
人生の特別な一瞬というのは、本当は、ごくありふれた時間の中にある。
なにげないある時の、ある一瞬にすぎない。
それが特別だとは、その時には気づかない。

しかし、ある時、ふと
「あの時がそうだったのか!」ということに気づいて、思わず振り向く。
ほとんどさりげなく、あたりまえのように過ぎ去って逝ったのに...

あの時の、あの一瞬の光景が、そこだけ切り抜かれたかのように、
ずっと後になってから、人生の特別な一瞬として、
ありありとした記憶となって戻ってくる。

特別なものではない。
だからこそ特別なのだという逆説に、僕たちの日々のかたちはささえられていると思う。
どうでもいいか、そんな こと。 (>_<)
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