
少し古い話になりますが、コロナ・パンデミックが深刻化する以前、ラ・シオラに米国人のドミナが在籍されていた頃、思い切ってプレイしてみました。
僕は、英語ネイティブのミストレスとのプレイ経験は何度かあります。
(初めてニューヨークに行った時のエピソード
「俺のマゾヒズム」参照)
なんだか、久しぶりに金髪のグラマー女王様に虐められてみたいという衝動にかられ、あまり深く考えずに指名しました。(たまに、発作的にやってくるヤプー的願望?)
相手は外国人だし、地雷でも不発でもいいか!という投げやりな気持ちではありませんが、これは大当たりなのでした。英語できちんとプレゼンテーションしたので、こちらの要望はほぼ伝わっていたのでしょう。
英語だと、日本語よりも直接的、具体的に述べなければならない文化的な側面もあり、恥ずかしがってる場合じゃない。
この時、アナル奉仕の最中にマスタベーションしなさいという命令をされました。
その言い方、英語の表現がいかにもネイティブらしいものでした。
Keep stroking while licking my ass !
You got the picture ?
この “got the picture” というのは、直訳すると「その絵を得たか?」ですが、おわかりでしょう。つまり言葉で説明しにくい内容について、「およそどういうことか理解できましたか?」と確認しているわけです。
You know what I mean ? という表現のカジュアルな言い方。
もちろん理解できていました。
さらにつけ加えるなら、picture という外来語表現が絵画的な妄想も与えてくれ、「ドミナのお尻を舐めながらオナニーをするの図」の鮮明なイメージが思い浮かび、その絵を脳内で見ながら、リアルでこれからそれと同じことを行うのだというダイナミックな展開にはものすごい興奮しました。
床であおむけになり顔面騎乗されながらでの自慰行為は何度も経験してますが、奴隷が立ち膝で、女王様も仁王立ち状態でのアナル奉仕というシチュは数えるほどしかありません。このポーズを恥ずかしがる女王様もいらっしゃいます。
日本だと、言葉で説明しにくいほど恥ずかしい内容は、あえて言わず、曖昧なまま残して実行されることも多いかと思います。「源氏物語」のいとおかしの世界。(違うか)
逆に、曖昧にしたいほど恥ずかしい内容を、それを敢えて詳しく奴隷に説明させるような言葉責めも、ある種のパターンとしてありますが、英語の場合、文化的な背景から曖昧さ回避のベクトルが、日本語よりもやや強く働く傾向がありそうです。
まぁ、そんなコトはどうでもよいのですが、日本人の女王様であれば、特に初セッションではあまり積極的にはなさらないであろうご命令、ご調教を、彼女はして下さいました。
国内の日本人同士でさえ、ある種の異文化交流とも言えるSMのセッション。
それでも、言葉や文化の壁を越えての、国境なきSMセッションは、実に楽しい、面白いものだと思います。