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マゾヒズムに花束を!

恥ずかしくて、ためになる情報発信 Female Domination & BDSM

(仮)無題 

 いったい何のために、このように滑稽なコトをやっているのだろう?



 好きでやっているのは間違いないし、もうやるしかないわけだが、正直なところ、真の理由は、わからない。

 何が哀しくてここまで人としての尊厳を棄て、ミジメな道化を演じるのか。

 もう惨めとも哀れとも感じなくなってしまったとはいえ、こうしてあらためて写真を客観的に眺めていると、不思議な気分になってくる。セッションの最中には中々わからないものだが、身体が健康で、意識も(比較的)まともな自分の姿に、感謝の気持ちもこみ上げてくるのである。

 何度かセッションを重ねていくと、女王様と心を通わせ、共感しあったり、信頼し合っていると思える時がある。特にプレイ内容ばかりでなく、考え方や好みといった、お互いの内面的な部分において、わかりあえると、ちょっと幸福な気分になれる。

 支配され、服従するという限られたロールプレイの中で、普通のつきあい方では到達できない境地をお互いに認識する。ここに、性行為とはまた別の次元での愛を確認することもできる。憐憫と言い換えてもいいのかもしれない。

 混沌としながらも、感情の浄化を誘う、奥深い行為だと思う。

忘却とは忘れさること



■ 記憶しておこうと思う
RealME_Ritual_GTOP_Memory.jpg


■ 感動の人犬プレイ
エクセレント

■ 黒いハイヒールの眩惑
ほらほら

■ なに勝手に逝ってるのよ!
逝かせて頂きます女王様




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[ 2023/05/28 17:46 ] えすえむだけが人生だ | トラックバック(-) | CM(6)
homer様の足下にも及びませんが、確かに心が震える時がありますよね。
お互いの本名も知らない、お金を介したつながりだけど、ある意味どんな関係性より深い。

その深淵を垣間見させていただけるこのサイトが好きです。これからもよろしくお願いいたします。
[ 2023/05/30 07:56 ] [ 編集 ]
 このようなショーもない話に共感して頂きまして嬉しいことであります。
 たかがSM。されどSM。
 
「お金を介したつながり」だからこその慈しみがありそうな気がします。ここにこだわると粋でないような感じ方をされる向きもあるのかもしれませんが、江戸時代の遊郭のようなものと考えてみるもの粋だと思います。
 
 人間関係なんて、結局は誰とどんなことをするか、でしょう。

 そこに、不器用でも愛みたいなものが感じられるなら、幸福という快楽が見えます。

 まぁ、他の風俗でも、似たようなご経験をされている諸兄もいらっしゃると思っては書いてみたのですが、やっぱりマイノリティーなのでしょうかね。マゾだけに・・・(>_<)


>その深淵を垣間見させていただけるこのサイト

 いやいや、そこまで深くないってば。思い入れは深いかもしれんけど。

  コメントありがとうございました。




 
[ 2023/05/31 17:07 ] [ 編集 ]
「何やってるんだろう、俺」みたいなことが私もあります。前は、その「何やってるんだろう」の中に罪悪感とか背徳感みたいなのがあったと思いますが、今では(消えてはいませんが)むしろマゾヒストしか得られない喜びを享受できる特権みたいな感情が勝っています。
ある人に言わせると「低徊趣味」なんだそうですが、たしかにマゾヒストには自己を客観視する余裕、貴族趣味みたいなものがあると思います。ただ、「自分らしさ」「ありのままの自分」を肯定するとか陳腐なものではなく、相手女性の献身、自己犠牲もっと言えば慈悲みたいなものに感じ入り、心の中の寂しさ悲しさを埋め、通じ合う何かを共有する経験を通して得た面があると思います。
その感覚は行為の表裏に密着した共感とか言った、心が通じ合うものですが、支配・被支配のフィクションを通した、他では経験することのできない類いのものだと思います。それは自分だけでなく相手も同様だと思います。「変なの」とお互い笑い合った時、内面でつながっていることを確認した気がしました。

知識があるわけではないのですが、吉原の遊びとSMは一種の仮想世界を作り上げている点で共通点があるのかなと思いました。
遊女は客を選ぶことができましたし(放置されて夜を明かすことも)、単なる体の関係ではない純愛のミクロコスモスみたいなのを作り上げるために、同衾するまでの大がかりな仕掛けを設け、遊女も化粧・服装・話題・教養を磨いていたという一面もあるようです。金銭が仲立ちをしていても単なる行為の対価でしかなかったわけではないのだろうと思います。だからこそ遊里から生まれたものが江戸庶民文化を形成していたのだと想像します。
[ 2023/06/01 15:13 ] [ 編集 ]
 おお! 相変わらず卓越した考察のコメント、畏れ入ります。

 僕のこのように気まぐれな、ゆる〜い拙文に対して、なんとも鋭い切り口で貴重な洞察を披露して頂き、しかも僕の言いたかったことを巧みに補足されていらっしゃり、感謝に堪えません (>_<)

 行間を読むとはこのことでしょう! 本当はなんもない行間だったんですが・・・(>_<) 

 実際問題、支配と服従のロールプレイングにおいて、お互いにどこまで、何をわかり合っているのか、共感の深度を確認するのは困難であり、ほとんど不可能でしょうが、それでもやっぱり、勘違いや思い込みも含めての「部分集合」みたいな領域で何かが合致していることを認めざるをえません。そしてそれはもちろん双方向性のある共感で、相手の方の妥協や協調性と、諦めと失望も、そして稀には拒絶も、お互い様だと思うのです。

 古い寓話ですが、2人の読心術の使い手が、お互いの心の中を同時によみあった場合、この2人はいったい誰の心を読んでいることになるのでしょうか?

 こうした寓意を真面目に考えてみたくなるような体験が、SMセッション中のカオスには必ずあります。どうしてわかるんだろう?わかってくれているんだろう???みたいな?

 それから、プロ女王様の生真面目さは、吉原の遊女と重なる面が確実にあると思います。と、断言できるほど僕もよくは存じませんが、人生には匂いがあり、味もある。そうした感覚を、知識や教養で身につけ、他者と共有する処世術のようなものを取得したものだけに許される洗練された遊戯というものが、江戸時代の文化の中で、それこそ低徊趣味の中で熟成、醗酵していたように思います。

>金銭が仲立ちをしていても単なる行為の対価でしかなかったわけではないのだろうと・・・

 同感です。先立つものは金だけはない。

 もっとも、つるさんは有料のSMクラブではなく、プライベートな関係性の親密なパートナーさんとの実体験の方が豊富なように思われるのですがが・・・むしろそちらの方が結局お高くつくようにも思います。

 そもそも知識や所作、物腰などといった、スキルとだけはいい切れない美徳の取得の努力、自己研鑽、自己啓発の積み重ねには、あるていどの予算が必要でしょう。というより、気持ちのゆとりが・・・裕福だから心にゆとりがあるとも限らず何とも言えませんが、貧しさや貧困の中にある寛大な優しさが、強欲な強者を凌駕することは多々あります。

 現代のSMクラブのプロ女王様の中には、庶民的な女子も多いと思う。

 昭和の時代と違って、平成生まれの女王様は、比較的裕福な家庭で育っているような印象がありますが、それでも、ナントカやりくりしながら、そうした努力や投資をされていらっしゃるドミナを僕は何人か知っていますが、この業界独特の現象だと思うのです。特に緊縛などの世界がそうですが、心技体といった高度な概念で顔面騎乗をして下さる女王様もいらっしゃいました。コストパフォーマンスが折り合わない投資を彼女たちはされています。もちろん好きだからというのもあるでしょう。でもそれだけではないはずです。

 おそらく江戸時代の武士や町人にも、マゾヒストはいて、遊郭で遊女に縛ってもらったり、顔面騎乗をお願いしていた大名や貴族もいたのであろうと推察されます。そこには、「お金を払いますので、ちょっと変なことお願いいたします」といった図式はなかった。

 変であろうがアブノーマルであろうとも、この人が望むならやむなしとでもいうような阿吽の呼吸が、両者の粋な関係性を構築していた。現代のSMクラブにも当てはまる要素だという気がします。

 前のK氏への返信にも書きましたが、人間関係とは誰とどんなことをするかに聚斂されていくのだと思う。

 つるさんが江戸時代にもし生きていたら、吉原でもよろしくやっていらっしゃったでしょう。

 つるささんって寡黙なようでいて、実はかなり雄弁な紳士で、如才ない認識論が礼儀作法と打ち解けて豊かな交流を実現されている公家さんのような将軍のような・・・?

 つるさんの高等遊民のようなコメントを拝見していて、そんなことを勝手に感じておりました。

 コメントありがとうございました。 

 また行間を読んで下さ〜い(>_<)

[ 2023/06/01 18:16 ] [ 編集 ]
つる様とhomer様のやり取りに、感情の言語化ってこういうことなのか、と感銘を受けました。

>「変なの」とお互い笑い合った時、内面でつながっていることを確認した

少しわかるような気がします。うれしいですよね。

>プロ女王様の生真面目さ
>コストパフォーマンスが折り合わない投資

そうなのだろうな、と思います。そこに感謝するし、多少なりとも同類と認めていただいたときは本当にうれしい。

年取ったせいか、射〇よりそういう感情が目的で行くのかもしれません。

いろいろありがとうございました。



[ 2023/06/03 08:09 ] [ 編集 ]
 おお! 重ね重ねのコメントありがとうございます。

感情の言語化とは、まさしく詩の、ポエムの世界ですね!

なんかインスパイアされたので、長くなりそうですから、ブログ本文の方で書きます。

 こちらこそ、ありがとうございました。


[ 2023/06/04 14:34 ] [ 編集 ]
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 自分に素直になりたい!そう願っているひねくれ者なのかもしれません。平凡で小市民的な暮らしを営む一方で、過激な妄想世界を漂う、無意識過剰の仮性マゾ。



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