
顔面騎乗をして下さい。
このようなリクエストをSMクラブやフェティッシュバーだけでなく、家庭や学校でもやりやすくなったのは春川ナミオの功績だと思う。最近は女子中学生ですら同級生男子の顔の上に座ったりして遊んでいるらしいから、恐ろしい、いや素晴らしい世の中になったものだ。恋人や奥さんには、すでに初期設定でインストールされているアプリケーションみたいなもので、すぐにやってもらえる。
顔面騎乗はセックスの前戯やSMプレイとしてではなく、明るく健全で好ましい男女関係を形成する手段として認知され始めているのである。
春川が描く男性マゾヒズムをテーマにした独特の画風は終始一貫しており、一度見たら忘れられないそのインパクトは、日本だけでなく世界中から注目された。その作品数は膨大ながら、常にクリエイティブで情趣のあるエロティシズムをユーモラスに描き、現在活躍中の有名なアーティストに多大な影響を与えている。

英国在住のFem-Dmo ARTの巨匠 Sardax がその一人で、自らの画集の中で春川へのオマージュを表明している。
女性が男性の顔の上に座る。そんなまどろっこしい表現ではなく、かといってクンニリングスのようにそのものズバリを言うワケでもなく、なんだか知らないが
夢とロマンを感じる「顔面騎乗」 への誠実なこだわりを、ビジュアルに美しく世界で初めて描いたのが春川ナミオだった。
お尻でつぶして。アナルを舐めたい。黄金が欲しい。どんな願望が最終的に待っているのかは知らないが、まずは「顔面騎乗」という入り口からでないと始まらない。その先に無限の可能性が広がっている。春川はそのことをわからせてくれた。
大胆にそして洗練された手法で心の闇に光をあて、長年タブー視されてきた顔面騎乗に市民権を与えた春川の顔騎絵は
多くの人々の共感を得て、今も絶大な支持を受け続けている。

とは言うものの、やっぱりこの人の絵は恥ずかしい。僕には言えない。「春川ナミオのイラストのような顔面騎乗をして下さい!」なんて、死んでも言えない。だって見ているだけで恥ずかしくなるのも春川イラストの特徴なのだ。消えてしまいたくなるほど情けない気分にさせてくれる。そこがまたいいのだけれども。
30年ぐらい前の大昔、僕が大学生の頃、生まれて初めて行ったSMクラブでも、それが言えなくて「女王様の人間椅子にして下さい」とかなんとか曖昧にお願いしたら、
四つん這いにされて背中に座られてしまって 「ギャフン!」(←当時すでに死後)となってしまった。
(まあ、それはそれで良かった)
その時の反省で、僕は常に春川ナミオのイラストを持ち歩いている。この絵が好きなんです。これで僕の気持ちは、何も言わなくとも伝わるワケで・・・
やっぱり言えない。口が裂けても言えないほど恥ずかしい。
僕は顔面騎乗が好きというよりは、春川ナミオの描く顔面騎乗のイメージが好きなのです。

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