いまでは
SM青春小説 などというジャンルがあります。
こういうのを気軽に読める現代の若い世代が羨ましい。
親に隠れてコソコソするのでもなく、本棚にきちんと飾っているのでしょうか?
官能小説にちょっとしたSMシーンを取り入れるのと違い、サタミシュウの作品はかなり本格的だ。
短編集
「はやくいって」は、
「私の奴隷になりなさい」(スモールワールド)や
「ご主人様と呼ばせて下さい」(リモート)、そして
「おまえ次第」に続くシリーズで、前作よりこなれた文体で読みやすくなっていた。
複雑にリンクしあうこの三部作を読んでいれば、より楽しめるのですが、それを知らなくても大丈夫。
一般的には理解しにくいとされるマゾヒズムを、柔らかな視点で鋭く描くスタイルは変っていません。
おしなべて女性向け、しかもM女向けという感じですが、M男の僕が読んでも十分楽しめました。
もちろん普通の、つまり性的にノーマルな男女が読めるライトノベルズになっています。
SMに偏見のない爽やかな視線で物語が展開するところがいかにも青春小説っぽい。
しかし、冒頭の1ページ目、最初の1行はけっこう過激に始る。
おちんちんは、びっくりするほどおいしい。 これが最初の書き出し。びっくりするほどあけっぴろげだ。
*写真はイメージです.... って、あたりまえ (。。)☆\バキ さらに、
おちんちんは、どれだけ舐めても飽きない。
ご主人様のおちんちん限定だけど。 と続く。
M女性が吐露するマゾヒズムのリアルな精神性が、現代的に描かれる。
このような小説を読むと、人は誰でもマゾになれる気がしてきます。
よく誤解されやすいのですが、マゾヒストは、誰に対してもマゾになれるわけではありません。
自分が認める特定の相手に対してだけ心を許すのであり、そういう意味では健全なのだと思う。
苦痛や羞恥など、その相手からの行為全てを受け入れられるレベルはまた別の話ですが...
ご主人様を100%認め、自身を100%消し去ることが出来れば、理想の主従関係となるでしょう。
その上で、M男としては、
女王様のオマ○コは、びっくりするほどおいしい。 と言えたら最高ですね。
*写真はイメージです.... って、モザの場所違うって (。。)☆\バキ ↑【関連エントリー】
■ サタミシュウの主従関係■ 日本のSM文学■ 早稲田大学SM文学研究会
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だから、外国のポルノ雑誌なんか手に入れた奴なんかに群がって騒いだ事がある。
今は、人気絶頂のアイドルがへァーヌードなる。
受験で地方とかに行くと、日活ロマンポルノを見てきた奴が何人かいたな。
おいらも見たな「OL縄奴隷」
今、こんな奴いないと思う。インターネットで簡単に「マゾヒズムに花束を!」が
読めてしまうんだから。
どんどんハードルが下がると、刺激がどんどん強くないとダメになってしまう。
「女王様の地位向上の歴史」を読んだときも思ったんだけど、、
女王様がキワモノ的扱いを受けなくなり始めた位が丁度よかったよ。
SM倶楽部の門を叩くのに、まだ、凄い背徳感があってドキドキしたんだけれど、
もうそんな感覚麻痺してしまった。
エロ本も、親に隠れてコソコソするのが楽しいと思うな。
自分は、とってもいけない事をしているんだという、罪悪感を背負っての
SMの方がすごい刺激があったと思う。
と、そんな事をいいながら、ネットの中を徘徊してるんだから時代にはさからえないかなー。
さっそくアマゾンに注文するか^^;