
最近、ちょっと気になっている FemDom Art をご紹介します。
教会らしきところへ奴隷を「持参」していく貴婦人の姿。
これだけならどうということのないFemDom的な描写ですが、注目したいのは二人の前方(画面としては後方)の壁に見える、祭壇画のように圧倒的な存在感で迫ってくる大理石の彫像。
数年前、イタリアのサン・ピエトロ大聖堂を訪れた時の記憶が蘇った。
中世のイタリアにありそうな荘厳な様式で、神秘的とも、不気味とも言える雰囲気が祀られています。
なにやら意味深な寓意も見えそうな、妖しい美しさが光ります。
鞭を持つ女神?のような、その下に全裸で拘束されている男たちのレリーフ。
教会でなく礼拝堂かな?
僕のよく知らないアーティストですが、想像力を膨らませてくれるような作品。
西洋美術の伝統をバックボーンに持つアーティストの作品は、ひと味違うと思います。

同じアーティストによる別の作品です。
- 関連記事
-
私も何度かイタリア旅行をしておりまして、懐かしく拝見しました。
システィナ礼拝堂も似たような雰囲気だったと思います。
おっしゃるように西洋美術の奥の深さを感じる画像には感銘を受けますね。
描かれているモティーフを越えて魂を揺さぶる美の力を感じます。
ところで、マゾロポリタン美術館って、NYにあるメトロポリタン・ミュージアムへのオマージュですよね? なかなかいいネーミングセンスにも脱帽です。
美術的な知見と造詣の豊富なhomer様の今後のご投稿を楽しみにしていおります。