
僕がこんなブログやってる奴だから、日活ロマンポルノ映画も見まくってんだろう? とか思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全くといっていいほど、見てません。
昔は「ピンク映画」とも言ってたけど、そんなの、あまり見たいとは思ってもいなかった。
僕は幼少期からマゾを自覚してはいましたが、それ以外はごくフツーの少年でした。
わりとフツーの映画、邦画しか見てないですね。
あの有名な「エマニエル夫人」も、当時はミーハー的に見てみたいとは思ったぐらいで、ダスティン・ホフマンの「卒業」の方がグッと来ましたね(←もしかして死語?)
とにかく映画もAVも昔はM男ものはなくて、日活ロマン全盛時代では、ノーマル・エロ作品を、M男目線で疑似的に置き換えて自分で代替的に埋め合わせるしかなかったのです。
例えば「
セーラー服と機関銃」という映画がありましたが、無理矢理に自分のイマジネーションで薬師丸ひろ子に女王様になってもらう。機関銃の代わりに鞭を持ってもらったり。
「バタアシ金魚」という作品に、こういう台詞があります。
「アイツはね、女のくさった奴のケツふく紙よ」
この作品は全然フツーのラブコメの傑作だと思いますが、微妙なエロスが薫ります。
ここの台詞を僕は、無意識に次のように記憶してました。
「アイツはね、女のケツふく紙よ」 この当時のヒロインの
高岡早紀ちゃんのお尻をふく紙になりたい症候群です。
それにしましても、
「女のくさった奴」なんて表現は、昨今、コレどうなんでしょう?
女性蔑視というか、差別用語で問題あるばかりでなく、FemDom 精神からも公俗良序に反しませんか?
男性を形容するコトバとして女王様が使用する分には、OKというか、セーフになるのでしょうか・・・
この作品はコミックの映画化ですが、脚本がいい。
もしかしたら漫画の吹き出しもそうなのか、言葉責めに使えそうな生き生きとした表現のヒントがいっぱい。
例えば、女王様から責め女目線で「今トキメイタでしょ?」なんて言われたりしたら、もう、タマリマセン〜て (>_<)
高岡早紀ちゃんは、あどけない顔して結構S女ボイスで決まる女優さんでした。
「オロカモノ」 とか、言われてみたいです。
こっそりと、萌え〜てました。

昭和は遠くなりにけり・・・平成生まれの読者の皆さんには、わかりにくいかもしれません...
エロでも、ポルノでもない、もちろんSMでもない混沌としたファンタジーが、昭和の時代には熟成されていたような気がします。
最近は、キャパの大きい劇場で映画を観る機会がなくなりました。
大画面のドルビーサラウンド環境で、BDSM動画を観てみたい気もしますね。
■ ロマン・ポランスキー監督「毛皮のヴィーナス」