今年も残りあとわずかですね・・・
このブログをお読み頂いている僕と同世代の人は、お身体の具合はいかがでしょうか?
長年にわたりお付き合い頂いている方々には、くれぐれもご自愛頂きたいと願っております。
もちろん「今日初めて読んだよ!」というビジターの皆様にも、同じ気持ちでおります。
今年は病院の待合室で、ボケ〜と過ごす時間が多かったし、長かった一年でした。
先日も、雑居ビルにあるクリニックにお世話になったのですが、つい非常口や非難経路を確認してしまった。
別にいつ死んでもいいかもという心境には、今年はなってしまったのですが、誰かがガソリンまいて放火されてしまうのは、勘弁して欲しいという感じであります。
大阪の犠牲者の方々のご冥福を、心よりお祈り致します。

これは、今年僕が入院中に読んだ本です。
養老孟司は「バカの壁」以前からのファンで、これまでに数冊読んでいますが、この本は養老先生の後輩で主治医の中川恵一氏との共著で、最後に漫画家のヤマザキマリとの鼎談(コレが面白い!)が載っていて、深刻なメッセージを伝える内容とともに、エンタメ性も豊かな、「脳にいい」コンテンツでした。
普段僕たちは、日常的には死をあまり意識せずに、ノホホンと暮らしています(たぶん)
だけども、大病を患って「死ぬかも?」と一瞬でも思ったりすると、死生観や人生観がガラっと変わったりするものです。
頭ではわかっているつもりでも、リアルに体験しないと、なかなかここまでの域には達しないように思う。
養老先生も昨年の6月、心筋梗塞で緊急入院しキワドいところで一命とりとめるというご経験をされました。
タイムリーな企画といっては不遜な気もしますが、この本はそれをもとに書かれています。
今年を振り返ると、いえ、人生を振り返ると、僕は医者に「あなた、下手すると死んでたかもしれないですよ」と言われたのが、最も衝撃的な出来事でした。
そ、そんなこと言われても・・・ (>_<)
本当に頭が真っ白になってしまった。初SMプレイの時のように (。。)☆\バキ
詳しくは、過去記事
サヨナラだけが人生だ を参照して下さい。
実際に、ICUで三日三晩24時間点滴で生死の境を彷徨ったらしいのですが、自覚症状的には、どうってことはなかったのに、あとから冷静に振り返ると、人生観、いや死生観が、随分と変わったような気がします。
五体満足で生きてるだけで、感謝したくなる。
そういう意味で(あまり意味ないんですけど)健康面で問題なく、悩みのない方々にも、この本をお薦め致します。
きっと、心に刺さる一冊になるのではないでしょうか(たぶん)・・・
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