
沙也加さんとは、六本木時代に何度かお会いしていた。
表情やスタイルだけでなく、気配りの美しい女王様だった。
どこの世界でも、成功する人は、まず人間力があるんだなあと印象に強く残っている。
一昨年、久しぶりにお目にかかれると期待して、赤坂の新しいお店に顔を出した時、その日はたまたま体調不良でお休みでした。
そんなのはよくあることで、たまたまご縁がなかったとあきらめ、またいつか機会があればと、次回お会いできるのを楽しみにしていました。
先日、お星さまになられていたことを Twitterで知りました。

生前、彼女と特に親しいお付き合いがあったわけではないのですが、女王様というのは、マゾヒストの心の中では永遠の存在だと思う。
だから、例えば引退されたりお店を辞めたとしても、その実在が無になるわけではなかった。
しかし、元々なかったような絆であっても、もう絶対に会えないという物理的な距離感は絶望的だ。
同時代の、自分のSM青春期を共に過ごしてきた女王様との絆が、これで本当に、永遠に無くなってしまったことを寂しく感じています。
あまりにも突然の、あまりにも早すぎるお別れに衝撃を受けました。
遅ればせながら、ご冥福をお祈り申し上げます。
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だから女王様が亡くなられても、永遠にお会いすることができない悲しさや寂しさが強くても、心のなかでは永遠に残るのではないでしょうか。
強い悲しみさ寂しさを時間が癒やし、その後の人生の永遠の存在になるのでしょうね。