

マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

月別アーカイブ  [ 2023年03月 ] 

これは奇抜な女だ 

奇抜な女だ


 1949年(昭和24年)に発行された雑誌です。

 最近はあまり聞かないコトバですが、「奇抜」って、どういう意味なんでしょうか。

 「奇抜な女」っていう表現も、昨今では物議を醸しそうな言い回しでもあります。

 「奇抜なファッション」とか、アイデア、演出、手法などにはよく使われる言葉ですが、人に対しての形容詞としては、やや使いにくいと思う。

 この雑誌で表紙に使われているイメージが、当時の共通認識だとすれば、今はもう奇抜な人だらけ。

 奇抜の定義・解釈が今と全く違う。

 戦後すぐに婦人参政権が実現したとはいえ、まだ女性蔑視的な雰囲気も残っていた時代かもしれない。

これは奇抜な女だ_02

 それはないにしても、とにかく奇抜なレイアウトで売りたいというエネルギーを感じます。

 まだ写植技術が普及していない状況の中で、アナログなコラージュで頑張っている図版。

 この版下を作成した人は、マゾヒストの気があったのでしょうか。

これは奇抜な女だ_03

 後ろに見えるのは銀座の和光ビルじゃないかと思うのですが、これも勇気あるというか、今だとクレーム来ますかね。

 カストリ雑誌だから、まぁどうでもいいようなものの、後の時代を先取りするような、アヴァンギャルドな感性ではなかったでしょうか。

 戦後の混沌とした状況の中、出版文化も手探りであったろうと思います。

 男子の妄想、要望の中に、「奇抜な女性」を待ち望む機運の黎明期だったのかもしれません。

 誤解を恐れずに言わせて頂くなら、SMの女王様になれる、あるいはなれそうな人材は、奇抜な女性と言えるのでしょうか・・・ 
 
 現代においては、それこそ奇抜な考え方になってしまうのかもしれません。

 どちらかと言えば今は、昔に比べると、ごく普通の女性、あるいはいいとこのお嬢さんが、SMクラブの女王様に参入してきている時代になって久しいと思われます。


 ■ 女王様の地位向上の歴史

 昔の女王様はなぜマスクで顔を隠していたのか?

■ SMフェニックス
SMフェニックス_表紙

■ 奇譚クラブのマゾフォト

PU_Kitan_OLD_MazoPhoto.jpg






 ■ マゾフォトのカメラ目線

マゾフォトの目線



 ■ SMスナイパーの廃刊

 SMメディア変遷の歴史







[ 2023/03/24 18:27 ] マゾの手帳 | トラックバック(-) | CM(2)


プロフィール

筆者に宿る仮想人格:homer



 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



さらに詳しく




【連絡先】

メールフォーム

励ましのお便りもどうぞ!





カテゴリー




 顔面騎乗に花束を!



homer 初監督作品!

ついに発売!(2010年7月)



【アンコール Top 画像】

お馬さんごっこ


月別アーカイブ


【最近のトップ画像】

PU_mesen.jpg

PU_GTOP_Randam_01.jpg

PU_Yudit.jpg

アクセスランキング

[SMカテゴリー]

12位

アクセスランキングを見る


m(_ _)m


ランキング