
「記念冊子」の実物を目にして僕は思わず息をのんだ。その表紙デザイン(表4=裏表紙も)は、まさに僕が心の中で思い描いていた通りのグラフィック・ビジュアルだったからです!
昨年暮れ、お店でこの冊子のアート・ディレクター氏に偶然お会いした時、「一人電通」よろしく僕は「100の質問」の構成デザインについて意見を述べていた。なにしろ
ゲスの極みの好奇心から出た質問だらけで、せめて見た目だけでもきれいにしておかねばと、元々はない仕事を勝手にでっちあげ、冊子全体のトータルコンセプトにまで口を出し、偉そうに
「資生堂の企業文化誌・花椿のイメージなんですよね」などと、
僕なりに冊子の想定(装丁)スタイルをいつのまにかプレゼンしていた。
相手は著名な一流デザイナー。ユリイカのお客さんですが、Mでも変態でもないノーマル畑の人です。とてもいい感じの人で、そのゆるさにつけ込んで(今思えば赤面ものですが)、昔から僕が愛読していた「花椿」を思い浮かべながら説明していました。
というのも、資生堂は紙媒体としての「花椿」を昨年(2015年)限りで廃止にすると発表していたのです。(今年からWEBオンリーで展開)
僕はなんだかそれが寂しく、どさくさに紛れて「花椿」へのオマージュを、この記念冊子に捧げる気持でプレゼンテーションしていたのです。
もっともその時に「花椿」の現物を見せたわけではなく、アート・ディレクターも僕の話にはピンとこないような顔していました。
彼が僕のアイデアを採用したわけではないのでしょう。
だけど、最近の「花椿」の表紙を見れば見るほど、そして完成した記念冊子と見比べると、
「岡っち、そう来ましたか〜」と、 思わずニヤリ(^^)としているオレ様って、ナニ様のつもりよ〜!
(。。)☆\バキ
僕はなにも、これが
「花椿」をパクっている と仄めかしているわけではありません。
↑ そう言ってるようなもんじゃんか (。。)☆\バキ
そうではなく、もしかして、このアート・ディレクションは、
資生堂のエンブレムからインスパイアされているのではないか? ↑ 言ってる意味は同じだ〜 (。。)☆\バキ そのような合理的疑惑は、多少なりとも
あり得る ような気がするのです
(岡田さん、ごめんなさい) これについての異論・反論・オブジェクションはあるでしょう。僕だけの個人的な思い入れからの幻想かもしれないし、
おそらくそうでしょうヨ。 表紙をめくると、表2(表紙の裏=第2ページめ)のインデックスは化粧品のショーウインドーのようだし、つづくイカ嬢のグラビア・ページも「花椿」のコンセプトを踏襲しているように(僕には)見える。
そんな大それた、チョー厚かましい自己チューな妄想している自分が恥ずかしい〜(>_<)
↑ 恥ずかしいのが好きなくせに(>_<) 僕の狂信的解釈はともかく、この冊子のクオリティーの高さは誰しも認めるところ。本来ならば顔出しNGのイカ嬢の素顔が、効果的にクローズアップされた撮影の素晴らしさ。
カメラマンは複数いるが、全員
篠山紀信か? と思わせる距離感で被写体を巧みに捉えている。
トップを飾るルイ子さんのグラビア・ページが凄い。普段のクールさとはうってかわって暖かみのある印象で驚いた。
ラシオラでも首位の座に君臨するベテランだが、まだあどけない少女のように
かわいい(>_<) 男のエロい視線でなく、彼女の内面に潜む神秘的な笑顔がうまく引き出されている。こういう写真は男には撮れないだろうなと思った。
昨年入店したばかりのフレッシュなイカ嬢達は、M男でなくても普通に100回は抜けるセクシーなショットのオンパレード。まだ未完成ではあるが、若さあふれるキュートなお尻。次世代の顔面騎乗を担う「もふモフしたお尻」が、
エロかわいい。こちらは男性カメラマンでした。
えりさんは特にヤバい。この小娘はナニ様のつもりよ〜(>_<)
他にも暫定CEOに就任したミラ・ラミィーさん、ゆまっちにしのぶさん、モイラさんや今日叶さんとか、そして小さいサムネイル・ギャラリーにも登場するみんな
かわいい〜! この冊子が手元にあると、
しばらく困らない〜(>_<) ( ← 何に?)
極めつけは蘭花さんの写真! 誰がどう見ても「花椿」じゃん!と(勝手に)思った。
蘭花さんを
かわいいと評しては失礼かもしれないが、この写真は
かわゆく撮れている。
とどめの一発がゆみこさんの写真。
ものすご〜くかわいいーぃぃ。
これは現在のTwitterプロフにも使用されている。
全体的には、見る人が見ればエロい。それでいてエレガントなかわいらしさ。
銀座の資生堂パーラーに平積みできる上品さで違和感なし。
昔の「ガロ」から抜け出したような、ゆみこさんのマンガやイラストもいい味出してるし〜
そう、最終的なこの記念冊子のコンセプトはおそらく
「かわいい」のである。
そのかわいさは、従来の常識的イメージを突き抜けた、独特に斬新な
「かわいい」 そこは、革新的なイデオロギーで広告界に登場した資生堂の思想と、やはり画期的なポリシーでSM界に打って出たユリイカと重複する部分があって当然のことだった。
ユリイカの仲間内だけでウケるコンテンツのようでいて、普遍的な訴求力を持つ媒体としての完成された姿は、「花椿」と同じものです。
かわいい、のだけれども、ちょっと近寄りがたい気品とオーラ。 それはまさしく歴代イカ嬢や、昔からあるお店全体の雰囲気を
表象 している。
ユリイカのお客さんでなくても、絶対に手元に置いておきたくなるお宝本です!!
周年イベントでほぼ完売とのことで、まだわずかに残っているとも聞いておりますので、ゲットしてない人はお店に行って購入して下さい(Amazonでのネット販売は行っておりません)
その際、「マゾ花で見た」とひと言申し添えて頂いても、特に割引になるとかの特典はございませんが、何か問題ありましたでしょうか?
どうでもいいか、そんなコト (>_<)
ゆみこさんに101番目の質問 今いちばん欲しいものは?

12周年記念冊子だそうです。
■ ゆみこさんに100の質問
マガジンハウスに刺されかねないパクリだらけの表紙!
それにしても、ダサいデザインだ(>_<)

記念冊子では、サムネイルでこのイメージがタイトル横に小さく配置されていた!
岡田さん、ありがとう! チョ〜うれPよ〜ん(>_<)■ ユリイカ12周年・後夜祭の思い出
■ マゾヒズムのエンブレム
■ 二十歳フェチ 昨年、ユリイカの新人女王様と遭遇した時の感想文です。
■ おいしいユリイカ
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監修の身としては「かわいい」がコンセプトではなかったですが、プロローグに「ただの男と女だ」と書いたように、みんなを特にゴリゴリの女王様ON状態ではなく女性としてフラットに写真に残せたらなとは思いました。
でも基本自分が頼んだカメラマンの方々にあれこれ言わずに全て好きに自由にやってもらった。
結果、各ページにかわいらしさがあったなら嬉しいですね。
いずれ魅力的な一冊だったなら作ってよかったよ、ありがとう。
あと花椿は私も好きでしたが、ごめんな今回、岡っちも私も花椿を参考にはしてないし、花椿の話も一切してないよ〜。笑
ホーマーの妄想力はすごいね、楽しい人だな〜(しかしだな客観性、客観性!笑)。