
いつの頃から「人生百年」時代と言われているのか知らないけれど、このフレーズは、どれくらいの年代の人たちに向けられているんだろうね。まさか99歳の人に、あなたの寿命はあと1年ぐらいですよという意味ではなかろうもん。
大雑把には、今まさに働き盛りの人達に向けられたメッセージなのだろう。
昔は還暦すぎたら、いつお迎えが来ても、うろたえないぐらいの覚悟というのか、悟りとでもいうのか、「あと何年、生きられるのかな?」程度の気分にはなれていたように思います。
だけど、「何歳まで生きる!」と言えるほど明確な意思も思想も、少なくとも僕にはないように思う。
まぁ、深刻な病気の人には申し訳ないですけれど、漠然と、運がよければ、老衰で逝くんじゃないかな?というぐらいの感覚だろうか。
実は、私事で恐縮ですが、今年の春に脳出血で入院し、ICU(集中治療室)で三日三晩、生死の境を彷徨いました。幸いなことに、大事には至らず、3週間ほどの入院、加療の後、現世に復帰しましたが、一時は「もはやこれまでか」という、あきらめにも似た気持ちをリアルに味わいました。
医師に、「あなた、もう少しで死ぬかもしれなかったのですよ」と言われた時、不思議と、「別に死んでも、構わなかったのに」、とも思ったものです。
しかし、それは口にしなかった。
口にするのは怖かったけれど、本当に不思議なことに、少し哀しい気分になったぐらいで、なんとなく、覚悟は出来ていたような気がします。
心の準備こそできてはいなかったかもしれないけれど、この問題は、どうすることも出来ないことは、わかっていた。
おそらく40代、50代の時には、きちんと、わかっていなかった。(今もだが・・・)
還暦を過ぎると、なんとなく、悟りではないけれど、あきらめとも、絶望とも違う、でも、かなりシリアスなモードで、ふと、腑に落ちるような感覚は、身についていくものなのではないでしょうか。
身近な人たちの、悲しいお知らせを耳にすることも増えてくるお年頃でもあるし。
昨年、春川さんが亡くなられた時には、メメント・モリについて深く考えさせられました。
いやでも、いろいろなことを考えてしまう。
若い頃は、いや、50代でも、自分がまだ若いと思っていた時には、生きることについては考えても、死ぬことについてまでは、あまり真剣に考えなかった。
幸いなことに、自殺したいほどまで絶望したこともありませんでしたから、生きるとは、最終的には逝くこと、すわなち死ぬことだという、当たり前のことにも、目を背けていたように思う。
(今もかもしれないが・・・)
期せずにして、このブログのプロバイダ(FC2)から、もう終わりになるかも?というようなお知らせが届きました。
システムの変更後(10月以降)、どうなるのか知りませんが、もしかしたら、もうこれでおさらばになるのかもしれません (>_<)
具体的には、アダルト系で問題のありそうなブログ(つまり当ブログ)は、URLが変わり、ブログ内リンクもおかしなことになりそうな気配です。
今後、このブログそのものが表示されなくなる可能性もあるようです(たぶん)
まぁ、そうなったら、そうなったで、受け入れるしかありません。
これからどうなるのか、どうするのかは、あまり考えておりませんが、気ままにまた何かどこかで書くようなこともあるかも鴨川。
Twitterのアカウントはまだ残っているので、その時はお知らせします。
マゾヒズムは持続可能なのかどうか、わかりかねますが、この気持ちは、いつまでも持ち続けて逝きたいと願っております。そういう、ささやかな願いを込めて、このヘンテコなブログをやってまいりました。
長年に渡って、この拙ブログをご愛読して下さっていた皆様には、本当に感謝申し上げます。
思い起こせば、このブログを通じて得たご縁のおかげさまで、楽しいひと時を過ごせる機会も多かったのです。
みなさんからのコメントが心に刺さることが、多々ありました。
おなじみのコメンテーターの方々はもちろん、相互リンクのブロガーさん、様々な出会いが印象に残っております。
皆様とのご縁こそ、持続可能な心のスパイスとして、これからも大切にしたいと考えております。
まぁ、これが永遠のお別れになるとも限りませんが、万が一の時のこと(いろいろな意味で)もありますので、ひと言、ひとくぎりのご挨拶とさせて頂きます。
本当に、人生が百年時代なら、またいつか、どこかでお目にかかる機会もあるでしょう。
その時は、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
皆様のご多幸を、心より願っております。
ごきげんよう。
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大病なされたのですね
それは大変でございました。
実は小生も 大学病院のお世話になってばかりでして、昨年は大手術でした。
(実は手帳持ち)
それでも、世間に戻れば
官能の世界を堪能しております
それもハードなことを
お恥ずかしい話しですが
やはり豊満なお尻の下に敷かれると
身体が喜んでいる始末
やはり この素晴らしい秘性は
死ぬまで楽しませてくれるはずですから
そう思って日々を過ごしてます。
貴兄も 必ずや
まだまだという気持ちになれますから
必ずです。