CFNMとは着衣女性全裸男性のこと。ウィキペディアにもちゃんと項目が立ってはいるが、日本では言葉や概念はまだ馴染みが薄いように思っていた。
ところがなんと、ついにCFNMサロンが登場した。場所は東京・御徒町の
RipCANDY。
SMサロンよりはソフト路線で、メイド喫茶に羞恥プレイを加味したような印象だが、実際どうなのだろう。けっこう流行っている様子。
「SMとCFNMは違うよ」という意見もある。今やSMのあり方は多様化し、SMにおいて不可能なものはないという状況になってくると、SMの標準的な目次もあり得なくなってくる。鞭・ローソク・浣腸といったSMの御三家は登場しないけれど、CFNMは立派にSMのカテゴリーに入ってきている。
CFNMは、僕が初めてSMクラブに行った頃は、コンセプト自体が存在せず、セッション時にM男性は必然的に裸になるだけで、それ自体が目的になることに違和感すらあった。お馬さんごっこや顔面騎乗をするのに、(M男が)全裸である必要はないと思っていたから。もちろん女王様が全裸というのもありえない。それを求める人はいるかもしれないけれど。女尊男卑&女性上位のSMでは、女王様は、普通は脱がない。
一般的にSMにヌーディティは男女とも必要十分条件ではなかった。むしろ首輪や全頭マスク、ボンデージ拘束具や、ラバー製品とかハイヒールなど、コスチュームの方にウエートがあった。
ただ、羞恥という領域は純度の高いSMのカテゴリーとして成立するから、着衣女性の前で男性が全裸になるというシチュはありだし、萌えではある。
全裸になって何をするのか? 見られているのを恥ずかしがる。あるいは芸をさせられるなど羞恥プレイになるのが一般的で、強制オナニーもよくあるパターン。御徒町のCFNMサロンではさすがにそこまでは出来ない。下半身も露出することはまず無理だろう。ただ、雰囲気だけのCFNMを楽しむ程度の空間だ。
自分の部屋で一人で裸になっても何も恥ずかしくない。他者の視線が必要になる。CFNMサロンでは、かわいい女の子の視線を1時間4500円で買うわけである。これが高いのか安いのかよくわからないけれど、内容的にはメイド喫茶以上のオナクラ未満といったところだろうか。
そう考えると安い?のかもしれない。
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