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マゾヒズムに花束を!

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手塚治虫AI漫画「ぱいどん」〜人口知能は電気羊の夢を見るか? 

手塚治虫AI起動_1

 このトピックは、もしミケランジェロやシェークスピアが今の時代に生きていたとしたら、どんな作品を創り出すのだろうかという妄想にも火が灯される。

 膨大なビッグデータを人口知能に学習させ、最新のテクノロジーと人類のコラボが、究極の芸術作品を生みだす。

 立ち読みでなくて、おそらく十何年ぶりかで漫画雑誌モーニングをきちんと購入して読んでみました。

 巻頭カラーページでこの企画の概要が掴めます。

手塚治虫AI起動_2


 子どもの頃から熱烈なる手塚ファンであった僕は、話題性を抜きにしても、きちんと読んでみたかった。

 なるほど、確かに今は亡き故手塚治虫が、この令和の時代に生きていたら、本当にこんなテイストの漫画を描きそうだな・・・そう思ったが早いか、少し目がウルウルしてきた(>_<)

 いや〜、なんか懐かしいっちゅう感じ! 

 現役の作家が、天然知能で描いたのでは?と思えるほど、違和感ない。

 生身の人間が高度にパクったのだとしても、上出来だと思えるワケなのだから、まだウブ声をあげたばかりの未熟なAIが、人並みレベルには成長しているのだろう。

 それにしても、人口知能がシナリオ生成とキャラクターデザインまで担当して実行されたのだというから驚きだ。

手塚治虫AI起動_3

 手塚プロのヒューマンパワーとのコラボ的な側面もあるのだけれど、「漫画の神様」だからこそ、やってみる価値と意義があるのかもしれない。

 昔の手塚ワールドを知らない世代は「何のこっちゃ?」と首をかしげるかもしれないが、久しぶりに、本当に久しぶりに漫画を読んで興奮した。

 長生きはしてみるものぢやなのう・・・

 
 あまり関係ないけど、谷川俊太郎に「百三歳になったアトム」という詩がある。

 今回の「ぱいどん」を読んでみて、おぼろげながら、それが頭に浮かんだ。

  
  人里離れた湖の岸辺でアトムは夕日を見ている

  百三歳になったが顔は生まれたときのままだ

  鴉の群れがねぐらへ帰っていく

  もう何度自分に問いかけたことだろう

  ぼくには魂ってものがあるんだろうか


         「夜のミッキーマウス」(新潮社)より


 この詩にはまだ続きがあって、この先が面白いんだけど、まぁそれはおいといて。

 膨大なビッグデータを学習させ、AI(人口知能)が手塚ワールドを生成したという新作漫画作品「ぱいどん」には、人口知能にも、もしかしたら魂が存在し得る可能性があるのかもしれないということを思わせてくれる。

 近い将来、人口知能による「言葉責め」アプリの開発が、期待できる?

 自分のマゾ性癖とツボの台詞を人口知能にディープラーニングさせれば、必ず抜ける言葉責めが実現される。

 これこそ究極のフェティシズム快楽ではないだろうか?!??!!!

 言葉というのは、物質ではないかもしれないが、物神崇拝の核となりえるコンテンツな気がする。

 ハイヒールや縄、あるいは鞭などにも繋がる、俺のマゾヒズムを感情移入しやすい入れ物としての言葉には、恥ずかしくて割り切れない思いや余白を埋めてくれる物語が見える。

 人口知能は、電気羊の夢をみるのだろうか?

 
 どうでもいいか、そんなコト(最近こんなんばっかだな・・・)

■ アポロの歌


■ ブレードランナー  アンドロイドのマゾは、電気鞭で打たれる夢をみるか?


■ 永井豪
 ノーマルな漫画家が描くSMの世界(永井豪はノーマルじゃねーか?)


■ 宮崎駿 宮崎アニメは世界にロリコン市場を創出した!


■ マンガでわかるドM


 お元気クリニック 麗羅(三山のぼる) Behive ハレンチ学園

Sです、あなたは? おねえさんのキック pu_桂 正和 「エム」  pu_Sweet_Mariage



■ チ○コがときめく4コマ漫画
フジ三太郎_本になりたい








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[ 2020/03/01 13:26 ] BdSmマンガ夜話 | トラックバック(-) | CM(2)
詩の続きが知りたい。
[ 2020/03/02 15:34 ] [ 編集 ]
最初にこのプロジェクトの存在をテレビCMで知った時、現在も熱烈な手塚ファンを自称する僕としては「漫画の神様を冒涜するな!そんなの不可能に決まってるじゃん!」と思ったわけですが、同じく手塚ファンの友人に勧められてコンビニで現物を手に取ってみると、これが思いがけずよくできている。homerさんがウルッときたのと同様に、僕も胸が熱くなり、思わずお金を払って我が家にお迎えしてしまいましたよ。

なんというか…初恋の人の瓜二つの娘さんに出会って、当時の熱い恋心が蘇ってきて胸が締め付けられた様な感じ。
この作品にさほど違和感を感じないのは、作画担当のつのがい氏の画力に寄るところが大きいとは思いますが、手塚治虫の絵はもっとラフで大胆に流れるような線であるのに対して、つのがい氏の線は神経質にカッチリと閉じた感じ。まあ画風を似せようとするとどうしてもそうなるのでしょうし、常に締切に追われて書き殴りに近いような絵にも涙を飲んでいた当時の手塚治虫が置かれていた状況とも全く違うのでそこは致し方ないか。

AIが紡ぎ出した作品のプロットに関しても、手塚治虫の世界観をよく再現できてるなぁ…と感心したのですが、21世紀を待たずして亡くなった手塚氏と、リアルに体現している我々やスタッフとの認識の差か、発想や想像力の大胆さという点においては少し物足りない感じを受けました。

るみ子さんが仰るように似て非なるもの…手塚治虫の新作というにはおこがましいかもしれませんが、手塚治虫体験のある世代のノスタルジーを掻き立て、少年期のワクワク感を再び思い起こさせてくれるという意味で、手塚治虫の遺伝子を受け継いだ漫画の神様の申し子と言ってもいいのではないでしょうか?

現在、手塚治虫作品の刊行は、カラーページやセリフの改変も可能な限り雑誌掲載時に近づけて再現した完全版が主流になっていて、大幅に改編された単行本でしか手塚治虫を知らない世代にとって、古い物からの発掘が逆に新鮮な手塚治虫に触れられる唯一の機会となっています。
常に完成形を目指した手塚治虫の意思に背く形でしか、手塚漫画に対する飢餓感を癒す事ができない。

そんな中でこのプロジェクトは、あったかもしれない手塚作品の新しい可能性を広げてくれるという意味でアリなのかな?と思いました。

父親に生き写しの手塚真氏が、監督した映画「ばるぼら」の記者会見で「お父様がこの作品をご覧になられたらどういう感想を持たれたと思いますか?」との記者の質問に『きっと、父親は「僕ならもっとずっと面白い映画にできたよ」と言ったと思います』と答えていたのを聞いて、さもありなんと。

きっと天国で「ぱいどん」を見た、負けず嫌いの漫画の神様は、同様の感想を漏らしているかもしれませんね。

今後のプロジェクトの展開に期待しましょう。

[ 2020/03/02 22:02 ] [ 編集 ]
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