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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

昔と今のマゾ 

 古い記事だけど、朝霧リエさんの「昔と今の女王様」というコラムを読んだ。

 昔から彼女の文才には瞠目していましたが、今の若いマゾヒストも必見のコンテンツです。

 僕も、いつの間にか「昔のマゾ」になってしまったみたいだ(>_<)

「それなりの覚悟と意気込み」に関して言えば、当時の女王様だけでなく、マゾにもあてはまっていたと思う。

 たとえその場限りの「お遊び」にせよ、相当の覚悟がなければ、SM体験はできるものではなかった。

 日本三大マゾの武勇伝ほどではないけれど、僕も昔は「それなり」の覚悟があって(今もだが)、修羅場は踏んでないにしても、様々な経験をさせて頂いた。

 社会人としての、仕事での経験以上のものを、SMから学んできたと思っている。

 口コミはもちろんのこと、ほとんど情報がなかった時代、やみくもに自分の夢を求めて彷徨う姿は、真剣だっただけに、今思うと滑稽にさえ感じる。

 マゾも女王様も、手探りで真面目に模索していた時代だった。

 僕の個人的な感覚かもしれないが、今でも遊び感覚でSMをやる気になれない。

 やるからには、ガチで本気で、純粋に、そして可能であれば女王様にはお楽しみ頂けるように精一杯努力したい。

 楽しくなければSMじゃない! という女王様もいる。

 「私が楽しくないと、マゾは悲しいんでしょ?」と、こともなげにおっしゃる平成生まれの女王様には、正直、脱帽してしまう。

 おっしゃるとおりです(>_<)

 昔と今を単純に比較は出来ないのだけれど、今風の、若い女王様の中にも、昔ながらの伝統芸を引き継いだようなセンスをお持ちのドミナがいらっしゃるのが救いだ。

 SMの文化、特にFemDom的な情趣豊かなものは、昔の日本にはなかった。

 「女は縛ると美しくなる」とか言ってた伊藤晴雨など、先駆的な人材は女性緊縛等に集中し、沼 正三や春川ナミオの登場まで、男性マゾヒズムは、SM変態カテゴリーの中では、隅っこに追いやられていた。

 西洋的なスタイルとセンスを持ち込み、洗煉された形に仕上げたのが、リエさんを含む黎明期のSM女王様たちだった。

 リエさんは、そういう意味で、西洋のFemDom的な情趣を日本の伝統と融合させ、女王様としての巧みの芸を後世に伝え継ぐエヴェンジェリストだと言える。

 先行き不透明で閉塞感が漂う昨今ではありますが、もともとSMというのは、一発で答の出る世界ではない。

 どうしたって胡散臭いし、いかがわしい。

 しかし、究極の感動や美が見られる瞬間も、確かにある。

 関係性の賜物で、過程であり、揺れであり、共感するもの。

 言葉や表現は異なれど、リエさんは昔から同じようなことを述べられていた。

 僕もそうしたことを、わかっていたとは言わないけれど、無意識で了解していたような気もするのです。

 どうでもいいか、そんなコト(>_<)


【朝霧リエさん関連エントリー】

■ SMの女王様に市民権を与えたのは朝霧リエです

■ ラシオラは裏切らない

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