
女装の趣味はないけれど、昔、編み上げ式の本格的な
コルセットを買ったことがある。
もちろん、女王様に着て頂きたいと思ったからでした。
初めて実物を手にした時、なんとなくエロティックな気分というよりかは、これはいったい下着なのか、器具なのか?という、奇妙な感興があった。19世紀のヨーロッパで発明された比較的新しい衣装で、産業革命的歴史の重さのようなものも感じる。実際、ずしりと重たかった。
SMやボンデージでは定番のアイテムだし、ノンケの紳士淑女にも愛好家は多いと思う。
ハイヒールなどと並び、女性ファッションは身体的に負担が大きく、それは美の犠牲として、つまり男目線を上位に置いた因習と伝統的な構造が見え隠れする。
パンプス・ヒール強制問題の終着点──結局、女性たちは何を履けばいいのか?
SMクラブで予約時に、衣装や小道具の希望を尋ねられると、昔はよく
「バリバリのボンデージとハイヒールでオナシャス!」 などとやみくもにお願いしてましたが、最近はなるべく、「動きやすい楽なスタイルで」とか、「カジュアルな感じに、女王様のお好みで」と言うようにしています。
季節によっては「水着ってアリですか?」などと、トンチンカンなお願いもしてたりしますが、なるべく女王様のお体に負荷の少ない配慮をするようになりました。
しかし、やはり視覚的な魅力も諦めきれず、ご挨拶の時だけ一瞬パンプスを履いて頂いて、跪いてキスをするという様式にコダワリたい衝動にかられてしまう。
だから、使うかどうかはともかくとして、コルセットとハイヒールは、セッションの時にはいつも「マイ・グッズ」として持参しているのですが、ナニカモンダイアリマスデショウカ?
国会でも議論 女性へのパンプス強制はハラスメント? 
まぁねえ、SMクラブで女王様にコルセットやハイヒールをお願い(強要?)するのをセクハラとまでは言われないにしても、そういうマゾのワガママは、「束の間の
制服」とは言えるのかもしれませぬ(>_<)
オシャレだと思って女王様が自ら主体的に身につけられる場合でも、苦痛に感じていらっしゃったり、それこそ因習的プレッシャーを無自覚に着流しているとすれば、潜在的にハラスメントとなりえるのかもしれない。
それにしましても、僕はエゴマゾであることを否定しませんが、地球環境以上に女王様には優しい「
エコ(ECO)マゾ」を心がけております。
そうすることで、女王様の方も、マゾに優しくしてくれるような気がします。
気がするだけですが(>_<)■ ガーター騎士団
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SMクラブでのM紳士も、女王様を束の間支配するマゾッホとして君臨しているのかもしれない。そんなことも考えさせられます。
Homer様は、女王様を優しく「征服」されている?そんな印象です。