
麗子女王様の札幌遠征ライブショーを見た。相変わらずオーラ出まくりの緊縛ショーには堪能させられた。
お相手は先日のDVD撮影にも出演していた、地元札幌のSMクラブ
ギルティの美人M女さん。同じM女性なのに、やはり男性縄師からによる責めと違い、麗子女王様からの責めにはより妖艶な表情を浮かべていたように感じたのは僕だけだろうか。
きっと見方が違うのだと思う。
1.S男性がM女性を責める
2.S女性がM女性を責める
この二つのパターンに僕が感情移入するのは難しい。
今回のステージ第2部ではお店のお客さんであるM男を麗子女王様が責めるというものだった。
3.S女性がM男性を責める
僕はヘタレとはいえ一応はM男だから、このパターンに一番興奮するのは言うまでもない。
最近SMイベントやショータイムを目にする機会が増えたが「女王様がM男を責める」ショーは極端に少ないような気がする。まあ、昔に比べると少しは増えたかもしれないが。
第2部が始まる直前、飛び入り参加のM男二人がほとんど全裸でステージに正座してスタンばった。ぶっつけ本番の打ち合わせなし。麗子さんはバーカウンターに座ってまだ休んでいる。スタートするにはまだ多少時間があるようだ。
僕はちょっと心配になって、「もしもの時のセーフワード(プレイ中止の合図)とかは決めないの?」と聞いた。
麗子さんは「そんなに酷いことはしません」とおっしゃる。つまりとことんやるわけだ。
「止めてと言われても、やめない?」
「針とかないし大丈夫よ」 と麗子さんが言うと店のスタッフが
「いやありますよ。サイズもそろってます」だと。
すると麗子さんの目が輝き「え、あるの? 貸して貸して!...ってお返しできるものじゃありませんけど、ぜひ使いたいですワ」だと。
ひょえ~、僕は針はダメなんですよ、ってギャラリーの僕がいうことではない。
M男二人のうち片方が「NGです!」と言うと麗子さんはもう一人のM男に
「アナタはいけるわよね?」と有無を言わせずに針使用を承諾させた。
こんなに美しくて素晴らしい女王様を目の前にして「針、いけるわよね?」と迫られたら拒否するのは困難であろう。それが恐ろしい。
このM男性は針の経験はあるらしいが、それほど好きでもなさそう。このスリリングなやりとりを見聞きしているだけでも興奮してしまう。まさに筋書きのないドラマである。緊縛と鞭打ちだけのはずが結局針もやることになった。
針セットを受け取ると麗子さんは満面の笑みを浮かべながらステージに入った。
顔見知りのスタッフが「いよいよホーマーさんお待ちかねのショーですね!」と話かけてきた。
そうなのだ。この店では何度かSMショーを見ているが、M男が責められるのを僕は見たことがなかった。さっきの薫さんのショーも素晴らしかったが、僕はこれから始まるM男のショーの方によりいっそうの期待をしていた。
麗子さんの責めを受けるM男たちは全頭マスクをすることもなく、素顔を晒して嬉しそうな表情を浮かべている。それがまた新鮮というか、驚きだ。
こいつら人生投げてんのか? と一瞬思ったがそんな上から目線の自分を恥じた。本当は羨ましいと思っているくせに。
東京のフェティッシュバーでも、ハプニング的にSMプレイらしきことが突然始まることがよくある。
BARBARでそれがごく自然に行われるのは、普段イベント的にこの種のショータイムが行われているからなのだろうか。SMバーやフェティッシュバーはもはや日常的な場所として定着している。とはいえハプニングが始まることによってやはり「非日常的な空間」とはなる。
その「非日常性」に違和感がなくなる時、照れやためらい、そしておそらく無意識の偏見からも解放されるのだろう。お客さん同士の一体感も含め、リラックスしてショーを見たり参加できるムードが心地よい。
BARBAR札幌の龍パパが理想とする異空間の演出に、僕はすっかり酔いしれてしまった。
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