別にこれまで隠していたわけではないのですが、
「エムさん」というネット・コミックを楽しみに読んでいます。

嗜好のツボが僕とかなり違うけれども、ストライクゾーンのかぶっているところもある。
M男なら誰でもそうだが、 街で見かけた美少女を勝手に自分だけの女王様に仕立てる妄想をします。
しかし、その自分に対する無関心ぶりを「仮想放置プレイ」にしてしまうなんて、かなり高等なファンタジー。
普通は後ろ姿(というより
お尻から太ももにかけて)を見つめて

もし、このお尻で顔面騎乗されたなら、 (*´Д`)ハァハァ と想像するものです。
普通はしないって ↑
普通はこうですね ↓

*別の作品です
例えば、鏡というのはSMプレイにおいて重要なアイテムとなります。

以前、
「鏡のナルシシズム」というエントリーでも触れたように、写っている自分の姿に萌えるのでなく、崇拝する女神様とのツーショットであることがポイント。

「
毛皮を着たヴィーナス」で女主人のワンダと奴隷ゼヴェーリンのSMプレイ中にこんなシーンがある。
部屋の奥にある鏡に写った二人の姿にゼヴェーリンが声をあげ、ワンダがそれを見て
「残念ね、この瞬間は絵には残しておけないのね」 と言う。
自縛した緊縛写真をセルフタイマーで撮影する「自縛撮り」のように、完全な独りナルシシズムと違って、やはり女王様とのインタラクティブなやり取りの中において、己の惨めな姿を再確認するというのが王道なのです。
王道と言えるほどのことなのか? ↑
「亭マゾ」がいくら実話を元にしてるとはいえ、やはり一般的には非現実的な夢物語。
そういう点では、「エムさん」の世界は、わりとリアルで身近に感じる。
SMは風俗と割り切り、女王様をある意味で「風俗嬢」とみなすドライな視点が、僕にとっては衝撃でした。
意味不明とも言える自虐ネタで、世間の理解を越えるマゾヒズムの心理を、わかりやすく解説している点で秀逸。
自分の性癖をここまで冷静に見つめる態度は、 保守的な劣等感からは、一つ大きく突き抜けた革新性が漂う。
M性感やSMクラブに行くことを自らの癒しのツールと位置づけ、その恩恵により健全な生活を維持する。

そういう人は昔からいたし、僕もその一人なのですが、「エムさん」的人格は病んでいるようでいて、そもそも病理が飽和状態にある現代の格差社会に適合した突然変異のよう。
そして、あらゆる変態に献身的なお・も・て・な・しで接遇することのできる女王様は、ストレスがどこよりも充満している都会というアリ地獄の天使だ。

未だにSMクラブに足を運ぶのには、
ビギナー時代の背徳感を引きずっている自分が恥ずかしくなります。
エンターテイメントとしての出来もよく、マゾならではの笑えるオチにも好感が持てるのですが、これならば一般ノーマルな人々の共感をも呼ぶでしょう。
独特のコダワリを主張しているようでいて、「SMとはこういうもの」という枠にとらわれる考え方が、実はナンセンスであることに気づかされます。
SM原理主義ではなく、変態自由平和主義です! このように素晴らしいコンテンツを、ネットでコソコソ見るんじゃなくて、紀伊国屋書店で立ち読みでもしたいものだなぁ〜と思っていた矢先、なんと!この作品も紙メディアで出版されることになったそうで、ちょっとびっくりしました。「亭マゾ」のように若い女性に売れそうとは思えないのですが、僕のような
オールドタイプには嬉しいニュース。
単行本用に書き下ろした新作の中編とエッセイコミックが追加されるそうです。
マウスでクリックしたり、スワップして次ページに逝くのはかったるい。
僕は
「手に触れて、ページをめくり」フェチなのです。

やっぱりズシリと重さを感じて、指先でページをめくりたいよね(>_<)
この感覚は、顔面騎乗されている時に、
両手で女王様のお尻の谷(山?)を鷲掴みにしたい気持とよく似ている。
↑ 似てネーから (。。)☆\バキ
別にお尻を触りたいのではありません(>_<)
息が苦しい時に、呼吸のために少し隙間をあけたいだけなのです (。。)☆\バキ
そんなコトはどうでもよくて、
単行本「エムさん」は8月22日発売開始!

エムさんは、どこにでもいる普通のオタクであり、微笑ましいマゾとして応援して逝きたい!
言葉責めも高度や(>_<)■ SMプレイ前は、全裸か着衣か?
■ 鏡のナルシズム(初級編)
■ 鏡とマゾヒズム
■ 男としては最低で、M男としては最高の瞬間
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「調教しがいがあった。」と舞台挨拶で笑いながら言われたそうです。
46の熟女に23の流星が調教される役柄ですが、
もともとは、親友の息子を調教して復讐を果す内容のようですが、
Mビデオよりも演技力のある俳優や女優が演じるドラマを見たいのに見れないのは悔しいですが、
ビデオで発売されたらみれますね。
楽しみです。
中山美穂さんの演技に期待しています。
僕も中山美穂さんに
「調教しがいがあった。」と笑いながら言われたいです