
先日、あるSMイベントで十数名の一流プロ女王様をナマで目撃しました。普段は顔出しされてない有名女王様もお見かけし、壮観でしたね。
皆さんに共通して言えることは、おしなべて腰が低いということ。
謙虚さのお手本見本市みたいな印象でした。
女王様だから高ピー(←もしかして死語?)だと思ってる人もいるかもしれませんけど、
逆です。 女王様だからこそ謙虚。 イメージがウリの世界だけに、あえて威厳や上から目線を見せている面があるかもにせよ、内面は慎み深く、上品な女性が多い。
そうでなければ、長く続けていけないと思う。

別にこれまで隠していたわけではないですが、僕はゴーマンです。
つい厚かましい物言いをしてしまいがちですが、初対面の人にそういう態度はとれません。
それでも、思わず尊大な印象を与えてしまう時がある。
つまり内面が傲慢だから、いくら見かけで腰を低くしてもバレちゃうのです。
プロ女王様が凄いのは、見た目尊大でも、話すと慎ましいのがわかるその落差。
もし本当は傲慢でも、人に不愉快な印象を与えないのが大人のマナー。
これは親のしつけや学校で教わるものでなく、社会に出てから「気づき」の部分で身につく素養だと思います。

女王様稼業というのは、僕のように「ゴーマンかましてよかですか?」みたいなマゾを相手に、毎日修羅場を踏んできているので、自ずと傲慢な態度に嫌気がさし、自分はそうならないよう精神的に成長していく。
ゴーマンなエゴマゾにも好かれて、リピート客にしてしまい、人気を保つ女王様というのは、そういうプロセスを経て本物の謙虚さを身につける。
もちろん先天的に慎み深い女性もいらっしゃるのですが、世間の荒波にもまれて、かたち作られる美徳というのもあります。

若い人がナマイキに見られるのはいい。それは若さの特権でもある。
アラサーの女性が生意気だと、ちょっと残念です。
アラフォーで傲慢だと、もう終わってます。
だから、たまに若いのに謙虚な人に会うと、感動する。
就活で苦労されている若い人にアドバイスするなら、
ウソでもいいから慎み深く魅せる。 面接官は履歴書の特技欄や自己PR文なんかまともに読んでないから。
目の前にいるあなたを見ている。
そのナマの印象が一番大切。これがポイントだと思う。

履歴書に書く内容の方が重要と勘違いしている人が多いように思います。
履歴書のコンテンツは自分自身であることをもっと強く意識したほうがいい。
「ウソっぽい」と思われてもいいから、ライブの自分をどう魅せるのか。
面接の時だけやっても通用しないでしょう。
普段からやっているうちに身につくのであって、普段やってないと身につかないものです。
誰しも内面には傲慢な部分が残っているんだと思う。
逆に言うと、それをいかに見せないかというスキルを磨く。

僕は表向きには努力して、ないかもしれない謙虚さをアピールすることで、なんとか世渡りを凌いできたんじゃないかと思っています。
密室でSMプレイをする時、変なプライドや傲慢な気持が残っていると、うまくいかない。
傲慢な心は、恭順の意を示すのにブレーキをかける。
100パーセント謙虚になるのは難しいけれど、もしそれが出来たなら、完全希望調教が実現するかもしれません。

ゴーマンだから謙虚になれない、ということはない。
ゴーマンだからこそ、謙虚になるべきなんだと。
謙虚になれれば、気持いいSMプレイもできるし、人生もうまくいく。
そのためには、ありのままの自分を認めることです。
変態であるじぶんを! 自分の変態性願望を実現するたためになら、謙虚になれる。 僕は女王様から、謙虚さの美徳を学びましたが、何か間違ってますでしょうか?
■ イヂメとじゃれあいの狭間で
SMクラブまで行って、カッコつけるのやめましょう。■ 女王様はわかってくれない■ SMを楽しむために■ SMクラブの仁義
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20代には恥ずかしいことで、人には知られたくない気持ちがありました。
僕の年齢はまだ、男は男らしく、威張るぐらいがちょうどいい。
田舎ではクラブもない時代でした。
あるのは東京か大阪ですから、雑誌を読んでは瞑想していました。
年齢とともに、足を踏み入れていきました。
感想としては、まだまだ未熟者ですが、色々と体験してきて、
ハードの順からは、断然にMモデルビデオの男優ですが、
これは、お金は出なくても、相手の女王様はプロと見ています。
心身ともに女性に崇拝と尊敬の気持ちがなくては勤まりません。
もちろん、NGも聞いてはもらえないのは当然ですが、一番辛いのは、女王様を選べれないわけです。
集団調教でもですが、
いつも、「ありがとう、ございます。」と御礼を言わなくてはいけないのです。
それでも、これを乗り越えるには、日常の練習が必要です。
女性の前にて、威張るような態度はできません。
いつも、目線を下にして、
腕は組んだりもしないようにしています。
女性が安心出来る努力の積み重ねが大切だとわかってきました