
恥の多い生涯を送って来ました
僕が二十歳の頃、5〜6歳は年上と思われるSMクラブ女王様との思い出。
その女王様は、松たか子にどことなく似た感じで、成熟した大人の女性に見えた。
こんな綺麗なお姉さんに、これから虐めてもらえるんだ(>_<)
それがまさに今、現実となることに、目眩を感じながら、案内された部屋に入ると、
プレイルームの壁には、鞭や縄が、これ見よがしにズラリと並んでいた。
背筋に冷たいものを感じながら、わかりきったことを、つい尋ねてしまった。
「これは、なんのためにあるのですか?」 すると、意外な答えが返ってきた。
「きもちいいため」 松たか子が、まるで少女のように答えた。
当時の僕は、漠然とした妄想の中で縛られたり、鞭で打たれたいという願望を抱いていて、少しは痛いのを女王様のために我慢するものだと頭から信じていた。
だから僕は、この答えの意味が理解できなかった。
「痛い時もありますよね?」 と聞き返した僕に、彼女はきょとん?とした。
↑ 空気を読めてない、痛い質問(>_<) なかったことにしたい
プレイ内容はほとんど記憶にないのに、このやりとりだけが印象に残っている。
正直痛いことされるのを恐れていたが、覚悟を決めてはいた。
プレイルームが普通のマンションの和室だったことをかろうじて覚えている。
しかし、やったことのメモリーが全部とんでいる。それぐらい舞い上がっていた。
この当時は、SMクラブに行けば自分の願望は全て
実現するんだと勘違いしていた。
60分コースで予約して、自分の中にあったやってみたいプレイリストは、
ご挨拶の儀式(1分)
恥ずかしい羞恥責め(2分)
跪いて脚を舐めて(3分)
馬となり鞭打たれ(5分)
*数年前に腰痛めまして、できなくなりました(>_<)顔を足で踏まれ(1分)
首輪つけられ引き回され(3分)
顎クイ(5分)
あまり痛くない乳首責め(2分)
縛られて吊られて(緊縛〜ほどく時間込みで16分)
お尻にキスさせられて(6分)
恐ろしく卑猥な顔面騎乗(10分)
↑ たった60分でこんなにできないからネ その他、可能であれば木馬責めされたり(2分)、ローソクを背中にたらされたり(3分)あまり痛くない一本鞭(1分)、
ビンタされたい症候群(1分)などなど、今から思うと無謀というかわかってないというか、いろいろと何でもやってみたいと考えていたのだと思う。
それらをきちんと言葉で言えたのかどうかすらも覚えていない。
この時は、鞭も縄も使用されなかったように思う。
それほど痛い思いはしなかった。というより痛いことは何もされなかった。
テンパリ過ぎて、興奮していたのかどうかも怪しい。
たしか、女王様がコンドームを僕のそれにつけようとしていたような気がするが、その辺りもあいまいだ。
希望した内容の半分も実現されず、物足りないように感じていた。
でも、とにかく初めてだったので、なんだか
もの凄いことをした という達成感の方が大きく、
満たされた気分にはなっていた。頭の中は真っ白だった。
なんかもの凄いこと(素尻で座って頂く・・・)
SMプレイはこれが初めてだということは伝えておいたはずなので、おそらく
松たか子としては、ビギナー向けのソフトプレイで対応してくれていたのだろう。
もう30年以上昔、まだハードプレイとか、セーフワードやNGという概念も持ち合わせていないウブな時代の、おぼろげな記憶の中の、淡いエピソード・・・
このような記憶を大切にしたいと、僕は思っている。
どうでもいいか、そんなコト
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おぼろげなのは衝撃的だからなんでしょうね…。
私の初SMの感想は、「何故(元)彼氏相手には出来なかったのか?」の答えが自分の中で出た感じでした。
それは無意識に『殴り返される恐怖』があったから、でした…。
マゾはS女の暴力衝動を吸収してくれる素敵な存在だと認識し感謝だなぁ…と強く思いました。
ちゃんと他の女王様に教えてもらいながらでしたし、自分の中では本当にありがたい初回でした。
Homerさんもこの記憶、本当に大切にされてください!