もう30年ぐらい前になりますが、イギリスの大英博物館を訪れた時、日本の浮世絵が展示されていたのをみてびっくりしました。その中に歌川広重の下絵(スケッチブック)なども厳かに保管されており、印象に残っています。
こちらは、春川ナミオさん直筆・手書きのスケッチブック。
10年前に北川プロを通じて、特別に譲って頂いた僕の宝物です。
いつの日か、大英博物館に寄贈して、展示・永久保管してもらおうと考えています。
このスケッチは、ストーリボードになっており、のちに「復讐の美尻」(作品No.165)としてビデオ、DVD化されてリリースされました。
原画というか、ここで描かれているイラスト自体は未発表で、今回が初公開でしょう。
ビデオも春川さん自らが監督されており、映像的には随所にコダワリの跡がみてとれます。
このスケッチブックの冒頭にある、タイトルのレタリングも春川さんらしい独特のタッチで、台詞やト書きなども含めて、きめの細かい肉筆の文字が、また何とも言えない味を出しています。
登場人物の名前は、A子とB子、そしてA子の職場のセクハラ上司の名前が「春川」となっており、春川さんの願望を描いているようです(>_<)
春川さんご自身も普通の会社員をご経験されていますが、実体験をリアルに描いているわけではなく、もっぱら妄想を主体としたストーリーになってます。
それにしましても、まだセクハラという言葉もなかった70年代の、高度経済成長期の日本では、職場で男性社員が、女性のお尻へ「挨拶がわり」にタッチするという、トンデモナイ習慣というか文化というか、風俗と言うべきなのか知りませんが、確かにありました。
(僕はしたことないけどね)
この当時は、小額生もスカートめくりを普通にやってたし(これは僕もしたことある)、そのついでに
お尻に手がなんとなく触れる程度の行為は、
許されていた。
↑ んなワケね〜だろ (。。)☆\バキ
ちなみに、僕は同級生の女子のスカートの中に、顔(頭)を突っ込むという、まったく今から思えば、ホントにあり得ない奇行をしていたもんだ。
(実は、今でも、SMクラブでは時々させて頂いておりますが、何かモンダイありましたでしょうか?)
春川さんのスケッチブックを見ていると、文明社会で生きる男の、特にM男の儚い夢の宇宙が広がっているのを感じることが出来ます。
文化人類学的に国宝に値するし、大英博物館でなく、
国立科学博物館に収蔵されるべきかもしれません。
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これは貴重でございます。
驚きついでにある事も思い出しました。
この北川作品に出演されている宝条女王様は詳しいことは割愛しますが北国出身の女王様で、きめ細かいもち肌でまさしく美尻の持ち主でございました。そんな記憶まで出てきた程に素晴らしいものをお持ちの貴兄が羨ましいです。
小生もお恥ずかしながら多少はコレクトしてますが原画のコンテとは素晴らしい
でも価値のわからない者からすると無用の長物でございまして今後の保管が心配でございます。
小生は以前 真面目に貴重な官能劇画作品を東麻布のアルファインに寄贈しようかと考えまして 女王様に話したら それも良いかもしれないが SM名画喫茶みたいのがあれば流行るじゃないと言われました。お笑いください。